去る2025年9月2日(火)、挑戦者支援をミッションに掲げるプロトスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:前川英麿)は東京大学 伊藤謝恩ホールにて、カンファレンス『AI ON LIVE』を開催しました。
事前申込は約1,000名を超え、当日はAIによる組織変革を模索する多くのビジネスリーダーが集結。
イベント後のアンケートでは満足度が91%を記録するなど、熱気あふれる一日となりました。
本レポートでは、アンケートから見えてきた参加者のリアルな実像と、イベントを通じて明らかになったAI時代の組織づくりの現在地についてご報告します。
■ 参加者データから見る「AI活用」の広がり
今回のイベントには、どのような課題意識を持つ人々が参加したのでしょうか。
事前申込者1,000名超のデータからは、AI活用が一部の先進的な層だけのものではなく、あらゆる産業・規模の組織にとって喫緊の経営課題となっている現実が浮かび上がります。
参加者属性について
- 業種:IT業界が牽引しつつ、製造・コンサル・人材など多様な業界が続く。
IT・通信(約39%)が最多ではあるものの、コンサルティング(約8%)や製造業(約7%)といった非IT業界からの参加も多く、AIが特定の領域を超えてビジネスの根幹に関わるテーマとなっていることが明らかになりました。 - 企業規模:大企業からスタートアップまで、規模を問わない関心の高さ。
従業員5,001名以上の大企業が全体の約16%を占める一方、10名以下のスタートアップも約28%にのぼり、体力のある大企業だけでなく、機動力を武器としたいスタートアップにとってもAI活用が事業成長の鍵を握ると認識されていることがわかります。 - 役職:課長職以上の意思決定層が約半数を占め、経営課題としての認識が明確に。
参加者のうち、課長職以上の意思決定層が約57%に達し、AI活用が単なる現場の効率化ツールではなく、組織の舵取りを左右する重要な経営課題として強く意識されていることがうかがえます。
■ 参加者の声が映す、AI導入のリアルな壁と切実な期待
では、参加者は具体的に何に悩み、AIに何を求めているのでしょうか。事前アンケートからは、ツール導入以前の「組織」や「人」にまつわる根深い課題と、それらを乗り越えたいという切実な期待が見えてきます。
- 社内での理解・リテラシー不足 (52%)
- 自社に合った活用法が見つからない (46%)
- データや基盤の整備が不十分 (41%)
- 投資対効果(ROI)が見えにくい (38%)
- セキュリティ・ガバナンスへの懸念 (37%)
最も多くの参加者が挙げたのは、技術的な問題ではなく、「リテラシー不足」という人の壁でした。
多くの組織が、AIをどう使えば価値が生まれるのか、その共通認識を社内で作れずにいる実態がうかがえます。
- 全社的な業務改善 (47%)
- ナレッジ共有・FAQ対応の効率化 (38%)
- 営業活動の可視化・強化 (33%)
- 採用や人材配置の最適化 (31%)
- 社員の育成・リスキリング支援 (31%)
個別の業務効率化以上に、部門横断での活用や全社的な業務改善への期待が高いことが特徴的です。サイロ化された組織の壁を壊し、会社全体の生産性を引き上げたいという、経営課題に直結するニーズが浮き彫りになりました。
■ 総括:AI実装は「導入」から「浸透」のフェーズへ
今回の『AI ON LIVE』を通じて見えてきたのは、多くの企業がAIのポテンシャルを認識しつつも、その具体的な活用法や組織への浸透プロセスに大きな課題を抱えているという現実でした。
技術の議論だけでなく、当日のセッションで語られたような、人間や組織はどう変わるべきかという根源的な問いへの関心の高さが、それを物語っています。
私たちプロトスターは、本イベントを単なる一過性のものとせず、今後も挑戦者たちが集い、学び、繋がる場を創出し続けてまいります。
この熱気と得られたインサイトを元に、企業のAI実装をさらに加速させるための具体的なソリューションを提供していく所存です。
ご多忙の中ご参加いただいた皆様、ご登壇いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。
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