これから未曾有の人口減少を迎える日本において労働生産性の向上は不可欠です。その生産性向上を牽引するSaaS、チームのタスク管理・プロジェクト管理ツール「スーツアップ」を開発・運営する株式会社スーツでは、インターンとして共に挑戦できる学生を募集しています。
代表者の小松はプロ経営者として活躍し、過去には上場会社の代表者、カピバラの露天風呂で有名な伊豆シャボテン動物公園グループや日本を代表するYouTuberが所属するYouTuber事務所「VAZ」の企業再生の実績があります。現在、スーツ社は”大人スタートアップ”として、著名なVCやPEファンドから資金調達をしてIPOを目指しています。
代表の小松と広報の宮本が語るのは、経営者視点で事業を動かす面白さと、成長機会にあふれるリアルな現場。インターンが行う業務は、プロダクト関連から人事、広報、インサイドセールスまで、生成AIを活用した最先端の業務に関わりながら、圧倒的なアウトプットと思考力が磨かれる日々。
過去には、コンサル、金融、商社や外資ITなど難関企業に羽ばたいたOBも多数。今、あなたの学びと挑戦が、社会に本当に価値あるプロダクトを生み出す力になります。
プロ経営者の下で学ぶビジネスのつくりかた。インターンが経営を学ぶ入口
宮本:今日は、スーツのインターンに興味を持ってくださった学生の皆さんに向けて、私たちのことをご紹介できればと思っています。まずは、会社のことを知ってもらうところから始めましょう。小松さん、株式会社スーツの立ち上げの背景について改めて教えていただけますか?
小松:株式会社スーツは、もともと2014年に私が創業した経営コンサルティング企業です。この10年弱は、中小・中堅企業やスタートアップのバリューアップを、クライアント企業の社長を相手に、いわゆるハンズオンで、経営支援をしていました。
しかし、人口減少が確実視されている日本で、より同時多発的に多くの企業の手助けをしたいと考えてSaaS開発に着手し始めたのが、今からちょうど3年半前の私が40歳の時です。元旦にビジネスプランを書き上げて、今の「スーツアップ」のビジネスがスタートしています。
「スーツアップ」は、チームのタスク管理・プロジェクト管理ツールです。学生の皆さんはまだ分からないかもしれませんが、世界の経済大国の日本でも、組織がつくれていて、仕事の分業がしっかりとできているのは一部の大企業だけです。上場企業や今をときめく有名なスタートアップなどを含む大半の企業では、組織の構築、コミュニケーションの整備やマネジメントシステムができていません。
そのため、各スタッフの業務のブラックボックス化が生じており、低い生産性になってしまっています。私たちは、この問題を解決すべく、チームのタスク管理がかんたんに実現するツール「スーツアップ」の開発・運営をしています。
「スーツアップ」は単なるタスク管理ツールではありません。もっと本質的に、企業の中にある業務の“見えにくさ”や“分断”を構造的に解消し、経営判断や現場実行のスピードを底上げするための仕組みです。業務をプロジェクト単位で構造化し、「誰が、どのようなタスクを、いつまでに実行しなければならないか」を、チームの誰が見ても明らかにする。
しかも、エクセルやスプレッドシートのような直感的に扱えるUIと、弁護士、会計士や経営コンサルタントが制作したタスクひな型機能などもあります。これは、表面的なDXや効率化とは一線を画すものです。
宮本:スタートアップとしては珍しく、ほぼ全ての日本のビジネスパーソンが使えるといっても過言ではない表計算ソフトのインターフェースが特徴的ですよね。
小松:ええ。私は、20年ほど、中小・中堅企業やスタートアップの経営に関わってきましたが、中小企業のITリテラシーは、東京のスタートアップの感覚とは程遠いです。どんなに優れたシステムであっても使ってもらわなければしょうがないわけです。そのため、そういったITリテラシーが決して高くないスタッフでもその日から使えるインターフェースを採用しました。
また、先ほどのとおり、日本の中小企業には優れた現場力がある反面、それを活かしきれない構造的な非効率が多く存在することを実感していました。特に多く見られたのが、業務の属人化、タスクの抜け漏れ、経営者と現場の情報断絶といった問題です。これを根本的に解決するには、経営と現場が一緒にタスク管理を行って、共有しながら判断・実行できるチームのタスク管理が必要でした。
そして、その解決策が、私たちが開発している「スーツアップ」なのです。
