<TWOSTONE&Sons取締役>「熱量を爆発させ仕組みで勝つ」ベクトル創業メンバー・長谷川創が、TWOSTONE&Sonsの取締役に就任した真意
こんにちは!TWOSTONE&Sons(以下 TSS)のPR/IR Team中村です!
今回は、2025年11月からTSS取締役を務める、長谷川創さんにインタビューをしました!
長谷川さんは、株式会社ベクトル(以下 ベクトル)の創業メンバーとして、PR事業の立ち上げから上場までを牽引。グループCOOとして同社をアジアNo.1のPR会社へと成長させた、まさに経営とPRのプロフェッショナルです。2023年11月には、ベクトルの経営と並行してTSSの社外取締役に就任、2025年5月にベクトルの取締役副社長グループCOO退任後、TSSの(社内)取締役として参画しました。
PR・経営のプロフェッショナルである長谷川さんが、なぜ次なる挑戦の舞台としてTSSを選んだのか。社外取締役として外から見ていたからこそ分かったTSSの真の姿から、独自のマネジメント哲学、そして若手メンバーに伝えたい「熱量」の正体まで、余すことなく語っていただきました!
「勢いだけのスタートアップ」という印象が、取締役会で覆された
- まずは社外取締役から社内取締役になられた経緯と、当時のTSSの印象を教えてください。
前職時代から数えると、代表2名(河端・高原)とのお付き合いはかれこれ8〜9年になりますね。正直なところ、当時は「勢いのある若い二人ががむしゃらに走っているスタートアップ企業」という印象が強かったですね。
ですが、実際に社外取締役として2年ほど関わらせていただいて、率直に印象がかなり変わりました。決して代表のワンマンではなく、グループ経営の基盤をしっかりとロジカルに構築されている点が非常に印象的だったんです。
加えて、代表二人の実直さ。苦境にある事業に対しても逃げずに「何としてでもやり遂げる」という強い意思を、取締役会などを通じて肌で強く感じたことが大きかったですね。
- 多くの選択肢がある中で、TSSへの参画を決めた「決め手」は何だったのでしょうか?
これは本当によく聞かれますね(笑)
私はベクトルで35年、創業期から上場、新規事業M&Aとあらゆるフェーズを経験してきました。退任後、ありがたいことに多方面からお誘いもいただきました。
ではその中で、なぜTSSだったのか。シンプルに「河端さん(代表取締役CEO)と高原さん(代表取締役COO)の二人と喋っている時間が、純粋に楽しかったから」です。まだ若い二人が、これから30年かけて会社を成長させていく。その姿を一番近くで伴走し、共に戦うのは最高に面白そうだと思ったんです。
そして私自身「日本の国力を上げたい」という想いを持っています。そのためには、一社一社の企業が元気にならなければならない。代表二人が掲げる「エンジニアの価値を向上させたい」「社会を良くしたい」という志は、私の考え方と深く共鳴しました。彼らの言葉が上辺だけではなく本気だと確信できたからこそ、共にグロースさせる未来が明確にイメージできたんです。
- 中には以前からの知り合いも多いと思いますが、人との繋がりも理由の一つでしょうか?
それはありますね。島ちゃん(大島:TSS執行役員、グループ会社・株式会社Branding Engineer代表取締役CEO)のことも以前から知っていましたし、吉野(執行役員 兼 経営戦略本部副本部長 兼 人事採用部部長)なんて、前職時代にずっと一緒にやってきたパートナーでしたから。
顔見知りが楽しそうにしている会社というのは、私が行ったとしてもそんなに違和感がないのではないかと感じていました。実際本当に楽しいですしね。かつての仲間がいてくれることは、非常に安心できるポイントだったと思います。
※社外取締役時代に参加した社員総会での一コマ
- 経営陣をはじめTSSに対して可能性や信頼を感じた点はありますか。
そうですね。若い以外にももちろんあります。
経営者は会社員よりも責任が重くて、やること全てが初めてなんですよね。
なので会社メンバーの皆さんも、やったことないからやらないではなく、どんどん挑戦してほしい。
私の価値観には「変化を恐れない人で、やりきった人が市場のルールを変える」というものがあります。 ベクトルはPR業界では後発で、最初は売上も下の方からのスタートでしたが、最後に「勝てば官軍」なんですよ。勝てば自分たちのやり方が市場のルールになります。ルールを塗り替えるには、勝つしかありません。
TSSには、そういった勝負への「挑戦」を恐れない文化がありますよね。
その上で、“今の挑戦がワクワクする市場に新しい風を吹かせているか”、“自分自身が楽しみながら熱量高く取り組めているか”が経営には大事だと思います。
この二つの視点が、今の経営陣にはしっかり備わっていると感じます。
だから今いるメンバーも新しく入ってくる人たちも、その挑戦文化を活かしてもっと「こういうことがしたい」と提案していいんです。経営陣が挑戦を楽しんでいる組織だからこそ、皆さんももっと自由に動けば、TSSグループとしてさらに新しい大きな波が作れるのではないでしょうか。
・・・
ここからは、そんな長谷川さんの「決断の強さ」や「仕事への熱量」がどこで形作られたのか、キャリアの原点や個人的な価値観について深掘りしていきます。
・・・
- 学生時代に、ベクトルに参画された背景をお伺いしたいです。
当時は「女子大生ブーム」などがあって、大学生がマーケティングの中心にいた時代でした。企業も「大学生をどう動かすか」を必死に考えていて、大学生が文化を作り消費を促すというトレンドでした。TSSはエンジニアリングを起点に創業していますが、ベクトルはその大学生マーケティングという視点から生まれました。
参画した理由は、私は普通のサークル活動をしててもあんまり楽しくないなと思ったから。大学もたまたま商学部でマーケティング専攻だったので「マーケティングってこういうことか、面白いな」と感じていた時に、創業オーナーから「手伝わないか」と声をかけてもらったのが始まりです。お金を稼ぎたいというよりは、「何か面白いことがしたい」という気持ちの方が圧倒的に強かったですね。
「決断回数」が人を創る。失敗の300万は安い投資だ
- 長谷川さんは「決断」という言葉を大切にされていますが、その原点はどこにあるのでしょうか?
