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フリーランスエンジニアが語る、裁量の大きさと仕事の面白さ

こんにちは、システム部糟谷です。
「フリーランスのエンジニア」という言葉には、部分的な業務への参画やあらかじめ決められた通りに開発を進める人という印象があるかもしれません。しかし、当社には主体性を持ち、自らのスキルと推進力を生かすなかで、メンバーの信頼を得て活躍する人がいます。

今回お話をうかがうのは、フリーランス歴3年。上流工程(要件定義、設計)、新規プロジェクト立ち上げ等のスキルを持ち、現在当社に業務委託でご参画の川口諒さんです。川口さんは「ふるさと納税ナビ」のメディアの最大化を目的としたサイトリニューアルのタイミングで参画。当社での経験を自らのスキルの強みと捉え、ポジティブな未来を描く川口さんの思いと、現在川口さんと共に業務を推進する社員のリアルな声をお届けします。

★index★
1:社内担当者と密に連携、根本的な問題解決を実現
2:「問題解決力」を生かし、新たなキャリアを築きたい
3:メンバーからの信頼を得てさらに広がる活躍の場

1.社内担当者と密に連携、根本的な問題解決を実現

▼当社が1つのプロジェクトを複数部署で立ち上げ、連携を濃くしてサービスの開発を進めるのは、川口さんが参画された今回が初めてですよね。具体的な進め方について教えてください。

-当初は、要件定義から設計する段階で、やりたいことの全体像はイメージ化されていましたが、プロジェクトの進め方やMTG頻度など、具体的な部分が決まっていませんでした。
また、開発工程の段取りや進捗管理など、開発のルールを抑えていないと進めにくい部分があり、システム部主導で進めました。事業部側と密に連携して、実際の作業を画面共有で見せてもらったり、困ってる事やこうなると助かるという点をヒアリングして、その内容をフローや図にしたりと、整理しながらゴールを明確にし、どんなステップを踏めばゴールにたどり着くのか、議論しながら意思決定をする形で進行しました。

▼モンゴルの開発拠点(Unimedia Solutions LLC(以下、UMS))との連携も必要ですよね。そこで、開発全体のリーダーを川口さんが担当し、開発での詳細なシステム要件のとりまとめをハマさんとアビさんが担当する役割でスタートしたと聞いています。


-はい。当時はUMSの開発メンバーも多くいたので、毎日進捗MTGを行っていました。モンゴルのエンジニアと仕事をするのは初めてですが、違和感もなく進められました。また、現場がやりやすいやり方をすれば良いといわれていたこともあり、担当者同士の積極的な会話や細かな認識合わせなども状況に合わせて調整しながら進めていけたので、毎週確実に進捗できました。

▼自社開発に切り替わり、ワンチームとして動ける成果が出ていると感じます。今、川口さんが大事にしていることを教えてください。

-自分が運用担当者だったときの感覚を常に持ち続け「業務を知ること」です。いくらシステムをつくっても、運用担当者が使ったときに「何これ?」と思うものでは意味がありません。あらかじめ担当者一人ひとりに困っているところや解決したい点をヒアリングしたうえで、システムを設計するようにしています。また、システム化しても根本的な問題が解決されていない、といった事態は避けたいものです。だからこそ、「運用」とセットで仕組み化を行い、システムをつくっています。

▼まだ出来上がっていないシステムに対して、目的を達成する方向に進行させることは、とても難しいように思います。また一歩間違えば、システムをつくること自体を目的化してしまいそうです。

-はい、だからこそ手段が目的化しないように、必ず一度俯瞰して「本当にこれが解決策なのか?自分が求めているゴールなのか?」を確認しています。とはいえ、ときには目的からズレてしまうときもありました。システム部の阿久津さんも、同じく目的を意識するタイプです。客観的な目線で見てもらい、何度か修正してもらった経験があります。

