信頼が「越境」を加速させる。スタメンのエンジニア対談が明かす、「人と組織で勝つ」プロダクト組織への進化【プロダクト開発の現場から vol.4】
企業の本当の開発文化は、開発者たちの「人となり」を知るためのリアルな対話の中にこそ宿る──。
プロダクト組織へのインタビュー第四弾です。今回は、モバイル開発で日々開発と組織づくりを牽引する2名のエンジニアにインタビューしました。(前回のインタビューは以下です。)
一人は、農学部で稲の研究に没頭した末に、テクノロジーの可能性に目覚めたエンジニア。 もう一人は、名古屋で同年創業の「共に走る仲間」として常に意識していた企業へ、その思想に惹かれて移籍してきたエンジニアリングマネージャー。
異なるミッションを背負い、ユニークなキャリアを歩んできた二人は、スタメンという場で、日々どのような対話を交わしているのか。そのリアルな言葉から、プロダクトを進化させ、キャリアを飛躍させる、スタメンならではの「開発の面白さ」についてインタビューしました!
写真左:プロダクト開発部EM 朝倉 慎亮/写真右:プロダクト開発部 青木 振一郎
青木 振一郎 | プロダクト開発部 iOSエンジニア 大学では農学部で稲の研究に没頭。卒業後、新卒で入社した企業でテクノロジーが持つ影響力の大きさに気づき、エンジニアへの転身を決意。2022年にスタメンへジョイン。「職場の働きやすさを良くしたい」という自身の想いと、スタメンのビジョンが重なった。朝倉からは「おしんさん」というニックネームで呼ばれている。
朝倉 慎亮 | プロダクト開発部 エンジニアリングマネージャー 名古屋で同年創業のスタートアップに在籍し、当時からスタメンを常に意識していた。プロダクトや組織の思想に強く惹かれ、2023年にスタメンへ参画。現在はエンジニアリングマネージャーとして、チームメンバーの成長と組織のケイパビリティ最大化に日々向き合っている。青木からは「アサシンさん」と呼ばれている。
元・農学部、「共に走る」と意識した企業へ。二人の開発者が「スタメン」を選んだ理由
──青木さん(おしんさん)、朝倉さん(アサシンさん)、本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、お二人は非常にユニークなご経歴をお持ちです。なぜ数ある企業の中からスタメンを選ばれたのか、その経緯からお伺いできますでしょうか。
青木:僕は大学では農学部で稲の研究をしていました。元々理系だったのでテクノロジーの可能性は感じていましたが、その力を強く実感したのは前職です。名刺の裏のQRコード一つで、アナログな作業が劇的に効率化されるのを見て、「1から10に影響を与えられる、すごい可能性だ」と感じ、エンジニアの道を志しました。
そして、働く人の「幸福度」について強く考えるようになったのも前職での経験がきっかけです。そのころ外国人技能実習生の方々と接する機会が多かったのですが、当時、彼らの労働環境や待遇は決して良いとは言えないケースも多々見られました。その体験から、転職活動では「職場の働きやすさを良くしたい」という自分の想いを実現できる会社を探し、スタメンに辿り着きました。
朝倉:テクノロジーで「働きやすさ」を良くしたい、という想いがおしんさんの原点なんですね。
青木:そうかもしれません。ちなみにアサシンさんの前職は、確かスタメンと近しいフェーズの企業でしたよね?
朝倉:ええ。スタメンは名古屋で私の前職と同じ年に創業したスタートアップで、ライバルというよりは「共に走る仲間」として常に意識していました。前職で開発部長を任される中で、「人間が二人集まっても、それだけではチームにはならない。互いに信頼し、背中を預け合えるからこそチームなんだ」という自分なりの哲学が生まれました。
その視点で外からスタメンを見たときに、どんなプロダクトを作り、どんな思想を持つ会社なのかは伝わってきていて、自分の考えと重なる部分が多いと感じていました。中でも「人と組織の強さ」というテーマに真剣に向き合っている点に強く惹かれたのが、最終的な入社の決め手です。入社後はエンジニアを経て、今はエンジニアリングマネージャーを任せてもらっています。
「昨日とコードが違う」。裁量とスピードが生む、開発の面白さ
──お二人は、スタメンの開発のどんなところに面白さを感じていますか?
