子供の自由研究にも使える?!親子で楽しく夏休みクッキング企画!
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長い夏休み、子どもと過ごす時間が増えるのは嬉しいけれど、毎日のごはん作りはちょっぴり大変…と感じることもありますよね。そんな時こそ、発想を転換して、親子で一緒にキッチンに立ってみませんか?子どもにとって、自分で作った料理の味は格別です。きっと好き嫌いも忘れて、目を輝かせて食べてくれるはず。
この記事では、親子で楽しめる夏休みクッキングのアイデアを、たくさんのヒントと共にご紹介します。
「できた!」が自信に繋がる、年齢別お手伝いメニュー
「お手伝いしたい!」という子どもの気持ちを大切にしたいけれど、何をお願いすれば良いか悩みますよね。大切なのは、年齢に合った「ちょっと頑張ればできること」をお願いすること。達成感が、子どもの自信を大きく育ててくれます。
例えば、粘土遊びが好きな幼児期のお子さんなら、ハンバーグのタネを混ぜたり、クッキー生地をこねたりする作業は夢中になること間違いなし。サンドイッチの具材を自由に挟んでもらうのも、創造力が掻き立てられて楽しい時間になります。
小学校低学年になると、手先が器用になってきます。卵を上手に割れたら、たくさん褒めてあげてください。出来上がった料理をお皿にきれいに並べる盛り付けは、子どものセンスが光る見せ場です。火を使わない電子レンジ調理や炊飯器レシピに一緒に挑戦するのも良い経験になります。
中学年から高学年にもなれば、もう立派なパートナーです。大人がしっかり側について、包丁の使い方を教えてあげましょう。最初は豆腐やバナナのような柔らかいものから始めると安心です。簡単なレシピ本を一緒に見ながら、一つ一つの工程をクリアしていく喜びは、料理の楽しさをより深く教えてくれるでしょう。
これだけは守ろう!安全な調理のポイント
親子クッキングで最も大切なのは、何よりも安全です。「危ないからダメ!」とつい言いたくなる気持ちをぐっとこらえ、安全な環境を整えてからスタートしましょう。
最初は、炊飯器や電子レンジを使った火を使わないレシピから始めるのがおすすめです。包丁を使うときは、子ども用の安全なものを用意するのも一つの手。猫の手の形にして食材をおさえること、包丁から目を離さないことなど、具体的な約束事を最初にしっかり伝えることが大切です。
そして何より、子どもが「やりたい!」という気持ちになった時が最高のタイミング。大人が材料や調理器具をあらかじめ準備しておくと、子どもの集中力が途切れず、スムーズに楽しむことができます。無理強いせず、親子のペースで進めていきましょう。
わぁ!っと歓声があがる、子供が喜ぶ盛り付けアイデア
せっかく一緒に作った料理だから、見た目もとびきり素敵に仕上げたいですよね。ほんの少しの工夫で、いつものごはんがレストランの一皿のように大変身します。
ごはんを動物の形にしたり、ハムやチーズを星やハートの型で抜いたりするだけで、お皿の上が一気に華やかに。仕切りのあるワンプレート皿を使えば、カフェランチのようなお洒落な雰囲気を演出できます。ミニトマトやブロッコリーで彩りを加えれば、栄養バランスも見た目もバッチリです。お皿をキャンバスに見立てて、親子で自由にお絵描きする気分で楽しんでみてください。
美味しく学べる、食育にもなる簡単レシピ
親子クッキングは、子どもの食への関心を自然に高める最高の食育です。
トマトやピーマン、きゅうりといった色鮮やかな夏野菜をたっぷり使ったメニューは、夏バテ防止にもなり、旬の味覚を学ぶ良い機会になります。そうめんやカレーなど、いつもの定番メニューに夏野菜を加えるだけで、季節感あふれる一品に。また、七夕の行事食であるそうめんや、お住まいの地域の郷土料理を一緒に作れば、食文化に触れるきっかけにもなります。
火を使わずに作れるフルーツポンチやヨーグルトパフェなどのおやつ作りも、小さな子どもが安心して楽しめるのでおすすめです。
夏休みの宿題も解決!自由研究にもなる料理実験
夏休みといえば自由研究。実は、毎日使っているキッチンは、科学の不思議がいっぱいの実験室なんです。
例えば、「なぜ、切ったりんごは茶色くなるの?」という疑問から、塩水やレモン水につける変化を観察するのも立派な研究になります。牛乳と生クリーム、砂糖を氷で冷やしていくと、どうして美味しいアイスクリームに変わるのでしょうか?液体が固体に変わる様子を目の当たりにする体験は、子どもにとって大きな驚きと発見に満ちています。
料理という身近なテーマを通して、科学の面白さに触れられるなんて、一石二鳥ですよね。
この夏はぜひ、親子でキッチンに立って、美味しくて楽しい思い出をたくさん作ってください。エプロンをつけた子どもの誇らしげな笑顔が、何よりのスパイスになるはずです。
子供と一緒に過ごせる貴重な時間、一見めんどくさいと感じる夏休みのご飯も一工夫で楽しい思い出に。