2.「問題解決力」を生かし、新たなキャリアを築きたい


▼現在は、フリーランスとしてご活躍ですが、会社員時代の経験でユニメディアでの業務につながっていると感じるものが他にもあれば、ぜひ教えてください。

-後輩指導をしている際にも私がよく話していたのは「自分の仕事が、誰の何の役に立つのかを意識する」ということです。自分の仕事は誰かのインプット情報になっていて、そしてまた次に誰かのインプット、アウトプットになって回り、ずっとつながっているんだと。仕事もソースコードも似ている気がします。
その考えでいくと「自分の仕事は、誰の何の役に立つか?」を意識するだけで自分の仕事の質が向上でき、事業部と開発側の連携をするという業務における重要性に気づきました。ユニメディアの業務を通じて、これまでの経験でも通用すること、バリエーションを増やしたほうがいいこと、今の自分に不足している部分をユニメディアでの業務を通じて振り返っています。

▼事業部のリーダー(佐々木さん)やUMSとのブリッジエンジニア(ハマさん、アビさん)とのコミュニケーションはいかがですか。

-佐々木さんとは、日々擦り合わせしながら連携させていただきました。また業務終了時間が被った際には家の方向が同じなので、雑談を交えつつ苦労点などを話しながら帰ったこともありました。私がフリーランスという社員ではないという立場だからこそ、気軽に困りごとなども話してもらえる気がしますね。
また、普段、ハマさんと顔を合わせる機会はリモート会議のみです。ただ、先日ハマさんが東京オフィスに来られるタイミングと、追加したい機能の議論をしていたタイミングが重なり、これはチャンス!と思い、ハマさんと佐々木さん、山田さん、私の4人で、意見出しや方向性などを決める3時間のMTG枠と、終了後はそのまま4人で飲みにいくセッティングをしました。誰に頼まれたわけでもなく、勝手に企画しました(笑)

▼すごい!ちょっとした合宿ですね!3時間MTGのあとですから、みなさん喉もカラカラでお酒もよく飲まれたんじゃないですか(笑)。川口さんの「自発的な巻き込み力」の原動力が知りたいです。

-参画したときから常に「今の自分に何ができるか?」を意識していました。開発から運用までの一連のチームワークがスムーズになるように、全員が全体を意識したチームになっていけるように、それぞれ自分にできることを考えていました。そんな私の動き方を社内で評価してもらえたことは、すごく嬉しいです。

▼チーム内コミュニケーションが円滑になることは得しかないと思いますので、ぜひやったほうがいいですよね。今のふるさと納税メディアのチームとの業務連携は、いかがですか。

-コミュニケーションがとりやすいですね。そのうえで、チームとしての意思決定スピードを上げる方法について考えています。個々の仕事のやり方は異なりますし、スケジュールは決まっている。そのうえで、現在地からどのようなステップを踏めば、いち早くゴールにたどりつくだろうかと試行錯誤中です。もちろん、問題があれば解決方法を考えますし、表面化されていない問題を発見することも仕事の1つです。そのうえで「自分に何ができるか?」を問いかけ、プロセスと承認をどのように得るかについて、相談・確認している状況です。改めて、私の強みは、技術面というよりは、問題の大小を問わず解決するスキルだと感じました。

▼「問題解決」ができるスキルは、川口さんの大きな強みですね。開発のようにチームで仕事をする場合には欠かせない存在ですし、積極的にその役割を担う人としても貴重だと思います。

-確かにエンジニアの場合、履歴書等々でも技術やスキルをアピールすると思いますが、自分の武器として問題解決力を挙げる人は少ないかもしれません。

▼川口さんは人を巻き込む力、常に目的を考えながら全体を俯瞰して見る力を含め、提案力がとてもあると感じます。川口さんの人柄とコミュニケーション能力の部分も大きいと思いますが、スキルの活用も含め今後のキャリアについてぜひ聞かせてください。

-ユニメディアに参画し、今回、ひとつのプロジェクトに深く関わることができました。次は、複数のプロジェクトを進めながら、優先順位を意識して働けるかどうかが次の課題だと考えています。
私自身得意分野である問題解決能力を伸ばしたいと思っていますし、どの会社からも求められているスキルだと感じます。

▼どんなことでもいつも協力的にお話を聞いてくださる川口さん、ありがとうございました!

