スタディプラスは「学ぶ喜びをすべての人へ」をミッションに掲げ、学習管理アプリ「Studyplus」・若年層向けマーケティングソリューション「Studyplus Ads」・教育機関向けコミュニケーションプラットフォーム「Studyplus for School」の提供を通して、学習者やその環境が抱える本質的な課題解決に取り組んでいます。
「Studyplus for School」はBtoBのプロダクトなので、顧客の要望を元に降ってきた案件をいかにこなすか、という受託に近い仕事の仕方になりがちなんですが、それだけじゃ面白くないなと思っているし、学習者中心の開発にはなりにくいと思っているんですよね。 なので僕は施策オーナーという制度を立ち上げて、エンジニア自ら案件を取りにいく仕組みをスタートさせました。その制度からリリースした第一弾が「未読既読機能」でした。
ー2024年度上期に開催した全社イベント「Value award」で、エンジニアが「Studyplus for School」導入塾でバイトを行うプロジェクトが表彰されました。伊尾木さんが主導されたと思いますが、この取り組みについても教えてください。
伊尾木:「Studyplus for School」のシステムは塾や学校のお客様向けに作っているので、自分たちでドッグフーディングできない、システムを自分事化して使えないっていうのが大きな課題だと思ったんですよね。 擬似的に使ってみるとかいろいろ試したんですけど、ピンとこなくて。最終的には自分たちが塾の立場に立たないと無理だよなとっていうことで、スタディプラスのエンジニアが無料で塾講師のバイトをしにいく取り組みをすることにしました。 さすがに先生として授業を持つことはできなかったんですが、メンターのような形で自習室にいる生徒さんとやりとりをして、躓いているところを少し教えてあげるようなことを2,3日間やりました。 塾の生徒さんが実際に「Studyplus」をどう使っているのかを間近で見れましたし、それによって僕たちの「Studyplus for School」の画面上のデータを見る視点が変わったことを感じました。今までは無味乾燥なデータだったものが、「今さっきしゃべった○○さんのデータがそこにある」と思うと、生きたものに変わってきたんですよね。
羽鳥:今までは塾の先生側の目線に立つことは一定考えられていたんですけど、その先に生徒さんが実際にいることを生で体験することができたので、「Studyplus for School」が学習者に価値を届けられることを身をもって実感できました。 仕事のモチベーションも上がりましたし、生徒さんの様子を見て今まで気付けなかった使いづらさみたいなことにも気付けたので、それを改善したいなと思っています。