バイヤーチームの普段の業務!
まずは、朝6時から6時30分頃に鳥取県漁協の漁獲のLINEグループに、ウーオが仲買権を持っている鳥取港の漁獲の画像が流れてきます。
鳥取港以外には境港や赤崎港等の鳥取県の漁港の何か所かの漁獲も流れてきます!
それを元に鳥取での地方名が混ざっているので伝わるようにLINE@にて配信します!
LINE@を配信し終わると、それぞれの持ち場の漁港へと向かいます(現在3名)
ここからが本番です、7時に港に着き各魚種や規格毎の写真を撮ります。
大体こういった感じで撮ります、大きさが分かりやすいように手で持つか横にボールペンを置きます。(写真はクロザコエビ"猛者エビ"です)
写真を撮り終わると、それぞれが担当している取引先への案内です。
セリが始まるまでにはなんとか注文を取り終えますが、間に合わなければ注文を取れなくともとりあえず競り落とす時もあります、これが非常に不安です。
売れなければ周りに頼ります。
意外とこれが多いです"付き合い"ですね。漁師さんが獲ってきてくれた魚たちをどうにかして売ります。
そして8時からセリ開始です。
ここが1番楽しいところでもあり難しいところです。これだけは文字でも口でも説明できないので、体験してみてくださいとしか言えないです...
セリ中は販売符号と呼ばれる数字毎に言葉があります。”1”だと”ちゃんと”です。この販売符号の中で1つだけ不満があります。”12”と”16”の符号なんですが、12は"てんか"、16は"てんつう"です。てんつう!? ten two? 12じゃないの?ってなります。未だにひっかかります。
赤い服を着ているか緑の帽子をかぶっている人が漁協の人です。仲買は黄色orオレンジ色の帽子をかぶっています。赤い服を着ている人が販売符号を叫び、それに応じた指を仲買が見せるという形です。
競り落とした魚が入っている箱の上に入札フダと呼ばれる、僕たちが買いましたよという証明や目印になる社名やロゴが入っている紙をいれます。各社特色があり、これはこれで面白いです。ちなみに船ごとにも船名フダというのがあります。
競り落とした魚は集荷し出荷先ごとにパレットに載せてまとめます、かなりしんどいです。鳥取弁で言うとえらいです。
集荷が終わったら、取引先へ報告です。浜で----円でした、着で====円で**ケースです。といった感じです。後は出荷伝票を運送会社へ出し港での作業は終わりです。
そして事務所[UUUO Base]へ戻ります。大体1日の業務時間の半分以上は港にいることが多いです。
※写真は使いまわしです。
事務所ではその日のセリで落とした魚を売渡明細書という漁協から
・どの船から ・どの魚を ・1ケースいくらで ・何ケース買ったか
という明細がFAXまたは仲買事務所の棚に置かれ、それを見ながら間違いが無いかチェックします。
もし活魚を買っていたらUUUO Baseの生け簀に移します。水死していないかのチェックもします。
Youtuberにも取り上げられていたオニエビ(イバラモエビ)です。漁獲がなかなか無い貴重なエビですが、美味しいエビです。
長く生け簀に飼っていたら愛着がわき、ずっと飼い続けたくなります。少し前に半年ほど飼っていたアナゴがいたんですが生け簀の温度管理の関係で出荷されていきました...
これがバイヤーの大体の一日の業務の流れになります。
鳥取港と網代港のセリは基本的に土曜日以外はあります。なので土曜日以外はほぼ毎日7時には港にいます!
セリの無い日は前日や前々日に、海上に強風が吹いていたり、波が高かったりしたときです。正直に言うと漁師の気分もその中に含まれます。漁に出ても魚が獲れないこともあるので、強風でもなく波高が高くもなくても、常にセリがあるわけではありません。陸釣りを想像してもらうと分かりやすいかもしれません。
以上がバイヤー業務です。なかなか関係者以外立ち入ることのできない世界なので友人等に話すと結構面白いようです。