宮本:まさにチーム力をアップさせるためのツールですね。その意味でも、インターンとしてこのスーツに飛び込むのは、ただの就業体験とはまったく違いますね。「組織づくり」をクライアントに提供する会社のビジネスを作るわけですからね。
小松:そのとおりです。ぜひとも私が書いた『1+1が10になる組織のつくりかた』という本も読んでもらいたいのですが、スーツ社のやりたいことはこの本に書かれています。
うちのインターンは「学生だけど経営の一部に関わっている」という感覚を持てる環境です。しかも、生成AIという最新技術を活かしながら、経営・現場・ユーザーの視点をつなぐ。これは、他ではなかなか味わえない経験だと思っています。
特に学生の皆さんに伝えたいのは、組織は、人が集まれば組織になるのではなく、自分たちで作るものだということ。だからこそ、学生時代からこうした仕組み作りに触れることは、将来どんな仕事に就いても活きてくると思います。
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生成AIで“事業をつくる”。実践のフィールドがここにある
宮本:では、ここからは具体的に、インターンで関われる業務についてお話ししていきたいと思います。最近は特に生成AIの活用がキーワードになっていますよね。
小松:はい、まさにそこが今のスーツのインターンの醍醐味です。私たちが求めているのは、ただの補助としてのインターンではなく、事業を前進させる実働部隊の一員として関わってくれる学生です。そしてそのために、ChatGPT、Gensparkなどの生成AIを最大限に活用してもらっています。
宮本:具体的には、どのような業務に取り組むことになるのでしょうか?
小松:大きく分けると、プロダクト関連、人事、広報、そして、インサイドセールスの4領域です。全ての業務において積極的に生成AIの活用をしてもらって、効率的に業務をこなしてもらいたいと考えています。もちろん仕事の進め方については丁寧に教えますので安心してください。
たとえば、プロダクト関連では、ユーザテストとUXライティングを考えています。こちらについては、当社が想定するユーザは、決して特定分野の専門家とかではなく、広く一般的なビジネスパーソンです。むしろ先ほどのとおり、地方の中小企業の方々もターゲットになっていますので、ITリテラシーは決して高くない方を想定しています。そのため、そういったユーザの立場になって操作性のテストをしてもらい、マニュアル作成をしていく必要があります。
人事領域では、今まさに見ていただいてるWantedlyの記事制作、その他各種採用媒体の運用などを考えています。広報領域では、当社は「スーツアップ」のブランディングとオウンドメディア運営に力を入れていますので、そちらの記事制作やSNS運用などが仕事になります。
そして、インサイドセールスですが、セールスフォース出身者に手伝ってもらいながら、アポイント獲得のための仕組みの構築をしています。生成AIを活用したリスト作成やトークスクリプトの作成からパート・アルバイトの方の管理まで様々な業務があります。
なお、これらの業務は、今までのインターン生たちが実際にしていた業務でもあります。
宮本:どれも「AIを使って文章を生成する」だけでは終わらない、本質的な理解が必要なタスクですよね。
小松:そうなんです。単なるAIの出力代行ではなく、「どうすればこのプロダクトがより伝わるか」「どうすれば営業が受注しやすくなるか」といった”問いを立てる力”が重要です。そして、その問いに対して仮説を立て、AIを道具として活用し、実際に成果につなげていくという実践のサイクルを回してもらいます。
宮本:インターンのアウトプットが、そのまま事業やKPIに直結することも多いですよね。
小松:ええ。あるインターン生が作ったSEO記事が、月間数千のオーガニック流入を生み出していたり、採用広報の一文がスカウト返信率を劇的に向上させたり。「自分のアウトプットが事業を動かしている」という実感を持てるのは、他社ではなかなか得られない価値だと思います。
成長の手応えが、まだ知らない“自分の武器”をくれる
宮本:こうして話を聞くと、スーツのインターンはなかなかハードルが高い印象を持たれるかもしれません。でも実際には、皆さんすごく楽しそうに取り組んでいますよね。
小松:そうですね。最初は誰でも戸惑いますし、「こんなに文章を書くのか」と驚かれることもあります(笑)。でも、その分、論理的な思考、文章力やビジネス・コミュニケーションといった「仕事の基礎体力」が確実に身につくんです。
宮本:とくに印象的だった学生の成長エピソードはありますか?