3.メンバーからの信頼を得てさらに広がる活躍の場


▼ここからは、川口さんと共に働く当社社員へお話をうかがいます。
まずは、メディア&プロダクト部の佐々木さんです。川口さんの印象について聞かせてください。

(佐々木)川口さんは、とにかくよく話を聞いてくれる人です。自然と事業部メンバーとのコミュニケーションの回数や機会が増えた結果、コミュニケーションロスが起因するような問題やトラブルが減り、予定通りプロジェクトが進行できました。

▼川口さんと仕事を進めるなかで、何か印象的なエピソードはありますか?

(佐々木)事業部側の事情なども汲んだうえで、機能提案やアドバイスをいただきました。また、システムに詳しくない私たちに対しても、機能やシステムの仕組みをわかりやすく説明してくださり、大変助かりました。
川口さんの参画により、各メンバーの思い込みや認識違い、方向性のズレがなくなったことも印象的です。進行も丁寧でスムーズなため、プロジェクトメンバー全員が助かっていました。とても頼もしい存在です。

▼業務時間以外の川口さん。ぜひ意外な一面を教えてください。  

(佐々木)川口さんとは、ときどき一緒に帰ることがあり、仕事以外も含めていろいろな話をします。家族と旅行やキャンプに行く話、お子さんの成長の話、ご自分の小さいころや学生時代の思い出話などの話が多いです。
どの話題も聞いていてほっこりしますし、ご家族や周りの方をすごく大切にしている感じが伝わってきますね。くだらない話でも真剣に聞いてくれますし、普段の雑談や何気ないちょっとしたときも含め、人柄のよさがにじみ出ています。

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▼どんなお話でも、適当に受け流さないというのはわかる気がしますね。
佐々木さん、ありがとうございました。

▼もう、お一人からお話をお伺いしたいと思います。

▼システム部の阿久津さんです。初めて川口さんの第一印象と一緒に業務を進めるうえで感じる印象について教えてください。

(阿久津)基本的な印象は「とても真面目」「丁寧」です。初対面の面談で感じた印象と、今の印象に違いはありません。どのような仕事をお任せしても「しっかりやってくれそうだな」という安心感があります。業務を推進するうえでの物事の可視化と問題点の発見、解決に向けたプロセスの整理がとても上手です。

▼現在のシステム部における川口さんの存在感について教えてください。

(阿久津)川口さんは、システム部だけではなく、事業部からの信頼も得ており、欠かせないメンバーです。ユニメディアの場合は、事業側とシステム側の間の調整も求められます。川口さんは、そういった部分も上手いです。

▼安定感のある川口さんに、阿久津さんが「次のステップ」としてお願いしたいことはありますか? 

(阿久津)現状、システム部内においては、毎日短いMTGを行い認識合わせや進め方の確認をしている状況です。川口さんには、さらに範囲を広げて「目的から考えるあるべき姿」と「具体的な進め方」などを提案いただけると、私たちも大変助かります。そのためには、今お任せしている業務の自由度をさらに高め、連携メンバーと積極的に進められるように私もサポートしています。

▼今後、オーナーシップを発揮していただけるエンジニアに業務委託で参画いただけるとすごく助かりますね。

(阿久津)川口さんのような問題意識を持ち、目的に沿った対応を考えながら、チームメンバーと開発を進めるチームリーダーは、大歓迎です。コミュニケーション力や先を見据える力、コスト感の有無は、採用においても重視しています。
ただ、すべての人にチームをまとめる力を求めているわけではありません。社内開発メンバーも歓迎です。

▼現時点で、将来的にチームリーダーを目指しているなら大歓迎ということでしょうか。

(阿久津)はい、現在当社のシステム部において、実際にコードを書いている社員は少ないですが将来的には、社内での開発も進めたいと考えています。自ら手を動かしコードを書くスキルを高めていきたい方も歓迎です。また、当社では、フリーランス(業務委託)での参画を募集中ですが、お互いの同意で正社員への登用もできることを知っていただけると嬉しいです。


最近では、一定期間の業務委託契約を経てから正社員に切り替わる採用をする企業も増えています。
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