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こんにちは!ユニファ採用&広報チームです!
2025年1月より、当社の開発組織であるプロダクトデベロップメント本部(以下、Dev本部)の体制が変更する運びとなりましたので、ご報告させていただきます。
新体制に伴う変更点としては、①マネジメントの変更 ②新部署の設置 になります。
CEOの土岐、新任のDev本部長のCPO山口、Dev副本部長のVPoE柿本の3名に、Dev本部が新体制で始動した経緯や新部署(AI開発推進部)発足に至るまでの背景、これからの「保育AI」について、オープンに語っていただきました。
▼対談メンバー
土岐 泰之:
代表取締役CEO
2003年に、住友商事に入社。リテール・ネット領域におけるスタートアップへの投資及び事業開発支援に従事。その後、外資系戦略コンサルティングファームであるローランドベルガーやデロイトトーマツにて、経営戦略・組織戦略の策定及び実行支援に関与。2013年にユニファを創業。全世界から1万社以上が参加したスタートアップ・ワールドカップにて優勝したことに加え、採用率が全世界で2.5%未満であるEndeavor(エンデバー)起業家に満場一致で選出されるなど、国内外で高い評価を受ける社会起業家。
山口 隆広:
執行役員CPO 兼 Dev本部長
AI開発推進部 部長
リクルートメディアコミュニケーションズに新卒入社。広告業務設計を担当。その後、ディー・エヌ・エーでのアプリサービス企画を担当し、Qrioで開発責任者等を担当。2020年7月にユニファに参画し、プロダクトマネジメント部門の責任者として、2021年9月のルクミーICTリリースや組織開発に従事している。
柿本 玄:
VPoE 兼 Dev本部 副本部長
開発一部 部長
ワークスアプリケーションズ に新卒入社。JavaエンジニアとしてSCMを始めとするERPパッケージとECシステムの開発に従事。その後、ITコンサルに転身し、PMOの業務を行う傍ら、自身でQRコード決済サービスを構築。2018年の9月にユニファに参画し、新規事業の開発担当として、ルクミーICTの立ち上げをする。
目次
1.Dev本部長(開発組織トップ)交代の背景について
2.新組織体制に伴う役職者の役割
3.役割分担の効果と期待
4.お二人への期待と新領域への挑戦
5.今後の「保育AI(ルクミー)」についての展望
6.最後に、ユニファに興味のあるプロダクトマネージャーやエンジニアの皆さまへ
1.Dev本部長(開発組織トップ)交代の背景について
――早速ですが、Devの本部長が交代となった背景について教えてください。
山口:
まずはじめに、25年3月末にCTOの赤沼さんがご退任されることになりました。これに伴い、本年1月からDev本部長および副本部長の体制を変更したという背景になります。
土岐:
およそ2年前より、赤沼さんと新たな体制についての議論をしていました。実は、当初から赤沼さんのご退任ありきという話ではありませんでした。
昨年の夏頃に、現行の事業戦略やフォトAIプラットフォームを打ち出し、一定の方向性が明確になってきました。これを踏まえ、ユニファとして更なるスピード感を持って成長を図るため、Dev本部として次のステップを考えた結果、今回の決断に至りました。
2.新組織体制に伴う役職者の役割
――山口さんと柿本さんが新たに担う役職について、具体的にどのような役割なのか教えてください。
山口:
私は主に、CPO兼Dev本部長として、開発組織全体の生産性の向上や、「保育AI」などの新領域のプロダクトの方向性の策定、プロダクト組織の強化を担当しています。要するに、プロダクト領域(PM, Design, AI R&D)をメインでDev本部の運営をしていきます。
柿本:
私は、VPoE兼Dev副本部長として、技術戦略の策定やセキュリティ方針の検討、技術調査、採用活動などを行い、エンジニアリング領域(Server, App, SRE, QA)をメインで担当することになります。
特に、これまで赤沼さんが対応されていた採用活動等の対外的な業務においても、自身で取り組むチャレンジと捉えています。1人で対応していくのではなく、マネジャーはもちろんメンバーも巻き込んで、「ユニファといえば、このような会社」と、ユニファの本質を外部のエンジニアの方々に認識してもらえるようになりたいと考えています。
3.役割分担の効果と期待
――プロダクトマネジメントの広範な領域を二人で分担し、それぞれの専門性を活かしてカバーしていくということですね。
この役割分担により、Dev本部の運営にどのようなプラスの影響が期待されますか?
山口:
今回のマネジメント変更を受け、Dev本部の柿本さんを含む5名が新たにマネジャー職に就くこととなりました。
自部門だけでなく会社全体を考える人が増えることで、私も相談相手が増え、業務遂行がより一層円滑になることを期待しています。
土岐:
各人が自身の強みを生かすことで、事業としての意思決定のスピード向上を目指せる組織を作りたいという思いがあります。
私と赤沼さんで回していた従来の体制から、プロダクト全体の統括における強みを持つ山口さん、開発技術に強みを持つ柿本さんへとバトンを渡し、各人の「強み」を生かしていける組織を構築することで、意思決定のスピードを速めていきたいです。
山口:
一人で業務を進めている際は、進捗こそあれど、全体の成果が芳しくないと感じることが多々あります。役割分担をすることによって、それぞれが高い成果を出せるため、事業の進行を大きく加速させることができると考えています。「二人三脚」というところの効果は、事業の前進に大きく影響すると確信しています。
4.お二人への期待と新領域への挑戦
――土岐さんはお二人に、どのようなことを期待していますか?
