未経験からエンジニアとして活躍

未経験からエンジニアになるには？

エンジニアへのキャリアチェンジを考える方は多くいらっしゃいますが、その一方で成功への道筋は人それぞれ異なります。

この度インタビューを行ったのは、当社クラウド事業部のエンジニアでクロジカサーバー管理の運用保守を行う粂井さんです。

もともと不動産会社で営業として働かれていた粂井さんは、エンジニアの勉強を始めて約半年で当社に入社し、現在はインフラエンジニアとして活躍されています。粂井さんに未経験の方がスキルをつけてエンジニアとして活躍するまでの過程をお伺いしました。

不動産営業からのキャリアチェンジ

── 今までどのような仕事をされていましたか？

前職は新卒で入った不動産の会社で営業を約1年半、その後、事務の仕事を2年間ほどやっていました。

── もともと営業をされていたんですね！エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか？

前の職場はほとんどの社員が営業だったのですがエンジニアも数名いて、PCのエラーなどがあるとよく助けていただいていました。その中でエンジニアという職業に興味を持つようになりました。

前職で営業出身のメンバーは部署異動もありましたが、エンジニアだけはエンジニア専門でした。専門職というか、技術職にちょっと憧れてたっていうのはあったかもしれないです。

── エンジニアの中でもインフラエンジニアが良かったのはどうしてですか？

どうやったらエンジニアになれるのだろうと調べて、エンジニアスクールの無料カウンセリングを受けました。その時インフラエンジニアのことやAWSのことを教えてもらって、面白そうだなと思いました。

前職の時にエンジニアに働く環境を支えてもらっていたので、自分も「技術で支えたい」という思いが強かったのかなと思います。

そして一大決心で前の会社を辞めて、そのスクールに入ってエンジニアを目指しはじめました。

── そこから勉強されて、就職活動してTOWNに入社していただいたと思うんですけど、勉強はどのくらいしましたか？

前の会社を辞めたのが2022年8月末で、9月から入社の2023年3月までの約半年間はずっと勉強ですね。

プログラミングスクールが6ヶ月コースだったので、最初の4ヶ月で資格勉強や就職活動・転職活動の準備をして、その後1月から2ヶ月で残ったスクールレッスンの消化と転職活動を同時にやっていました。

── 資格取得のスピードが早いですよね！すごく勉強されたんだなと思います。

そうですね…逆にそれ以外やることがなかったので（笑）。

就業体験で会社の雰囲気を知れた

── そこから転職活動してTOWNを選んでいただきましたが、当社のどういうところが合っていると思ったのですか？

転職活動ではTOWNの他に10社くらい受けましたが、他の会社にはなかった魅力としては、就業体験で会社の雰囲気を知ることができたところです。

それと僕が転職活動で受けていた会社で、自社開発をしているのはTOWNしかなかったんですよ。他の会社はSESでした。なので正直一番ハードルが高いというか、未経験の自分が受かるとは思っていませんでした。

── え、そうなんですか？

正直、落ちただろうなと思っていました（笑）。でも何とか一次面接を通ることができて、その次のSPIは受検したことがなかったので、そこからSPIを勉強する日を4日くらい作って対策しました（笑）。

── 粂井さんは本当に勉強家ですね！

そうですね。中学ぐらいまで勉強は全然好きじゃなかったのですが、高校の一番最初のテストでなぜか学年で4位か5位くらい取れて。そこから勉強に目覚めて、バスケ部の部活も頑張りながら勉強しました。

前職の不動産会社の時も「宅地建物取引士」という合格率15%くらいの資格を、勉強を続けて3年目でようやく取れたんです。

そのように、着実に勉強して結果が出たという経験もあったので、AWSの資格を取るのも結構楽しかったですね。あと未経験だから、資格持ってた方が有利かなっていうのもありました。

数をこなしていることが成長に繋がる

── 最初にTOWN入る時不安でしたか？それとも1日体験で不安は払拭できましたか？

そうですね。「働く環境がマッチするか」という意味での不安は１日体験で払拭はできましたが、ただ「やっていけるかな」という不安はやっぱりありましたね。１日就業体験での課題が結構難しかったので。

ただ、その時難しかった課題が今できるようになったので、あの時難しいなと思ったことが、実務経験を2,3ヶ月積むとこんなにわかるようになるんだなって思いました。

── すごい速さで成長されてますね。実際に働いてみて、想像とギャップはありましたか？

いや、逆に「こんなギャップないんだ？！」っていう。就業体験とほぼ変わらないなって感じです（笑）。

── そうなんですね（笑）。実際にエンジニアとして働いてみて、どういう時に楽しいと感じますか？

未経験なので毎日のように新しい知識が身に付くところが面白いです。

最初は、指導係の方に横について教えていただいて30分ギリギリでなんとか終わるような仕事が、今では自分1人で10分や15分で終わるようになりました。そういう時に「成長したな」という実感があって楽しいですね。未経験な分、成長速度も速いと思うので。

── 今までの話を聞いていて、粂井さんはかなり勉強家、努力家なんだろうなと思いました。何をやっているから今成長できていると思いますか？

数をこなしていることが成長に繋がっていると思います。

今自分が担当している業務は、顧客から来た依頼を「こういう課題を解決してほしい」というチケットとして受け取って、それを達成することです。

指導係の方からはそのチケットを3月時点で1日2件、月で40件達成して下さいと言われていました。でも3月はとても忙しかったのか110件程度、4月も90件程度を達成しました。分からないことを調べたりしながら数をこなして、結局最初の2ヶ月で200件くらい達成しました。そこで業務のことがかなり分かるようになったし、成長できたなと思います。

── 量をこなしつつ質を上げていく。とても速く成長する方法ですね！

でも最初は分からないことが多いので、1つのチケットを解決するのも時間かかるじゃないですか。どうやって短縮したのですか？

一度分からなくて調べたことがあった時は、次からは絶対にすぐできるようにメモしていました。

会社で用意されている手順書があるのですが、経験のある人はすぐ分かると思いますが、未経験だと最初は手順書にも書かれていないような、そもそもの前提条件が分からなかったりもします。なので次に入ってくる未経験の人のためにも、その前提とかも全部手順書に書いたりとか、あとは自分でずっとメモを取ったりとか、そういうのでちょっとずつ短縮していきました。

── すごい！自分の作業のスピードを上げつつ、あとから続く人のためにも手順書を整えていったってことですよね。