小松:コンサルティング企業に内定のあるインターンは、最初は「正解を求める癖」が強くて、ある程度の自由度と裁量のある業務を振っても、”問いを立てること”ができずに苦しんでいました。きっと予めある設問に対して回答を覚えるという勉強をしてきた、真面目な学生だったんでしょうね。
でも、あるとき「それだとAIに負ける」と気づいた瞬間から変わりました。そこからは、自分で仮説を立てて提案してくるようになり、実際にUXライティングの大半はその彼が制作してくれました。非常に優秀だったので、今後の活躍が楽しみです。
宮本:学生にとって、自分のアイデアが採用される体験って大きいですよね。
小松:本当にそう思います。自分で考えたことが誰かの行動を変え、組織やプロダクトが良くなる。その体験を持って社会に出たら、どんな組織に行っても受け身にはならない。これは、学生時代にこそ得て欲しい学びです。
特にAIの進化は著しいですから、”問いを立てること”ができれば、答えはAIが出してくれます。なので、今、何が必要なのか、何が求められているのかを考える力がこれからのビジネスパーソンには必須な能力なのではないかと思います。
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学業優先、それでも成長の機会が欲しい。どんな進路でも活きる武器を
宮本:スーツのインターン出身者には、すごい進路を歩んでいる方も多いですよね。
小松:はい、私は大学生のときは映像制作ばかりしていましたから、本当に皆さん優秀です(笑)。これまでにコンサルティング、金融(アセットマネジメント)、商社や外資ITなどに進んだ方々がいます。もちろん就職先のブランドを誇るわけではなくて、彼らが語る「スーツの経験が糧になった」という言葉に価値を感じています。
宮本:特にどのような部分が役立ったと言っていましたか?
小松:一番多いのは、「抽象と具体を往復しながら、アウトプットする力が身についた」という声ですね。思考だけではなく、思考を伝わる形に変える能力。このスキルは、社会人になってから本当に差がつくポイントです。どのような会社に行っても、最初のうちは思考整理や資料作成が中心になる。そのときに、スーツで地頭の使い方を体に叩き込んだ経験が効いてくるんです。
宮本:他にも「社会人として働き始めた今、スーツでやっていたAI活用やタスク管理の知識がそのまま活きている」と話すOBもいました。
小松:嬉しいですね。自分の将来像がまだぼんやりしている人にも、スーツのインターンはおすすめです。いろんな業務に触れる中で、自分の「やりたいこと」や「得意」が見えてくるし、実際にプロジェクト単位で成果を出すことで進路の選択肢が広がると思います。
宮本:ここまで読むと「やってみたい」と思う一方で、やっぱり学生の本分は学業。そのあたりはどうサポートしていますか?
小松:もちろん学業が最優先です。定期試験前や就活期などは休んでいただいて構いません。事前に伝えてもらえれば調整できます。実際、週2回・3時間だけ参加という学生もいますし、夏休みや春休みに集中して入る方もいます。
宮本:でもその短時間の中でも、インターン生たちはすごく成果を出していますよね。
小松:これは、時間よりも「密度」の問題だと思っています。こちらもただ業務を渡すのではなく、「この学生にはこれを任せると伸びる」というポイントを見極めてアサインします。量より質、時間より解像度。そこに向き合うのが私たちのスタンスです。
宮本:他社と比べて、学生を本当の戦力として見ているのが伝わります。
小松:学生というより仲間なんです。だからこそ、こちらも妥協しませんし、アウトプットにもフィードバックは厳しい。でもその分、得られる成長も本物です。
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社会を動かす挑戦を、学生時代に。
小松:最後に改めて伝えたいのは、「自分の成長が、事業を前に進める実感」を得られる環境だということ。たった一行のライティングが、たった一つの提案が、事業のKPIを動かし、顧客の行動を変える。スーツのインターンには、それが本当にあります。
宮本:学生時代にこうした体験ができる場って、まだまだ日本には少ないですよね。
小松:だからこそ、高い成長意欲を持った方には、ぜひ一歩踏み出してほしいです。生成AI、プロダクト開発、人事、広報やインサイドセールスと関われるテーマは広く深く、でも何より、あなたの名前で成果を出せる場所です。
宮本:本気で成長したい。社会の仕組みに触れたい。そんな思いを持つ皆さん、私たちはいつでも歓迎します。ご応募、お待ちしています!
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