私は組織で働くのに向いていないと子供のころから言われていました。また、研究者へのあこがれもあり、大学院に進学を決めたタイミングでは研究者になることを目指していました。ただ、大学の研究室でいろいろアカデミックな世界も自由さがなく息苦しい世界だなーと思い、いつか自分で事業を興すぞと思いながらも、いったんは普通に就職することにしました。
会社員時代も、基本的に好きにやらせてもらっていた気がしますが、組織の方針が個人の考えよりも優先される場合が多いことに窮屈を感じていました。
また、私は根本的に人には上とか下とかはないと思っていて、もちろん敬意をもっている方には丁寧な対応をしますが、必要以上に持ち上げたりすることなく、おべんちゃらを言うこともなく、基本的にはどんな方にもフラットな対応をすることにしています。
進化型組織
このような考えから、組織に属するメンバーは同列で遠慮しないオープンな状態であること、各々の得意なことや好きなことで役割を分担しながら自由に活動し、その結果として自律的に会社が動くような組織が自分では理想に思えてきました。
また、誤解を恐れずに書くと日本はすでに経済的には衰退期です。
出世や成功がキャリアの目標だった時代は終わり、会社は幸せを実現する場所で、仕事は幸せを追求するものではないかと感じていました。(なのでワークライフバランスという言葉には違和感を感じます)
そんな中、ティール組織(進化型組織)の本を読みました。
まさにこれだと思いました。
さつまいもカンパニーで私は、組織が存在する理由、将来の方向性を常に追求し続けています。
また、私がさつまいもを通じて実現したい世界に共感した人=共通の目的をもった人が、主体的に参加してくれることを望んでいます。
インターン生に求めること
さつまいもカンパニーのインターンの特徴は、主体性や自律性が求められることでしょうか。
また、採用にあたっては、さつまいもカンパニーのカルチャーに合うかどうかを重要視しています。さらに、事業や業務は多岐にわたり、変わることもしばしばあるので、その状況にいかに対応できるかという柔軟性やポテンシャルを重視しています。
仕事を単純化すると、取り組む、解決する課題を設定し、そのためにはいま何が足りなくて何をするべきかを明らかにし、それをひとつひとつ取り組んで乗り越えていくだと思います。
インターン生には、私がさつまいもカンパニーとして取組んでいきたいことを伝え、大体の方向性を伝えますが、細かくどうすれば良いかは考えてもらうようにしています。もちろん困ってたり、進捗が滞っている時はこうしたほうが良いんじゃない?というようなアドバイスはします。
結果的にうまくいかなかったとしても、各自が自律的に動いた結果であれば、その責任は問わないようにしています。