2010年頃、中国支社の立ち上げに行ったことですね。当時は中国語も英語も喋れない状態でしたが、現地では頼れる上司もいない。あらゆる判断を自分一人で下す必要がありました。
そこで圧倒的に増えたのが「決断回数」です。自分で決断すれば、結果を出すための執念が湧く。ダメだった時の引き際も、伸ばし方も、身をもって学べる。そうやって自分の中に「決断の方程式」ができていくんです。
だから、私は今メンバーに対して安易に答えを言わないようにしています。「あなたはどうしたいの?」としか聞きません。例えば新しい媒体に300万使いたいと提案があれば、私はGOを出します。もし失敗しても、それが本人の糧になるのであれば、長い目で見れば300万なんて安い投資です。
大事なのは、本人が「自分で決断した」という事実。「もし失敗したら俺が他で300万稼いでくるから(笑)」と言えるのがチームワークだと思うんです。そうやって「経営者視点」を持つ人間がTSSから出てくることがグループ全体の成長に直結すると考えています。
- 長谷川さんがビジネスにおいて後悔しない「意思決定の基準」はありますか。
結局のところ「責任を持てるかどうか」ですね。一般的な会社員は自信がないから決断したくない傾向にあります。決断せずに、決めてもらったことを黙ってやる方が人生は楽かもしれません。ですが、それでは絶対に面白くない時代が来るし、ウカウカしてたら野心のある後輩に追い抜かれてしまいます。
自分の責任感が伴う決断を、腹くくってできるか。そこで重要になるのが、結局は「熱量」なんですよね。一つのプロジェクトに対する熱量が高ければ決断して進めるし、低ければ言われたことだけやる人になる。どちらになりたいかということです。
今の若手メンバーなら、この「熱量」は『呪術廻戦』153話の秤金次(はかり きんじ)君の回を読めば理解しやすいかもしれません(笑)この回を読めば、ビジネスにおける熱量の意味が体系的に理解できるはず。
私はアニメオタクではないのですが、こういった娯楽要素も要所要所でビジネスに置き換えて読んでいけば、自分の視座が勝手に上がっていきます。
そうやって視座を上げつつ「熱量」を爆発させられる人がTSSに集まってくれたら、この会社はもっと面白くなると思っています。
・・・
最後に、取締役として今のTSSという環境をどう捉え、どのような未来を創ろうとしているのか、その展望について伺います。
・・・
- 今後、取締役としてTSSでどのような未来を創ろうとしていますか?
難しい質問やね(笑)でも、今のTSSには私がコミットすべきポイントが3つ明確にあると思っています。
今のTSSは、まさに「第二の成長期」にあります。私がコミットすべきポイントは3つ。
一つは「事業の多角化」です。強固なエンジニアプラットフォームを基盤に、M&Aを含めた新事業をどう組み合わせていくか。
二つ目は「組織のアップデート」です。全員が経営者視点(オーナーシップ)を持って動ける組織文化の醸成。
三つ目は「マーケットの見極め」です。DXやAIの先にある、次なる成長市場を正しく定義すること。
これからはグループ全体を一つの「エコシステム」として繋いでいく必要があります。アクセルを踏むポイントは見えています。あとは、私たちがいかにスピード感と熱量を持って、種を発芽させていけるか、だと思っています。
- 最後に、キャリアを迷っている方や挑戦したい方へメッセージをお願いします。
「悩む」というのは成長したい証拠。ですが、悩んでいる時間そのものに価値はありません。もし迷っているなら、同期ではなく、一歩先を行く先輩や経営者の話を聞きに行ってください。それだけで視座は勝手に上がります。
人生何が起こるかわからないから面白い。TSSは今、圧倒的な経験値を積める最高のフェーズです。熱量高く、一緒に面白い未来を作りましょう。