注目のストーリー
All posts
「生き残ったやつだけで優勝すればいい」は間違いだった。【CEOブログvol.25】
最近、地球温暖化のニュースなどを見て、思うことがある。マネジメントにおいて、「がんばらないことはもちろんダメだが、無理をさせないことの方が大事だ」ということである。よく言われることでもあるが、地球温暖化も、結局人間がいい思いをするために、地球に無理をさせてきたツケが回ってきたに過ぎない。甲子園でも、ピッチャーの将来のことを考えたら、投げさせるべきではないシチュエーションはあるし、毎回先陣で出陣させていては優勝できない。バスケでも、3ポイントを狙い続けるより、フリースローでも1点を取り続ける方が大事である。企業も同じだ。誰かが無理をしていると、中長期的に見た時に、必ずツケを払わせられる。簡...
学生スポーツで勝つよりも、経営で勝つ方が簡単だ。【CEOブログvol.24】
起業してから数年。毎日思っていることがある。「経営って、きつい」でも、NBAを見ていてふと思い直した。「ひょっとして、ラグビー部で優勝を目指していた頃よりも、経営で勝つ方が楽なんじゃないか?」一番大きな違いは、メンバー構成が自由自在だということだ。学生スポーツは、一回入ったら3.4年はいてもらわなければならないし、決められたメンバーで試合に参加しなければならない。しかも、NBAのチームのように、大金を払って引き入れることも、様々なハードルがあり難しい。クビにもできないし、去年の順位などで、人気も左右される。それに比べると、経営はめちゃくちゃ楽だ。人数も限定されていないし、優秀な人材がいれ...
死ぬほど嫌いだった彼を、今は会社のメンバーとして誘いたい。【CEOブログvol.23】
いつもそうだが、今となって学生時代を振り返ると、経営の学びになることがたくさんあったりする。ラグビー部における経験だってそうだ。僕は、慶應大学のラグビー部に所属していた。慶應のラグビー部だと明かすと、ありがたいことに、いろんな人に「すごいですね!」「名門じゃないですか!」などと言われるが、その度に僕はちょっと負い目を感じる。正直に言うと、僕たちの代はあまり強くなかったのだ。8年経って振り返ってみても、理由は様々あるのだが、その中の大きな要因の1つに、コーチ的な役割も担っていた僕と、もう1人のコーチだったS君がとびきり不仲だったことが挙げられる。ルールを重んじて、決まったことをやらなければ...
成長したければ自分と周りを比べろ。風潮に騙されるな。【CEOブログvol.22】
「成長したいです」「どうすれば成長できますか?」最近、採用に応募してくる人、TSUIDEメンバー、もちろん企業からこのような相談が山のようにくる。もちろんゴールは、人それぞれ。「とにかく、売上を上げたい」「今の職能を突き詰めていきたい」「ワークライフバランスを大事にしたい」など、人の数だけ具体的な目標があり、どれも否定されるべきものはないと思う。ただ、どのゴールに向かう人でも、「成長したい」という欲求はあるようなのだ。今日はそんな「成長したい」人に、一言だけ言っておきたい。結局、成長とは相対的なものだ。ビジネスの上では、ここから逃げてはならない。「昨日知らなかったものが知れた」「1日1件...
3秒で頭に入らない議事録は、議事録ではない【CEOブログvol.21】
最近、強く思うことがある。文字でのやり取りが難しくなってきている。Amazonはドキュメントカルチャーで、資料をwordで統一しているなどと聞くが、ビジョンもあり、資本もあり、優秀な人材がこれでもかと集まってくる会社と一緒にしてはいけない。実際、世の中にいる新社会人と接していると、文字どころか、日本語すら怪しい人がほとんどである。特に感じるのは、議事録を確認するときだ。議事録は、箇条書きの羅列では、断じてない。構造化能力を駆使して作成する、重要なファイルだ。この、構造化ができない人間が多いので、文字でのやり取りが難しくなってきているのだと思う。今まで、各所で何回も言ってきているが、アイデ...