土岐:
やはり一番は、プロダクトとテクノロジーの分野で新たな価値創造をリードしていただきたいと期待しています。
最終的には、顧客を深く感動させるような革新的なプロダクトの提供を目指しています。
短期的には新体制の安定化を図ることも重要ですが、中長期的にはDev本部としてどのような価値創造をし、どのようなプロダクトを作るべきかを共に探究していきたいです。また、リスクと可能性についても議論を重ね、最終的にはプロダクトの検証まで、しっかりと体制を整えて進めていく方針です。
組織における重要なもうひとつの変更点としては、AI技術の開発を加速させることを経営の重要な優先事項と位置づけ、「AI開発推進部」を新設し、体制を整備しました。
業界の動向や技術の潮流を見ながら、健全にリスクテイクを行い経営と一体なってイノベーションを推進する新たな挑戦をしようとしています。お二人には果敢に向き合っていただきたいですね。
――土岐さんの想いを聞いて、これからの意気込みなどはありますか?
柿本:
テクノロジー面における責任者として、現実的な提案を行う一方で、ワクワクする要素を大切にしたいと考えています。これまでは、ユーザーのニーズを捉えることが求められていましたが、これからは技術の可能性を全面に押し出し、ユーザーが予想しないような新しい価値を提供していきたいです。
山口:
現在、「保育AI」を含む新たな領域に向けて動きを加速するフェーズだと思っています。AI開発推進部の新設により、会社としても「保育AI」事業に注力しやすくなり、スピード感も大幅に向上しました。新しい事業が生まれる開発組織にしていきたいですし、新部署の設立に伴い、それに向けての動き出しが叶ったという実感があります。
5.今後の「保育AI(ルクミー)」についての展望
――最初に、なぜ「保育AI」に取り組もうと思ったのでしょうか?
土岐:
結論から申し上げますと、これまでの経験を踏まえた「経営者としての勘」が大きかったと言えます。これまでに「ルクミー」を通じて業務負荷の軽減を実現してきただけでなく、その先にある”ワクワク感”を創出することに興味がありました。
保育ICTの企業が多く台頭する中で、顧客の課題やニーズがより複雑化し、高度化しています。これにスピード感を持って迅速に対応し、他社との差別化を図るにあたって、私はAIがもつ可能性を強く信じ、その力を保育の現場及び経営において最大限活用すべきだという考えに至りました。
――土岐さんから「保育AI」を推進したいと聞いた際はどのように感じましたか?
山口:
率直に言うと、最初は非常に悩みました。
ほかにも多くの優先課題がある中で、どのようにバランスを取るべきか悩みました。しかし、実際に取り組んでみると、顧客から予想以上にポジティブな評価をいただくことができ、「この方向性で正しかった」と確信するようになりました。
柿本:
エンジニアとして、新しい技術を導入すること自体が楽しい経験です。それに加え、今回の取り組みは事業としての大きなポテンシャルを感じさせてくれるものでした。AIを保育の世界に導入し、その価値を顧客が実感できるなら、事業成長の新たなドライバーになるのではないかと興奮したのを覚えています。
――今後、「保育AI(ルクミー)」がどのような位置づけになっていくことを期待しますか?
山口:
短期的には、「保育AI(ルクミー)」が一般的なユーザーにとっての第一想起として認識されることを期待しています。
広い視点で見ると、AIが仕事の中で一般的に使用される時代に突入していると感じます。私たちも日常的にAIを活用していますし、保育所の先生方も日常的に使用するようになっています。
AIという言葉が普及している間は、まだ役割が完全に果たされていないこともありますが、将来的には「保育AI」としてではなく、「ルクミー」として広く浸透してほしいと思っています。多くの施設が「保育AI」を使用し、「ルクミー」を導入している状況を実現することができれば、非常に喜ばしい前進だと感じます。
柿本:
理想的な像としては、ユーザーが「知らず知らずのうちに使っている」という状態です。
AIを意識せずに、実際はAIによって支援されているというレベルまで社会に浸透していくことを期待しています。
――では、「ルクミー」が普及していく中で、どのようなチャレンジがあると感じますか?
山口:
課題として、使いこなそうとする施設とそうでない施設のギャップが大きいことが挙げられます。そのため、単にプロダクトを提供するだけではなく、活用のサポートや、別のプロダクトを用いて課題解決する仕組みが必要になるかもしれないと感じています。
柿本:
新しい技術を導入すると、山口さんが指摘するように、 “使いこなせない” ユーザーが出てくるのは避けられません。エンジニアとしての挑戦は、すべての顧客が簡単に利用できるように、 “使いこなす必要のない” 形でシステムを実装することです。
6.最後に、ユニファに興味のあるプロダクトマネージャーやエンジニアの皆さまへ
土岐:
保育業界は現在、量から質への転換期にあると考えています。
待機児童問題の解消が進む中で、単なる保育施設として存在しているだけでは、子どもたち及びその保護者の方々を惹きつけることは一層難しくなっています。このような状況下で、当社は保育ICT及びAIの可能性に注目し、事業を展開しています。
保育業界においても、DX(デジタルトランスフォーメーション)の波が高まっています。私たちは新しい技術やツールを導入することを目的としていません。デジタル技術の力を活用し、保育現場の業務や保育経営そのものを根本から変革(トランスフォーメーション)し、保育業界に新しい価値を創出することが私たちの使命です。
私たちが目指すのは、単なる業務負荷の軽減を超え、保育の質そのものを向上させ、それが家族の幸せに繋がることです。
「家族の幸せを生み出すあたらしい社会インフラを世界中で創り出す」という当社パーパス(存在意義)の実現に向けて、共に挑んでくれる方を積極的に募集しています。
ご興味をお持ちいただけましたら、是非ご連絡をお待ちしております!