What we do
滑床渓谷は、足摺宇和海国立公園の飛地にある雄大な自然に囲まれた秘境です。鬼ヶ城山系の森に囲まれた渓谷で、硬度6という極めて純度の高い軟水が、渓谷の麓の目黒集落の土壌を潤します。やがて清流四万十川へとつながり、太平洋の大海原へ還って行きます。心も身体も、自然とつながっている。その原体験を幼少期にどれだけ重なられるかが、人間を形成していくうえでとても大切であると確信して、本事業を営んでいます。
持続可能な食文化を考える。そのためには私たちも農を学び実践する必要があります。年齢や性別関係なく、その想いに共感をした仲間たちが、関西圏や首都圏から移住をしてきています。
四万十川源流のふもと、人口わずか270人の愛媛県松野町目黒地区。
ここに全国から人が集まり、自然と人が調和して生きる新しい営みを紡いでいるのが「森の国Valley」です。かつて林業で栄えたこの地は、いま少子高齢化と過疎が進む限界集落。しかし、その豊かな森と清らかな水、そして地域に受け継がれてきた暮らしの知恵を活かし、私たちは“持続可能で人間らしい営み”を次世代へつなぐことを目指しています。
森の国Valleyが大切にしているのは、生態系の循環を尊重し、できるだけ自然本来の力を引き出すこと。活動の柱は「森、農、食、医、育」の5つです。
森:エネルギー自給、森林サービス(観光)、ジビエ狩猟、空き家DIYなどを通じて、森を守り活かす取り組みを行います。
農:耕作放棄地を再生し、自然栽培や土壌再生農法で生命力あふれる農地を取り戻しています。
食:Slow Food文化をベースに、サステナブルレストラン「森とパン」を運営。地元食材の魅力を引き出すメニューを提供します。
医:アーユルヴェーダ、瞑想、ヨガ、ホリスティック統合医療など、心身を整えるための知恵を日常に。
育:野外教育プログラム「NAME CAMP」や、2025年春に開校した「あめつち学舎」による通信制高校支援で、自然の中で生きる力を育む教育を行います。
特にあめつち学舎は、全国から集まった高校生が、地域での共同生活や農業・森づくり・地域イベント運営などを通して、自分の興味や可能性を深める学び舎です。教室だけでは得られない経験を通じて、自らの生き方を描くきっかけを提供しています。
こうした活動を支えるのが、森の国Valleyが運営する宿泊施設です。訪れる人が「自然の中で過ごす時間」を思い思いに選べるよう、短期から長期までの滞在スタイルを用意しています。
■水際のロッジ(1泊〜2泊)
滑床渓谷のすぐそばに立つ全10室のロッジ。ご家族での自然体験や、日常を離れてリトリートしたい方に。トレッキングや渓谷散策の拠点にも最適です。
詳細→https://morino-kuni.com/riverside-lodge/
■水際のCamp-Us(3泊以上)
中長期滞在やワーケーション、企業研修に対応。森の国Valleyの取り組みを間近で体験・学べるほか、地域の人や他の滞在者との交流が日常的に生まれる場です。プロ仕様のオープンキッチンや、多目的スペースを備えています。
詳細→https://morino-kuni.com/camp-us/
私たちの挑戦は、まだ始まったばかりです。
都市と地域、自然と人、世代と世代をつなぐハブとして——森の国Valleyはこれからも仲間を迎え入れ、未来を共につくる場であり続けます。
Why we do
地元の食材をふんだんに使ったお料理を提供する「Selvaggio」が併設する「水際のロッジ」は僅か10室。ご家族連れに楽しんでいただけるよう、滑床渓谷を熟知した素敵なスタッフがおもてなし。お客様とスタッフの関係性よりも、まるで家族のようなお付き合いになることも。
料理人が監修した本格的な多機能オープンキッチンがあり、地元の旬食材や基本的な調味料も用意をしているので、中長期の滞在にもピッタリ。シンボリックな暖炉があるラウンジスペースでは、ローチェアで読書したり、ラグに寝そべってゆったりとくつろいだり。憩いの場としてご利用いただけます。
瀬戸内で宿泊施設を育ててきた私たち。
2020年のコロナ禍で全館休館となり、突然訪れた静かな時間の中で自分たちに問いを投げました。
——ホテル事業だけで、本当に未来を守れるのか?
その答えが、私たちのPhilosophyです。
■Philosophy
THINK ORIGIN.
あめつちと共に、来たる時代に新緑を。
■Message
かつて森を覆った葉は秋に落ち、土へ還り、次の若葉を育てます。
人や社会も同じように、循環し、次世代の養分となるべきではないでしょうか。
スピードや効率、最大化ばかりを追い、限られた人だけが席を譲らない社会では、格差や環境破壊が進む一方です。
私たちは、しがみつくような生き方ではなく、森のような会社を目指します。
命が分け隔てなく育まれ、役目を終えれば次の命を支える。
あめつちの生き方こそが、私たちの理想です。
人や大地が持つ本来の力を信じ、あるがままに育む。
そうして実った稲穂や果実のように、事業を創り、育む。
太陽と創造を意味するサン・クレアは、あめつちと共に「新緑」を生み出す共創体であり続けます。
それこそが、人としての営みの原点であり、新しい時代にふさわしい歩み方だと信じています。
How we do
地域や地球環境、次世代の為に何ができるかを考え、地力蘇生(「食と農業」)事業に挑戦。地球にとっても人の身体にとってもよりよい食を考え、有機農法、自然栽培、自然農法などさまざまな農法にチャレンジをしてきた結果、松野町目黒での不耕起栽培の米作りにたどり着きました。
大学院で野外教育を専門的に学んできたスタッフが「野外キャンプ事業」を自ら推し進めています。私たちはこれからの未来を生きる若者たちの生きやすい人生を願って、子どもの時にしかできない体験を野外教育事業を通じて提供。自分らしさという軸と共に生き、自分のことを好きでいられる若者を増やすために。
四万十川源流のふもとにある小さな集落に、全国から20〜30代の若者が集まっています。
共通しているのは、Philosophyへの共感と「自分の手で未来をつくりたい」という想いです。
学歴や経歴よりも、「これから何をつくるか」を大切にしています。
社会のレールや既存の枠組みに違和感を覚えた人こそ、森の国Valleyでは力を発揮できます。
森を守る。耕作放棄地を再生する。地元食材で新しい食文化を生み出す。宿泊施設や教育の場を運営する——ここではそれらが日常です。
都市部から訪れるゲストやインターン生、地域の人々と協力しながら、自然と人の営みが循環する暮らしを実践しています。
あなたの関心やアイデアが、この地域と未来を変えるきっかけになります。
一緒に、次の時代にふさわしい営みを形にしていきましょう。
■弊社コーポレートサイト
https://sun-crea.biz/