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無理だ、不可能だと言われたことに対して、どういうアプローチをするか人によって違うと思います。
しかし、今回インタビューしたテラドローンの塩澤駿一さんは、将来のなりたい姿を明確に描いて、論理的に、時に直感的に「あえて」を選択する天才だと感じました。その思考過程と、実現に至るための方法に迫りました。
あえて1.「コミュ症を治したい、だから新聞の営業で修行を」
学生時代に、バイト月間40万円稼いだことがある、と聞いたら誰でもバイト漬けの日々を想像するはずです。
しかし、理系の大学に進んだ塩澤さんは平日は研究室にこもって研究に没頭、周りの仲間はバイトと両立している人はほとんどいませんでした。またさらに2年生の時に、自分はいわゆるコミュ症だと気がついてしまいます。
そこで、あえてえらんだのが歩合制で週末だけの新聞社の営業バイトだったそうです。
そこから卒業まで、時に200件を超える飛び込み訪問で新聞の購読から離脱しそうなお客さんを引き止める仕事を5年間続けることになります。一人当たりおよそ20分間で相手が何を求めているかを感じて、信頼感を築くというまさに営業力がものを言う仕事です。
訪問した200件中4割近くとれる時もあれば、1件しか取れない日もありました。しかし、それでも5年間、モチベーションを維持することができたのは、取れるまで絶対にやめないという強い気概で1件も取れない日がなかったという事実です。
ここで、人への共感の仕方と諦めない重要性を学ぶことになります。
あえて2.「日本を引っ張る人材になる」あえて理系でベンチャーへ」
そもそも高校時代に通っていた進学校では、文系科目で上位5番に入る成績。
しかし、ふとかつて日本を引っ張ってきた功労者はどんな人たちだったかを思い返してみると、トヨタを始めとする自動車メーカーや電気メーカーで理系分野出身者ほとんどでした。
そこで塩澤さんは「日本を良くしたい、引っ張っていきたい」という小4からの夢をかなえるため、理系の大学で自動走行の研究を始めました。そして、そこの教授がテラドローンと共同研究をしていたことがきっかけでテラグループの説明会に足を運んだ時に現在のCOOの関鉄平さんなどキラキラしてかっこよかったと、その場でインターン参加を申し込み、最終的にテラドローンに入社することになります。
入社後の半年間で、塩澤さんは現在、テラドローンの自社製品として売り出しているTerra LiDERの開発に取り組み、市場開拓から特許の取得に至るまで、ほぼ一人で取り組むことになります。
実際は数学が苦手で文系科目が得意だった生徒が、理系の大学を選択するというのは、もちろん簡単な選択ではありません。しかし、自らの大きな夢のためにあえて苦手克服をするいばらの道を選択する勇気が、会社の看板商品の開発を任されるというの塩澤さんの活躍を生み出していると言えます。
あえて3.「海外で働きたい、だから学生時代は日本で研究に没頭」
もし、海外で働きたいと思った時私たちはまず、学生時代にやることとしてまっさきに「英語」と「留学経験」を思いつくと思います。しかし、塩澤さんは将来海外で働くためにしたのは、海外に行くことではなく学生時代に日本でできること、つまり日本語を学ぶことと研究に没頭すること、そして英語以外のスキルを身につけることだったのです。
そして、実際に塩澤さんは入社して2年弱経った今年の1月に、スウェーデンで一ヶ月強滞在して洞窟内の3Dマッピング事業に着手するチャンスを得ました。その時に英語自体に流暢に喋れなくても、これまで培ってきた専門分野での少しの英語と自らの経験と知識が役に立ち、早い段階で海外パートナーとも良い信頼関係を築けたということです。
そこには世界で戦うためには英語だけが全てじゃない、その教訓も含まれていると感じました。
念願だった海外での仕事先、スウェーデンにてオーロラと。
あえて4.「将来、家庭を大切にしたい、だから今はがむしゃらに働く」
さて、急成長のベンチャー企業というと気になるのは、その働き方だと思います。
実際に、塩澤さんは就職活動の際には大学院の推薦をもらい、大手である自動車メーカーのトヨタと最後まで進路を悩んだそうです。おそらくその時にトヨタに入社していたら全然違う未来が待っていたでしょう。
確かに、現在のワークワイフバランスを聞くと、今は9:1、もしくは10:0の割合で仕事に没頭している、と答えた塩澤さん。しかし将来、子供が欲しくないわけでも、家庭を持ちたくないわけでもありません。むしろ家庭も子供も持ちたいと強く思っているそうです。
でも、今は。
若くてエネルギーがある今しかできないことだからこそテラドローンで最先端の技術に触れてワクワクしたり、プライベートを忘れて没頭できる仕事環境に身を置いて、時に自分を追い込んだり、自らの成長を促しているということです。
今後は、日本の社会で埋もれたままの優秀な技術者をより世界で活躍させること、そして技術者でも会社の経営フローを理解した文理の枠を超えた能力をもつ人材を育てるという熱意とともに、合気道や剣道など日本の武道を極めたいというプライベートでの成長意欲を語ってくれました。
「人生は短いから、人がやってない、おもしろいことを、辛くても選ぶ。」
そんな自らのモットーをただのモットーで終わらせない強い意志と方法論がありました。
■塩澤が担当するテラドローン現在募集中のエンジニアポジションをご紹介します
▼募集背景
今後、広く「Terra Lidar」と「TerraSLAM」を利用した、ドローンソリューションの展開に向けて、製品の改良/品質管理/量産体制等、事業を拡大のためハードウェア開発の統括して募集を行います
事業の一つである地下鉱山マイニングの新しい測量手法として、SLAM技術を使ってドローンによる測量手法を開発しています。
▼募集背景
今後、広く「Terra Lidar」と「TerraSLAM」を利用した、ドローンソリューションの展開に向けて、製品の改良/品質管理/量産体制等、事業を拡大のためハードウェア開発の統括して募集を行います
事業の一つである地下鉱山マイニングの新しい測量手法として、SLAM技術を使ってドローンによる測量手法を開発しています。
▼業務内容
地下鉱山向けTerra SLAMとTerra Lidarドローンハードウェア開発技術統括
・主にSLAM点群作成システムの構築
・マルチコプタドローンの機体設計・設計改善
・マルチコプタ用フライトコントローラーを用いた機体の飛行制御
・機体の自己位置推定と経路生成から成る大域的/局所的な移動制御
・プロジェクトマネジメント
・海外のシステムコーダー・ハードウェア設計者とのやりとり
・商品化 構造設計・部品設計
・強度・耐久 信頼性開発/設計
・3次元点群データの利用方法の考案・機械学習など"
・製品開発
・製品改善
・解析・評価
・量産立上げ(外部会社との連携)
・顧客サポート
・ハードウェアとソフトウェアのインテグレーション
▼必須条件
・[ 3年以上のプログラミング経験 or 3年以上のハードウェア開発経験 ]
・ドローン業界とドローンを用いた技術への高い興味関心
・Terra wayへの共感
・ハードウェアの挙動、ソフトウェアの出力結果を基にPDCAを回し続ける力
▼歓迎条件
・SLAM開発経験者
・ドローンの電子回路/機体設計(フライトコントローラー込み)
・ドローンの飛行制御
・ロボコン出場経験者
・ロボット製作経験者
・ROS経験者
・自動運転
・ロボット用のプログラムROS、C++、Pythonのソースコードを作成できる人
▼当該ポジションの既存メンバーのスキルセットとバックグラウンド
<スキルセット>
・ロボット用のプログラムROS、C++、Pythonのソースコードを作成できる人。
・ドローンの電子回路、フライトコントローラーのメンテナンスができる人
<バッググラウンド>
早稲田大学大学院 機械科学専攻 修了(工学修士)。
大学院では自律移動ロボットの研究室でドローンレーザに関する修論研究と画像処理に関する企業との共同研究を両立。
研究で培った技術を活かし、移動ロボットのコンテストにも出場。
休日は新聞勧誘営業のアルバイトで営業力を培い、多い時は土日のみで月間40万円以上稼いでいた
現在、国内外の事業拡大に伴い、一緒に働くメンバーを中途社員・長期インターンの募集を積極的に行っております。応募ポジションは募集ページをご覧ください!挑戦するなら今!
迷ったら、まずはコンタクトしてみてください。
グローバルで開発を行いたい方には、多くのチャンスがありますので興味をもったら、是非ご応募ください。
テラドローン株式会社では一緒に働く仲間を募集しています