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こんにちは、ユニファ採用&広報チームです。今回は、プロダクトマネジメント部 PdM二課で課長を務める田代さんにインタビュー!大学卒業後に起業したきっかけや、エンジニアからキャリアチェンジし、PdMとしてユニファで活躍するまでの経緯などを語っています。今月から育児休業を取得する田代さんが考える、ユニファでの働き方や今後目指すチームとは?ぜひ、最後までご覧ください!
※本インタビューは2025年11月時点の情報です。
プロフィール
田代龍正(たしろ・りゅうせい)
プロダクトデベロップメント本部 プロダクトマネジメント部 PdM二課 課長
明治大学在籍中に出会った“仕事仲間”と共に、大学卒業後はWeb制作会社を設立。業務システム開発や共同事業の立ち上げを経験した後、クライアント先の企業に法人ごと合流。エンジニアとしてだけでなく、事業企画から物流、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)導入まで、事業成長のため、幅広い業務に5年間従事。2022年8月、プロダクトマネージャー(PdM)としてユニファにジョイン。主力事業である「ルクミーフォト」を担当し、プロダクトの成長を牽引。2025年7月よりPdM二課の課長に就任。プライベートでは、3歳と今月誕生予定の0歳のこどもを持つ二児の父。沖縄県生まれ。
原点は「お客様の事業成長」へのコミット。第一子の誕生で“自分ごと”になったPMが、ユニファを選んだ理由
― 文系・独学からのスタートで「お客様の想いを形にする」喜びに目覚めた学生時代
大学は商学部に在籍していたものの、専攻とは異なるWebデザインとプログラミングに興味を持ち、独学で没頭する日々を送っていました。
卒業後のキャリアを模索していた私にとって、在学中にNPO法人のWebサイト制作を請け負った経験が転機となりました。お客様の頭の中にあるアイデアや想いをヒアリングし、そのイメージをWebという形で具現化する。そして、完成したものを見て心から喜んでいただけた時、何物にも代えがたい大きなやりがいを感じたんです。この経験が、間違いなく私のキャリアのはじまりになりました。
― 「お客様の喜び」から「お客様の事業成長」へ。PdMとしての“原点”が確立した瞬間
大学卒業後は、当時の仕事仲間と共にWeb制作会社を設立しました。Webサイト制作や業務システム開発に本格的に携わる中で、私の考え方に大きな変化がありました。学生時代は、お客様に「ありがとう」と喜んでいただくこと自体が純粋な喜びでしたが、プロとして事業に関わる以上、それだけでは不十分だと気付いたんです。
お客様はWebサイトを作ること自体が目的ではなく、その先にある事業の成功という目的を達成するための「手段」として、私たちに依頼をしてくださっている。そう確信した時、向くべき方向は目の前のお客様だけではなく、「お客様の、さらに奥にいるお客様」。つまりエンドユーザーの方を向かなければならないと感じたんです。
だからこそ、お客様の「想い」だけではなく、その「意図や背景」を深く理解することを何よりも重視しました。私たちの価値は、お客様の本来の目的に寄り添い、事業成功のために最善の提案をすることだと。時には「言われた通りに作る」ご依頼はお断りしていたほど、お客様の事業成長に貢献することを常に考えて業務に取り組んでいました。このスタンスが、今のPdMとしての原点になっているんだと思います。
会社設立から2年後、我々の熱意を評価してくださったクライアント企業からの誘いを受け、法人としてサイネージ広告事業を主軸としたアプリケーション開発事業などを展開する企業に合流しました。最初はエンジニアから始まり、その後は事業企画もしながらISMS導入、物流など、まさに「総合格闘技」のように事業全体の流れを理解する幅広い業務を5年間経験しました。
やりがいと強い責任感を持って業務に取り組む中で、30歳を目前にした時、自身のキャリアについて深く考える時間を作ったんです。これまでの経験を振り返り、自分が一番面白い、情熱を注げると感じたのは「世の中のどんな課題を解決できるか」を考え抜き、それを形にし、そして結果として事業の成長に繋げていくプロセスそのものだと気付きました。自分のやりたいことを突き詰めた先に、「PdM」という職種が一番近いと思ったんです。
― 第一子の誕生とキャリア、パーパス全てが重なったユニファへの入社
PdM職を軸に転職活動をする中で、転職エージェントの方に紹介された企業の一つがユニファでした。ちょうど上の子の出産を控えていた時期でもあり、私自身の中で「家族」や「こども」というテーマがどんどん大きくなっていました。
そんな時、ユニファの「家族の幸せを生み出す 新しい社会インフラを 世界中で創り出す」というパーパスが、他人事ではなく完全に“自分ごと”として心に響いたんです。まだ他の企業のオファーや選考が途中だったのにも関わらず、妻に「多分、次の会社はユニファに行くと思う」と話していたのを鮮明に覚えています。自分でも不思議なくらい心が決まっていました(笑)
まさに、これから自分のこどもがお世話になる「保育」という環境に当事者として向き合いたい。自分のスキルが、こどもたちの未来に直接貢献できるかもしれない。そう強く思えるタイミングで、ユニファに出会えたんです。
事業の核「ルクミーフォト」を牽引する責任。PdMとしての挑戦と、譲れない哲学
― 信頼の蓄積と、事業の核「ルクミーフォト」への重責
入社後、最初はルクミーの「ドキュメンテーション」を担当しました。ちょうど外部協力会社との共同開発から内製化への移行期にあり、その移行と、その後予定されていた大規模な機能開発のリードを担当しました。
