こんにちは!サン・クレアで採用・広報のインターンをしております、立教大学の石井日奈子です。
今回は、水際のロッジで12月18日~25日にかけて開催され、大盛況に終わった「森とキャンドルナイト」の裏話についてご紹介します。
「森とキャンドルナイト」は、水際のロッジ周辺の森に約600個のキャンドルを灯す、幻想的な冬の夜を楽しむことができるイベントです。さらにスタッフによる星空ツアー、オリジナルのパンやスープをお出しするカフェの出店など、地域の魅力にどっぷり浸かり、心温まるひとときを過ごしてもらえるような仕掛けが随所に施されていました。
こちらのイベントを仕切っていたのは、前回の記事で紹介したインターン生の中村さんと、スタッフの小笠原さんです!今回はこのお2人に、イベントに込めた想い、苦労話などについてお聞きしました。中村さんおよび小笠原さんの記事についてはこちらからご覧ください。
キャンドルナイトの企画はいつ頃、どういった経緯で出たのでしょうか?
中村さん:企画をし始めたのは11月中旬でした。なので結構ギリギリですね(笑)クリスマスに何かイベントをしたいと思っている所に、キャンドルナイトのアイディアを小笠原さんが提案してくれて。それに、小笠原さんのキャンドルナイトやりたいっていう想いがすごくいいなあと思って、それでやりたい!となりましたね。
小笠原さん:ホテルの立ち上げのメンバーで、もともと何かイベントしたいねと話していた時に、ひそかにキャンドルナイトがしたいなと思っていたんです。でもなかなかその機会がなくて。それで、中村さんがクリスマス期間に何かイベントができないか考えている、という所でこれを提案して。話していくうちの2人でやりたいね、ってなりました。
キャンドルナイトの様子
前々からキャンドルナイトをやってみたいと思っていたのは何がきっかけだったんでしょうか?
小笠原さん:僕は宇和島市の津島町という、海と山に囲まれた場所が出身地なんです。そこに山本牧場というところがあって、毎年夏にキャンドルナイトをしていたんですよ。キャンドルナイトからその山本牧場さんの存在を知って、それをきっかけにイベントの期間外もそこに行ってみたいと感じるようになったんです。キャンドルナイトがあってこそ、地元の良さを改めて実感できたので、松野町でも地域の魅力に気付くきっかけになるようなイベントが開催できればいいなあと思ったことがきっかけですね。あとは、水際のロッジと山本牧場さんの立地の条件ってほぼ一緒なんです。標高300メートル、宇和島市内から車で40~50分で、アクセスは決して良いとは言えない。似たような境遇だからこそ、ロッジでも何かできるのではないかと。
イベントでは廃棄前のキャンドルを使っていたかと思うのですが、何か理由はありますか?
小笠原さん:山本牧場さんも地域の家庭からビンを集めたりして、廃棄前の空き瓶を使っていたんです。それって自分たちにもできそうだなあと思って。僕たちのキャンドルは山本牧場さんからお借りしたのがほとんどなんですけど。知り合い、清掃の方とか、中村さんと仲が良い子に声掛けたり、役場の方にも相談させてもらったんですが、ふるさと創生課の方が中心となって集めてくださったりもしましたね。
そんなに沢山の数を集めるのは大変じゃなかったですか?
中村さん:小笠原さんが本当にすごくて。キャンドルを集めるために色んなところに電話したり、お願いしたりしていて。キャンドルナイトを成功させる、という目標のために行動できるのがすごいなあって思っていました。
小笠原さん:中途半端に終わらせたくない、という気持ちが大きかったですね!わざわざ遠くから来てくださっているのにお客様に対してもそうですし、インターン生として頑張ってくれている中村さんが「イベントやってよかったな」という想いで帰ってもらいたいなと思って。
中村さん:小笠原さんはすごく熱いものを持っている人です!(笑)
地元の小学生がデザインしたキャンドルもあったようですが、これはどういった経緯で依頼することになったのでしょうか?
小笠原さん:ロッジのスタッフの湯之上さんが地域を巻き込んだイベントをしたい、と話していたんです。その実現方法を考えている時に、地元小学生がなんらかの形でイベントに携わってくれたら、地域の方がイベントに来てくださるかも、と考えたんです。理由としては、立地的にロッジは車が必須なので、小学生1人では絶対来れないような場所。小学生の子たちがイベントに行きたい!と思ってもらえたら、親御さんも付き添ってくれるかな、と考えたんです。そこで、どうしたら小学生の子たちを巻き込んでいけるか、って考えた時、最終的にキャンドルのデザインをしてもらう、という所にたどり着いた、という形でしたね。
イベント中も、ロッジの宿泊者の方だけじゃなく、地域の方々も来場してくれていたのでしょうか?
小笠原さん:そうですね!近くに住んでいるけど、ロッジに初めて来たお客様も結構いましたね。遠くから来てくださってくれた方もいました。老若男女問わず、本当に様々な方が来てくださりましたね。ファミリー層もそうですが、地域のおばあちゃんた車に乗り合わせて来てくださったり。
前回中村さんにインタビューした際、イベントの企画で苦労した話を聞いていたんですけれど、小笠原さんも苦労されたのでしょうか?
小笠原さん:イベントをやる、ということ自体も、インターン生の子と何かを作り上げる、というのもどちらも始めてのことであったし、結構苦労したなと思います。あとは、自分たちだけではなくて、カフェをするってなったら、レストランの人達も協力してもらって、そうなるとレストランの方たちの看板を背負わないといけない。そういったスタッフの方々ともコミュニケーションがあまり取れていない部分もあったので、結局前日でばたばたしてしまったり…そういったところは大変でしたね。
小笠原さん考案のホットドッグと、中村さん考案のかぶのスープ
今回のキャンドルナイトのようなイベントをこれからもロッジでやっていきたいと思いますか?
小笠原さん:そうですね、やりたいなあとは思ってはいます。ただ、現実的な話をすると、今回のイベントって8日間やっているんですが、中村さんが最終日に倒れそうになるくらい大変で(笑)期間を短縮したりとか、もう少し業務に余裕がでてきたらやりたいなあと思ってますね。
最後に、イベントを終えての感想をお願いします!
中村さん:やってよかったと思います!企画の段階ではきついことも多かったんだけれれども、イベントで自分が掲げていた目標である、「その土地の魅力を知って、楽しんでもらいたい」というところを達成できた瞬間とか、自分が企画した料理を美味しいって言ってもらえた時は、すごい報われたなと感じています。きついことが沢山あっても、目標に向かって努力していけば得られるものはあるなあと。
小笠原さん:終わってみて達成感はすごくありますね。来てくれたお客さんが喜んでくれた、という所は勿論すごく嬉しいのですが、それとは別で、僕の中で一緒に仕事をしていくスタッフを大切にしたいなと強く思っていて。一緒に準備を頑張ってきた中村さんが今こうやって「やってよかった」と話していることが、自分にとって1番嬉しいです。
大盛況のイベントの裏側では、実はとても苦労されていたという小笠原さんと中村さん。ただ、イベントのことを語るお2人の顔は笑顔で晴れやかとしていました。大変な局面も乗り越えたことで、今後の糧となるような貴重な経験をされたのではないでしょうか。
水際のロッジは、これからもホテルを通じたまちづくりに貢献できるよう、地域の人を巻き込んだ催しをしていきたと考えています。また何か開催する際は公式Instagramのほうで告知も致しますので、是非チェックしてみてくださいね!
公式Instagramはこちらから
https://www.instagram.com/riversidelodge.morinokuni/?hl=ja