企業はスポーツチームとは違う。ポジションは自分で作れ。【CEOブログvol.20】
ある日、CPOの萬代が飲みながら言っていた。「みんな僕のポジションを奪えたら、僕と同じ給料もらえるのに」確かにそうだ。よく、メンバーから「何をすればフィー上がりますか?」「どうすればマネージャーになれますか?」など聞かれるのだが、給料を上げたいなら、ポジションを上げたいなら、そのポジションにいる人の仕事を奪えるくらいに猛烈に働けばいい。本当にそれだけだ。ただ、さらに言うと、こういうやり方もある。それは、「自分で自分のポジションを作る」ということだ。これは非常に大事なことなのでタイトルでも書いているが、企業は、スポーツチームとは違う。ラグビーは15人、野球も9人、サッカーは11人と、スポー...
会計をバックオフィスや会計士に丸投げしている経営者へ【CEOブログvol.19】
「会計は本当にできなくて、バックオフィスに丸投げなんだよね」経営者同士で話していると、たまにこんな発言に出くわすことがある。もちろん、自分の得意でない領域を得意な人間に任せるというのは、経営者に必須のスキルだ。しかし、こと自分の会社の会計に関しては、僕は絶対に自分で管理した方がいいと思っている。「松田さんはゴールドマン・サックス出身だから得意なのでは?」と頻繁に言われるのだが、本当にわからない。ゴールドマン・サックス在籍時には、アナリストでもエコノミストでもなく営業だったため、1mmも会計業務などやったことがない。決算をみるよりも自分の進捗と本国決算のボーナスプールしか興味がなかった。さ...
ゴールドマン・サックス時代に教わった、忘年会・新年会のビジネスマナー16原則【CEOブログvol.17】
2025年も残すところ約3ヶ月。忘年会・新年会の時期がやってくる。ということで、今日は僕がゴールドマン・サックス時代に上司から教わったものに独自のノウハウを加えた、取引先との忘年会・新年会における最低限ビジネスマナーを共有しようと思う。「こんなの常識だろ」と思う人もいるかもしれないが、TSUIDEのメンバーでもできていない人をちらほら見かけるので、念のための共有である。■店予約編忘年会・新年会に限らず、飲み会は店に入る前から始まっている。「どんなお店を予約するか」には徹底的に気を遣ってほしい。<店選びの心得>1.【自分が知っているお店を選べ】よく、店について聞くと「僕も行ったことないんで...
失敗から学ぶことより、成功から学ぶことの方が多いという、不都合な真実【CEOブログvol.16】
ラグビー部時代に監督に言われた言葉が、まだ心に残っている。それは、ある試合で負けた時のこと。僕は、もちろん悔しかったものの、脳内では、スラムダンク最終巻の1シーンが流れていた。「負けたことがある」というのが いつか大きな財産になる主人公たちに負けた山王工業・堂本監督の、試合後の名台詞だ。甘美な響きである。「そうだよな。負けたけど、得るものは大きかったよな。明日から頑張ろう」そう思いながら、最後の円陣を組みに行ったのだが、そこで監督がガチギレ。「お前らダメだな」「勝って学べることの方が多いんだよ」当時は「えぇ…今そんなこと言わなくても…」と思ったものだが、今では分かる。これは、正しいし、経...
売上10億円以上を目指すなら、抜け道はない。【CEOブログvol.15】
最近強く思うことがある。結局、ビジネスに抜け道はなく、先人の言ってきたことは概ね正しいということだ。最近、改めてそれを感じたことが2つ。1つは、”人”について。今までは「うまくDXや仕組み化を進めれば、会社の規模が多くなっても問題ないでしょ」と思っていたが、最近、「結局は、人も大事である」ということを痛感している。TSUIDEには、社内外合わせて様々なプロジェクトがあるが、どれほど僕が「型」をうまく作ろうが、結局、そのどれもに人が絡む。DXも仕組み化も、もちろん重要だが、それ単体では成立せず、最後は人材がものを言うのだ。多くの経営者が言ってきた通り、結局優秀な人材は、いくらいても足りすぎ...