青木:やはり、変化のスピードが速いことですね。特に最近はAIツールの導入が活発で、「1ヶ月前と今とで開発のスタイルが全然違う」なんてことも日常茶飯事です。
新しいツールを使いたいと提案する必要性や妥当性があればすぐに検討され、承認されれば即座に使えるようになる。
このスピード感は、純粋に面白いです。
朝倉:確かに、そのスピード感は今のスタメンならではかもしれませんね。一人ひとりが主体性や の裁量を大きく持つことが、チーム全体の推進力に繋がると考えています。
青木:裁量の大きさは僕も魅力に感じています。
例えば、僕はiOSエンジニアですが、Web領域の改善が必要だと感じた際に自分でチケットを立ててプルリクエストを送ることができる。
それがユーザー体験や開発効率を高めたり、チームのプラスになるものであれば、そのままマージされ、プロダクトに反映される。
ここまで変化が大きい環境は、なかなかないと思います。
もちろん、その影響力は両刃の剣でもあります。自分が加えた修正一つで、お客様に大きな影響を与えてしまう。
以前、何気なく実装した文字サイズの変更が、実は昔から要望が多かった機能で、思いのほか大きな反響をいただいたこともありました。
逆に、僕らの想定外の使い方をしていたお客様にご迷惑をおかけしてしまった経験もあります。
この責任と裁量が、自社プロダクトを開発する面白さだと感じています。
朝倉:その裁量と責任を面白いと感じてもらえるのは、マネージャーとして嬉しいですね。
僕が今、EMとしてやりがいを感じているのは、まさにチームメンバーの成長なんです。
僕の根底には、メンバー1人1人の人生がちゃんと幸せになれるように、という想いがあります。
5年後、10年後に彼らが描けるキャリアの幅を、今の成長によって広げてあげたい。だからこそ、最近、チーム全体が「やったことないけど、まずやってみましょう」と、フットワーク軽く挑戦してくれるようになった姿を見るのが、何より嬉しいんです。
以前なら『キャッチアップに3ヶ月ください』と言っていたかもしれないような場面でも、今は『まずは一度、やってみます』と領域を飛び越えてくれる。メンバーが自らコンフォートゾーンを抜けて、チャレンジゾーンに居続けてくれようとする。その姿に、マネージャーとしての大きな喜びを感じていますね。
「人となり」を知ることから、最高のチームは生まれる
──チームで開発を進める上では、当然、意見がぶつかることもあると思いますが、そういった場面でどうされているのですか?
青木:ありますね。例えば、プロダクト開発部とプラットフォーム部では、それぞれのミッションも違いますし、やはり連携の際に意見が食い違うこともあります。
プラットフォーム部は「サービスの安定稼働」が、僕らプロダクト開発部は「新しい価値提供」がミッション。
例えば、あるリリースが原因で少し不安定な兆候が見えた時、「リリースを止めるか、進めながら原因を探るか」といった議論はよく起こります。
その時に僕がその上で大事にしているのは二つです。
1つは、いわゆる「業務外でのコミュニケーション」。
結局、本音で話し合える関係性がすごく大事だと感じます。
だからこそ、飲みに行ったり、プライベートで遊びに行ったりします。
もう1つは、「相手もベストを目指している」というゴールは同じであると信じること。視点が違うだけで、プロダクトを良くしたいというゴールは同じはず。それを忘れないように意識しています。
──その関係性作りという点で、以前のインタビューで「開発メンバーで遊園地へ行った」というお話も伺いました(笑)。
青木: 行きましたね〜(笑)。仕事では見られない意外な一面を知ることができる。そういう仕事以外の場で互いの「人となり」を知っているからこそ、仕事でも前向きな議論ができるんです。あの時、「アサシンさんってこんな大声ではしゃぐんだ!」って意外な一面を知れましたし(笑)。
朝倉:おしんさんが話してくれた関係性こそが、僕らの強さの源泉なんだと思います。 冒頭でお話した、「人が集まってチームになるわけでなく、互いに信頼して背中を預け合えるからチームになる」という前職での経験を強く感じてきたからこそ、今のチームづくりにおいてもそれをすごく大切にしています。
