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【Vol.10】松野町の良さを伝えるために。地方創生への小さな小さな一歩。

 皆さん、こんにちは!インターンシップ生の熊崎海乃です!

 サン・クレアでは、松野町で「水際のロッジ」の運営を行っているのですが、町全体を盛り上げる活動も行っています。ここ松野町はわずか人口4,000人という人数の少ない町で、10の地区に分けられています。特に「水際のロッジ」が所在している目黒地区は270人という少なさで、皆様がまさしくイメージされている「過疎地域」であり、少子高齢化という社会問題が現状にあります。地域の人口を増加させたり、経済と社会を活発化させるといった「町おこし」をする際には、その地域に合った戦略を考える必要性があります。 

 まず私たちは、町にある、皆様に知られていない魅力を発信することが大切だと考えています。以前の記事にも記載した通り、ここ松野町には、自然豊かな滑床渓谷があること(四万十川源流にあたります)、目黒米という地域ブランド米があること、桃や栗といった特産物などがあります。また、野生の動物がいたり、都会では見ることができない星空を見ることが出来ます。水や空気も綺麗で、水道水でも十分美味しい水を飲むことが出来ます。関東にある自宅では、飲料水はいつもスーパーで入手していたので、松野町に来た際に「そのまま飲める!」と感動したのを覚えています。

 今日は、ワサビを植えている様子を見学させていただきました!皆様は、ワサビがどうやってできるかご存じですか?ワサビと言っても、スーパーで販売されているワサビと、日本料理店などで出てくるワサビでは違いますよね。ワサビには「沢ワサビ」と「畑ワサビ」の2種類があって、「畑ワサビ」は、加工品や練りワサビの原料として使用されることが多いのに対し、「沢ワサビ」は、より色/香りが強く「生ワサビ」として使用されます。良質ということですね!

 また、「沢ワサビ」は水温が8~16度の水質のよい場所で育ちます。どこででも育てることが出来る「畑ワサビ」とは異なり、「沢ワサビ」は限られたところでしか育たないんですね。水温水質がポイントになります!四万十川源流であることだけでも、きっと「水がきれい」であることを伝えることはできるのですが、加えて「沢ワサビ」ができる場所となると、より具体的にイメージを持っていただけるのではないかと考えています。(※以前、松野町目黒地区では、沢ワサビが実際に採れたいたようですが、現在は作り手もいなくなっている状態です。)

 先程も記載した通り、ワサビを育てる際には、水温がとても重要になります。このワサビを育てている場所には、ニジマスやアマゴといった魚も飼育されているのですが、魚が生きるにももちろん水温は重要になっています。以前は、その都度測って温度を確かめていましたが、現在では、1時間ごとに自動でログが取れるもので管理されているそうです!テクノロジーを取り入れることで、より生産性が高くなりますよね!

 少し見えづらいのですが、ワサビの横に大きなニジマスが沢山泳いでいます。

 この写真を見てください!ワサビを育てている場所の真横の川なのですが、水がとてもきれいですよね!

このように、ホテル/観光のみならず、地方創生に関して考えることが出来るのはとても楽しいです!「どんな事をしたら、より松野町が盛り上がるか」「松野町の良い所はどんなところか」そういった事を考えたい学生さん、挑戦したい学生さんにとっても勉強になるインターンシップだと思います(^-^)

ホテル運営・企画スタッフ
四万十川源流で、ホテル・観光・教育・地方創生に携わるインターンシップ募集!
四万十川源流のふもと、人口わずか270人の愛媛県松野町目黒地区。 ここに全国から人が集まり、自然と人が調和して生きる新しい営みを紡いでいるのが「森の国Valley」です。かつて林業で栄えたこの地は、いま少子高齢化と過疎が進む限界集落。しかし、その豊かな森と清らかな水、そして地域に受け継がれてきた暮らしの知恵を活かし、私たちは“持続可能で人間らしい営み”を次世代へつなぐことを目指しています。 森の国Valleyが大切にしているのは、生態系の循環を尊重し、できるだけ自然本来の力を引き出すこと。活動の柱は「森、農、食、医、育」の5つです。 森:エネルギー自給、森林サービス(観光)、ジビエ狩猟、空き家DIYなどを通じて、森を守り活かす取り組みを行います。 農:耕作放棄地を再生し、自然栽培や土壌再生農法で生命力あふれる農地を取り戻しています。 食:Slow Food文化をベースに、サステナブルレストラン「森とパン」を運営。地元食材の魅力を引き出すメニューを提供します。 医:アーユルヴェーダ、瞑想、ヨガ、ホリスティック統合医療など、心身を整えるための知恵を日常に。 育:野外教育プログラム「NAME CAMP」や、2025年春に開校した「あめつち学舎」による通信制高校支援で、自然の中で生きる力を育む教育を行います。 特にあめつち学舎は、全国から集まった高校生が、地域での共同生活や農業・森づくり・地域イベント運営などを通して、自分の興味や可能性を深める学び舎です。教室だけでは得られない経験を通じて、自らの生き方を描くきっかけを提供しています。 こうした活動を支えるのが、森の国Valleyが運営する宿泊施設です。訪れる人が「自然の中で過ごす時間」を思い思いに選べるよう、短期から長期までの滞在スタイルを用意しています。 ■水際のロッジ(1泊〜2泊) 滑床渓谷のすぐそばに立つ全10室のロッジ。ご家族での自然体験や、日常を離れてリトリートしたい方に。トレッキングや渓谷散策の拠点にも最適です。 詳細→https://morino-kuni.com/riverside-lodge/ ■水際のCamp-Us(3泊以上) 中長期滞在やワーケーション、企業研修に対応。森の国Valleyの取り組みを間近で体験・学べるほか、地域の人や他の滞在者との交流が日常的に生まれる場です。プロ仕様のオープンキッチンや、多目的スペースを備えています。 詳細→https://morino-kuni.com/camp-us/ 私たちの挑戦は、まだ始まったばかりです。 都市と地域、自然と人、世代と世代をつなぐハブとして——森の国Valleyはこれからも仲間を迎え入れ、未来を共につくる場であり続けます。
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