そして、その後撮影アプリと、入社1年後にはユニファの主力事業である「ルクミーフォト」全般を担当するようになりました。「ルクミーフォト」は、会社の創業のきっかけとなった、前任の方々が長年かけて作り上げてきた大切なプロダクト。その担当を任せてもらった時は、身が引き締まるような大きな責任を感じましたね。
「ルクミーフォト」は、保育者や保護者の方々はもちろん、撮影に関わるカメラマンや提携スタジオなど、非常に多くの関係者の方々を考慮しながらプロダクトをあるべき方向に導いていく、PdMの役割の重要性を日々実感できるプロダクトです。
今年の5月までは私の一人体制でこのプロダクトに向き合ってきましたが、社内メンバーのサポートがあったからこそ、ここまで来れたと思っています。5月からは心強いメンバーが一人増え、チームとしてもパワーアップしました。
― 「こども中心の視点」と保育における「写真」の本質的な価値
保育における「写真」の価値は非常に大きく、日々の業務として向き合えていること自体が私の財産ですね。
保育の「写真」は、こどもの成長への理解を深め、こどもを中心とした保護者とのコミュニケーションを生み出します。私は「こども中心」という本質的な価値を非常に重視しており、プロダクト開発においても、常にこの視点を大切にしています。
実際に、先生方の視点やこどもとの関わり方を深く理解するために、保育施設への訪問やオンラインでのインタビューを通じて、課題をヒアリングする機会を設けています。また、私自身も保育体験に参加させてもらった経験もあります。現場の知識などまだまだ足りないこともあるので、ご迷惑をかけない範囲でもっともっと現場の先生方のお話をお伺いしたい、と日々思っています。
「PdM思考」をチーム作りにも活かし、“集合知”で成果を最大化する組織論
― チーム創りは、プロダクト創りと同じこと
2025年7月に課長に就任して以来、色々な不安や悩みも正直ありましたが、ある時チームマネジメントは「プロダクト開発」と同じだと気付いたんです。
例えば、プロダクト開発におけるユーザーは、チーム作りにおけるメンバー一人ひとりです。私たちがユーザーリサーチを通じて顧客を深く知ろうとするように、マネージャーは1on1や日々の対話を通じてメンバーを深く理解します。そして、プロダクトビジョンを描くようにチームが目指す姿を明確にし、ロードマップを敷くようにメンバーの成長計画を一緒に創っていく。
向き合う対象が「ソフトウェア」から「人と組織」に変わっただけで、本質は同じ。こう考えられるようになってからは、シンプルに向き合えるようになっています。
そして、この「PdM思考」をベースにチームで成果を最大化する、という点では、特に“集合知で倒す”ことを意識しています。PdMはオーナーシップを持って多くの意思決定をしなければなりませんが、一人で悩むのではなく、チームで解決し、周囲を適切に巻き込むことが大事だと思っています。
― 「後悔しない時間を」。課長就任直後の育休を“当たり前”として後押しするユニファの文化
妻が11月に第二子の出産を控えており、私も3か月の育児休暇を取得するのですが、この育児休暇取得は、ユニファの組織文化を再認識する機会になりました。
今回、育休の取得を決めたのには、二つの強い想いがありました。一つ目は、妻が切迫早産で妊娠初期から自宅療養や入院を経験し、10か月近く体を動かせない状況だったので、その妻に100%寄り添いたいと思ったこと。
もう一つの理由は、「振り返ったときに後悔しない時間を過ごしたかった」からです。今、3歳になる長男がいるのですが、「もし赤ちゃんの頃に戻れるなら?」と聞かれたら、いくら払ってでも、あの可愛い時間をもう一度味わいたいと本気で思います。それくらい、こどもが小さい間の家族の時間は、かけがえのないものだと実感しているからです。
課長就任直後のタイミングでしたが、率直に第二子出産について自分の気持ちを上司に伝えたところ、「おめでとう!ぜひ育児休業を取得してください!」と心から後押ししてくれたんです。チームの皆も「おめでとうございます!引き継ぎは万全にします!」と快く送り出してくれます。
ユニファは会社全体で男性の育児休暇の取得にも非常に協力的で、“家族・子育て”に優しい環境に身を置けていることも、ありがたいなと改めて感じましたね。
― 本質を問い、リスペクトを持って、時には「No」が言える方と働きたい
一緒に働きたいメンバーとしては、まず当たり前のことかもしれないですが「なぜ」を常に意識し、問い続けられる方ですね。PdMの仕事は、その最初の「なぜ」がズレてしまうと、最終的なアウトプットも必ずブレてしまいます。何よりも、物事の本質を追求する姿勢を大切にできる方とご一緒したいです。
その上で、PdMは本当に多くの人と関わり、周りの協力を得ながら仕事を進めるポジションなので、他者へのリスペクトを持ったコミュニケーションができることは大前提です。ただ、それは相手の言うことをすべて受け入れる「イエスマン」になる、ということではなく、ユーザーやチームにとって「これが最善だ」と信じる道があるなら、たとえ意見が違っても時には「それは違う」とハッキリと伝える勇気を持つ、ということです。
もちろん、ただ否定するのではなく、率直さの中にも相手へのリスペクトは決して忘れずに、なぜそう考えるのかを伝え、粘り強く対話し、より良い着地点を一緒に見出していく。そんな、誠実さとしなやかな強さを持った方と、ぜひ一緒に働きたいですね。
ユニファの組織文化に共感し、こどもたちの未来を創造する分野で本質的な課題解決に共に挑戦してくださる方や、事業に興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽にご連絡ください!