今回は株式会社シナジーの社内活動である委員会活動、その委員長に活動内容や感じていることについて、いい人採用委員会は樋野委員長、安全衛生委員会は小濱委員長にインタビューをしました。
シナジーの雰囲気や歩み、社風などを知っていただければ幸いです!
~いい人採用委員会~
ー「いい人採用委員会」の活動内容と目的を教えてください!
現在、委員会には5名所属していて、自社の新卒採用に携わっています。
会社が計画する採用人数に対して、ただ採用するのではなく、「自社で活躍できる人材の採用」を目的に活動しています。
ー委員会活動でこだわっている部分はどんなことですか?
弊社は大きく分けると4事業(ビル総合メンテナンス事業、警備業、人材サービス事業、コンサルティング事業)で構成されていますが、「総合職採用」なので、特定の事業部というよりは、「シナジーとしていかに魅力に感じてもらえるか」というところを大事にしていますね。
どうしてもイメージがわきやすいコンサルティングや人材サービスに人気が集中するので、会社全体としての魅力を感じてもらい、シナジーだから働きたいと思ってもらえるためにはどうしたらいいのか?ということをいつも考えています。
あとは、シナジーに興味はあっても、合う、合わないはどうしてもあることなので、会社と個人のミスマッチが起きないためにはどうしたらよいのかというのも常に頭にあります。
ー会社全体の魅力を伝えるために、委員会のメンバーでどんな工夫をしていますか?
2週間に1度集まって、各事業部の課題や採用したい人のイメージを情報交換した上で、それぞれの事業部の魅力をお互いに話して共有していることですね。
もう一つは、学生と面談した内容をお互いにフィードバックしていることです。
「こんなところに魅力を感じてもらえているよ!」という発見を共通認識としてみんなで持つようにしています。そうすると、採用活動のヒントになることもあるので!
あとは、学生さん1人1人に対してそれぞれに違う魅力を伝えてみて、その話が響いているかどうか?などの反応も見ています。
ー委員会活動の1年間の流れを教えてください!
①その年度の採用目標人数と予算を決定
②これを受けて、目標達成のために媒体の選定とスケジュール組みを行い、エントリーを増やす活動
(インターンシップを企画したり、カジュアルな面談を実施したり、イベントに出たりして、シナジーを知ってもらい、興味を持ってもらう活動をしていきます)
③いよいよ選考スタート!
1次面接は委員会のメンバーが担当し、2次面接からは役員や経営陣が面接を行います。
④合格が出たら、内定承諾のためのフォローを実施。
大まかではありますが、これが1年間の流れです。高卒の採用も平行してやっています。
ー内定者のインターンシップも実施していますが、どうしてですか?
目的は3つあります。まず1つ目が内定者に各事業部の仕事内容や雰囲気を知ってもらって、合う、合わないというのを感じてもらうことを目的としています。
配属決定にあたって、会社が内定者の得意分野を知ることの出来る良い機会にもなっています。
2つ目が各事業部の仕事内容をしっかり覚えてもらい、配属決定後の1年目から活躍してもらうための新人育成を目的としています。
最後に、大学生の場合、内定から入社まで期間が空いてしまうので、不安が出てこないよう、入社までに会社へ馴染んでもらうために実施しています。
ー課題に感じていることはどんなことですか?
やはり、シナジー全体として魅力を感じてもらうためにどうしたらよいか、ということが常に課題としてありますね。
「シナジーだから入社したい!」、「シナジーのこういう考え方に共感したから入社したい!」、「シナジーのこの人のもとで働いてみたい!」と思って入社を希望してくれる人材をどう増やしていくのかが課題ですし、大事にしていきたい部分です。
ー委員会活動をやっていてよかったなと思うことはどんなことですか?
事業部単体ではなく、会社全体の採用に携わるので、委員会メンバー自身も会社への理解が深まったことですね。
メンバー同士がお互いにコミュニケーションをとって、今、各事業部で起きていることや課題点、取り組もうとしていることなどをリアルタイムで共有出来ているのは、普段の仕事にも活きています。
他にも、普段は他の事業部のメンバーと関わる機会がそう多くないのですが、委員会を通じて話す機会も増えて、お互いの距離が近くなったなぁと感じます。
部署を越えて共通の課題に一緒に取り組めることはとてもよい経験になっています。
~安全衛生委員会~
ー「安全衛生委員会」の目的を教えてください!
当社の社員が仕事中に災害や交通事故に遭うことが無いようにすること、つまり安全な職場環境を整えることが安全衛生委員会の目的です。
ー委員会では具体的にどのような活動をしているのですか?
月に一度、各部署の責任者(マネージャーやリーダー)が集まって、災害や交通事故を防ぐために行った取り組みや安全について課題に感じている内容を共有し議論をしています。
また残念ながら災害が発生してしまった時には、災害が起きた部署から提出された災害時の状況や考えられる要因・再発防止策に関する資料を全員で確認しています。
他部署の視点から見ることで、新たな要因が見つかったり、より本質的な再発防止策を立てたりすることができます。
その他、実際に清掃・警備・製造の現場で働くスタッフさんの職場環境を委員会メンバーが見に行き、危険な箇所がないかを確認する安全巡視も毎月実施しています。
他部署の責任者が現場を見ることで、見落とされている危険を探すことが目的です。
ー委員長として気をつけていること、重視していることは何ですか?
普段は事業を円滑に回すことを優先してしまうと、安全に対する配慮がおろそかになってしまう可能性があります。
そのため「安全」という観点から、様々な指摘が出やすくなるように、または議論ができるように全体を見渡して、問いかけるようにしています。
「安全」を優先することで業務の効率を下げてしまう場合もあるので、そこをうまくすりあわせて、バランスを取っていくことが大事だと思っています。
私自身、委員会メンバーとして参加していた時期もありましたが、当時は「この取り組みを実施することで本当に安全な職場になるのか?」と疑うこともありましたし、具体的に何をすれば安全につながるのかもわかりませんでした。
でも、安全衛生委員会の委員長として会社全体を俯瞰するようになると、「安全」の重要性も身にしみてわかってきましたし、アイデアもどんどん出てくるようになりました。
ー活動成果はどんなことですか?
長年の委員会活動を通して、責任者一人一人が安全に対する意識を持てるようになったことが一番の成果です。
さらに部署ごとに異なる事業に携わっているので、安全巡視で様々な職場を見ることを通して、安全に対する感度が高くなっているのもよかったことだと思います。
委員会の中で労働基準法や労働安全衛生法に触れることで、責任者のコンプライアンス意識が向上しました。今後は責任者が学んだ内容を部署のメンバーに伝えていくようにしたいです。
ー最後に委員長として課題に感じていることを教えてください!
「この時期にはこの活動があるから、毎年これをする」と毎回作業のように同じ取り組みをしようとしたり、何か新しい取り組みを行う時についマイナスな発言が出てきてしまったり……
長く続けているからこその課題や事業とのバランスを取ることの難しさは感じています。
なぜその活動をする必要があるのか、何のためにその取り組みを実施しているのかを繰り返し伝えていくことも委員会としての役割だと感じています。
またメンバーにとって耳に痛いことを敢えて言うことや、問題の本質から逸れていないかを確認することも大事かなと思っています。
安全について取り組むことで、「安全の文化を自分たちで作っていくんだ」という意識を高めていきたいです。