僕と青木の二人だけでiOS開発を担当していた時期もありましたが、「これは誰の担当」という線引きを一切せず、阿吽の呼吸で互いをカバーし合ってこれたのは、彼がプロダクトに対して僕と同じくらいオーナーシップを持って考えてくれていて、人として信頼しているからです。
そして、それは僕ら二人に限った話ではありません。スタメンには、互いの「人となり」を深く理解しようとする文化が根付いている。だからこそ、円滑な人間関係が生まれ、開発もスムーズに進むんです。 この信頼関係という土台があるからこそ、メンバーは安心してコンフォートゾーンを抜け出し、領域を越えた挑戦ができるのだと、僕は信じています。「人と組織で勝ち続ける」とは、まず互いを深く理解することから始まる。その重要性を、日々の仕事で実感していますね。
専門性×越境。「掛け算のキャリア」を、ここでなら描ける
──その信頼関係という土台の上で、メンバーの方々はどのように成長していくのでしょうか。朝倉さんはEMとして、メンバーのキャリアについて独自の哲学をお持ちだと伺いました。
朝倉:僕はメンバーに「掛け算のキャリア」を意識してほしいと、よく伝えています。僕自身、モバイル開発が専門ですが、これまでバックエンドもWebフロントも、チャンスがあれば何でもやってきました。その結果、一つの専門性だけでは見えなかった景色が見えるようになり、マネジメントという今の役割に繋がったと思っています。
青木:一つの技術を極めるだけでなく、周辺領域との掛け算が重要である、という意味ですよね。
朝倉:そうなんです。例えばモバイルエンジニアがバックエンドのAPIを理解することで、作れるアプリの幅は飛躍的に広がります。一つの専門性を深めることはもちろん大事ですが、それだけでは自身の成長や提供できる価値にいずれ限界が来る。
僕がこれをメンバーに伝えるのは、自分もスタメンで恩恵を受けたからこそ、一緒に働く仲間一人一人の人生が、ちゃんと幸せになれるように、ということを大事にしているからです。メンバーには今の成長によって5年後、10年後に描けるキャリアの幅を広げてほしいと思っています。現在は「AI」という革新的な技術が登場し、大きな変化の渦中にありますが、今後も時代の流れとともに、新たな変化が次々と訪れるかもしれません。だからこそ、「どんな時代でも生き残っていけるエンジニア」になるためには、「掛け算のキャリア」を築くことが重要だと考えています。スタメンには、その越境を歓迎し、後押しする文化があると思います。
青木:まさに今、僕自身がその過渡期にいます。これまではiOSアプリが主担当でしたが、今後はモバイル領域全体、場合によってはWebの領域にも越境して改善に携わっていく。それが僕の新しいミッションであり、プロダクトをさらに進化させるために挑戦していきたいと考えています。
プロダクトの次、そして「新たな組織」を、共につくらないか
──ありがとうございます。最後に、この記事を読んでいる未来の仲間に向けてメッセージをお願いします。今、スタメンの開発組織には、どのような方に仲間になってほしいですか?
朝倉:僕らの会社は、創業当初はジュニア層の採用を中心に組織を拡大してきました。そして今、東京拠点を中心に、組織の再構築を行っているフェーズです。東京拠点はまだ新しく、長く在籍しているエンジニアでも1年半ほど。まだまだ組織も文化も、これから創り上げていかなければなりません。
だからこそ、僕らが今求めているのは、単にプロダクトを作るスキルを持った方だけではないんです。プロダクト作りと同時に、組織や文化そのものを、ゼロから一緒に創っていってくださる方。スタメンの文化を大切にしつつも、ご自身のカラーを出しながら、共にチームを率いてくれる方と、ぜひご一緒したいですね。
青木:まさに、シニアエンジニアの経験が活きる、挑戦しがいのあるフェーズかと思います!
朝倉:はい。この記事を読んで、少しでも心が動いた方がいらっしゃれば、ぜひ一度お話を聞きに来ていただきたいです。
専門性を深め、領域を越境し、仲間と対話を重ねる。 スタメンで描けるのは、プロダクトの未来だけではない。あなた自身の経験を掛け合わせ、新たな組織と文化を創り上げていく。 そんな挑戦が、今、ここにある。
最後に
スタメンでは、一緒に挑戦をしてくれる仲間を絶賛募集中です!
少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ下記ページからエントリーをしてください。