できない理由より、できる理由を探せ【CEOブログvol.14】
ただ、1つだけ、僕が「この人とはやっていけないな」と思う人がいる。それは、「無理です」という人。「無理です」「ダメです」「それはできません」昔から、決めたらゴリゴリ進めていくタイプなので、よく言われることではあるのだが、最近も、あまりにも言われるので、ここで、スタンスをはっきりしておきたい。できないことを、できるようにするのが仕事だ。大事なことなので、もう一度言おう。できないことを、できるようにするのが仕事だ。慶應義塾の塾長であった小泉信三も口酸っぱく言っていたらしい。「練習は、不可能を可能にする」できることをやるなら、AIでいい。できる理由を探す会社は伸びる社名は言えないのだが、今、T...
謝罪に意味はない〜トラブルが起きた時の対処法について〜【CEOブログvol.13】
外資で働いていた時にはあまり見ることがなかったのだが、会社を経営していて気になる人がいる。怒られた時に、すぐ『すいません』という人や、慌てふためく人だ。これは、日本人の特徴なのだろうか。僕は、問題が起きた時、まず一旦考えるようにしている。これは、本当にやばい事態なのか?実は、ほとんどのトラブルは、丁寧に調べるとそんなにやばくないことが多い。1.問題が起きた時は、事実をどれだけ細かく把握できるかが肝2.メンバーへのヒアリングのコツひたすら事実を突き詰めろ。「お前の『思った』は全く信用していない。」重要なのは事実だけだ。3.謝罪の掟<TSUIDEの謝罪 8つのルール>より深くTSUIDEを知...
プレゼンの大原則を教えます。【CEOブログ vol.12】
最近あった、3社コンペで思ったこと。1社15分ずつのプレゼンで、メンバーの1人に資料作りやプレゼンを任せていたのだが、前日になって、話し方や資料の説明の仕方に、しきりに時間を使うのだ。ここで思ったのが、「プレゼン」を任せられたときにトークや伝え方の練習をする人間が多すぎるということだ。もちろん、トークは大事。しかし、本当に大事なことはプレゼンが終わった後、全質問に答えられるようにすることだ。とうか、これさえ完璧にできていれば、ほとんどのコンペは勝てる。1.プレゼンは、終わりよければ全て良し。2.質問をさせるためのプレゼンのコツ釣りのときに餌を変えるのと同じで、人によって食いつくものが違う...
経営者がムダな採用をしないために、これだけは言っておきたい【CEOブログ vol.11】
TSUIDEもメンバーの数が120名と、いよいよ大所帯となってきたので、今回は、「僕が人を採用する際に気をつけていること」について書いていこうと思う。というのも、周りを見渡すと、どうやら効率性・生産性をあまり考えずに人を採用している企業が多いように感じるからである。採用前の大前提案件の取得経営者が「自分で」管理するべき、コストと稼働1.一人当たりの管理コスト2.一人当たりの売上/利益3.一人当たりの平均稼働率4.販売管理費が売上・利益を占める割合採用した社員を黒字社員にするためにより深くTSUIDEを知りたい方へ。採用前の大前提これは大前提だが、人をガンガン増員するには・案件の取得・コス...
経営者なら、同窓会には行くな【CEOブログ vol.10】
最近、自分が悲しい人間になったと感じることが増えた。昔のように、友人との飲み会に時間を使わないようになっている自分がいるのだ。時間に対する意識。「Time is money」は侮れない「社外から社内へ」時間の使い方の大きな変化1.ランチは、ほぼ全て採用の時間に2.他の時間は、社員との飲みや1on1により深くTSUIDEを知りたい方へ。時間に対する意識。「Time is money」は侮れない昔は「Time is money」なんて言っている人たちに「うるせぇよ。そんなこと当たり前だろ」と感じていたのだが、最近はこの言葉を切実に実感している。1年は365日。土日を削れば、260日。祝日16...