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【若手社員が陥りやすい⁉】自分のキャリアの見つめ方

こんにちは!人事戦略室の加来です。

4月は新卒社員が入社したり、新しいスタートを切る人がいたり、何かと人が流動的になるシーズンですね。👀

人生の岐路に立つとき、皆さん自身が選んだ選択には、未来への期待や、ワクワク感、そして少しの不安、、、。などもあるかもしれません。人によって「早く実力を付けたい!」「自分のスキルを高めたい!」「キャリアアップをしてお金を稼ぎたい!」などなど様々な目標があると思います。

そういった素晴らしい目標を叶えようと動き出したはいいものの、実際「どうすればいいの?」と悩んでしまうタイミングが来るかもしれません。🤔

そこで今回はそんな時に知っておくとどこか「ホッと」する情報をお届けします!

人事として延べ20年以上のキャリアの中で、あらゆる社員を見ながら、才能を⾒出し、成⻑を促し、開花させる環境や仕組みを創り出すために取り組まれてきた石塚 央兄(いしづか おおえ)さんにお話をお伺いしてきました。是非、最後までご覧くださいませ!👏

【キャリアアップするには】

そもそもキャリアアップとは何かという話ですが、私個人としては、「役職・職位・権限に関する縦方向への動き」を指す言葉だと考えています。そしてこの意味におけるキャリアアップは、成長している業界、これから組織が拡大していく企業などに入れば実現しやすいと考えています。成長段階にある企業は職位やポジションが増えていくため、責任のある役職が得られやすいという面から見て、社員に与えられるチャンスが多いと思いと考えるからです。

しかし、そういった企業に属せば自然とキャリアが上がっていくわけではありません。役割に応じたスキルを身に付けていく必要があります。また同時に大切なことは、人間関係構築能力です。これまで8,000名以上の方に対して採用面接を行ってきましたが、転職理由で多いのは上司や職場環境に起因するものと言えます。規模の大きな会社へ就職する場合、自身が入社する会社の上司となる人、一緒に働く人のことを入社前に知ることは難しいものですが、規模がそれほど大きくない会社などであれば出来る限りそれらを知るための努力はしておくべきでしょう。

【社会人としてのスキルとは?】

世間一般的によく耳にするスキルが2つあると思います。「テクニカルスキル」と「ポータブルスキル」です。

「テクニカルスキル」はその名の通り、専門性が高く、職種を限定して活かせるスキル。その道のプロや高度な技術を必要とされる職種や仕事で見受けられます。多くの仕事でその道のプロがいると思いますが、一般的な例を挙げると、エンジニアなどの専門職が代表的なものでしょう。我々リユース業界においていえばバイヤー職などは「真贋(しんがん)鑑定」などを行うため、そういった側面も強い職種の1つと言えます。

一方、「ポータブルスキル」はビジネスパーソンとしてのスキルで、業界や職種を選ばず必要となってくるスキルです。この2つのスキルがあると理解した上で、どちらをどの様に伸ばしてくのかを考えていきましょう。

【環境に応じて培うべきスキル】

専門職としてキャリアをスタートし、その分野での知識を高めていくことは素晴らしい事です。エンジニアをはじめとした専門職としてキャリアを築くのであればその努力は不可欠であり、スキルを身に付け経験を積むことでより上流の工程に携わることが出来るようになるでしょう。この様に自分の職種を1つに絞り邁進することもひとつの道ではありますが、皆さんが必ずしも自分がやりたいことに携わることが出来るとは限らず、目指しているものや置かれている環境などがそうではない場合もあるかもしれません。また昨今は転職が当たり前となり、想定していなかった分野での挑戦を余儀なくされるケースも増えています。

このような場合、ポータブルスキルが備わっているかが重要になってきます。逆に言うと、ポータブルスキルがしっかりと備わっている人材であれば、どの業界どの企業へ行っても活躍できる可能性が高いと断言できます。多くの仕事は一人で完結するものではなくチームで動くものだと思います。自分が置かれた環境やチーム内でどのような姿勢で業務に取り組むかがその人への信頼へと変わり、周囲の評価につながっていくと考えます。


【3つの要素】

ポータブルスキルには複数の要素がありますが、それらの中で私が大切だと感じるものを3つお伝えします。

最初に意識してほしいことは「リーダーシップ」です。誰もが一度は聞いたことがあるものだと思いますが、それだけ重要な要素であると言えます。よくリーダーとマネージャーという言葉を混合してしまうケースがありますが、マネージャーとはいわゆるマネジメントをする人のことを指しています。チームのポテンシャルを引き上げ成果を最大化する人です。一方、リーダーとは目標に取り組む過程で「リーダーシップ」を発揮し、周囲を巻き込み影響を与え、導いていける人のことです。ここで言う「リーダーシップ」とは一つ一つの業務やプロジェクトにおいて自らの役割を理解し、何を行うべきか自分で意思決定をしたうえで行動していくことだと考えます。だからこそ「リーダーシップ」には年次は関係ありません。新卒1年目でも「リーダーシップ」を発揮することはありますし、普段からその思考を鍛えることが重要となってきます。業務を能動的に自分事として捉えて「リーダーシップ」を発揮できる人は、その方向性に間違いがなければ上司やマネージャーをはじめ周囲からの評価が得られやすいと考えます。

次に意識してほしいことは「フォロワーシップ」です。マネージャーや上司はチームの成果で評価されます。そのチームの一員であるあなたが、「なぜこのミッションをチームが達成しなければいけないのか」を理解し、「どうすればマネージャーや上司が動きやすくなるのか」を考えてサポートしていくという考え方を持つだけでもマネージャーや上司からは評価されるでしょうし、チームの成果が高まればチーム内での貢献度も高い存在になることでしょう。そしてこの経験は自分がキャリアアップしてマネージャーとなった時には必ず活きてくるものであり、マネージメントキャリアにもつながることでしょう。

最後は「メンバーシップ」です。これは横のつながりを意識するというもので、チームを構成するメンバー同士が協力し合ったり、何か困っていることが無いかを察知し、サポートをする力です。お互いが協力し合える関係をチーム内で作ることが出来ればチームの結束力は高まりますし、それに伴い成果も高められると考えます。その連携を強めていくための姿勢が「メンバーシップ」となります。

重要なことは「仕事は自分だけで完結するものではなくチームや組織で成し遂げていくものであること」を理解し、上下左右の関係を円滑にしていくための視点を常に持ち続け行動していくことです。これらは職種や会社を超えて、どのような職場でも活かせるスキルであり、もっとも評価される要素であると考えます。

完全歩合制の営業職など例外はあるかもしれませんが、20年以上人事職で様々な社員をみている中で確実に言えることは、「個人の成績が常に高い人」と「チームの成績を高められる人」では、後者の方がキャリアアップしている可能性が高いということです。

【キャリアアップ主義に陥らないこと】

これまでの話をひっくり返す様ですが、ある有名な理論があり、その点からお話しさせていただきます。スタンフォード大学の教授であるクランボルツ氏の提唱する「計画的偶発性理論」というものです。ビジネスパーソンとして成功した人のキャリアを調査したところ、「その人にとって重要な転機となったことの8割が、本人が予定していない偶然の出来事によるものだった」というもので、クランボルツ教授は「目標に固執しすぎると、目の前のチャンスに気付けなくなってしまう」と唱っています。今、皆さんの中でも「キャリア目標を定め行動しなくてはいけない」と考えている人は多いと思いますが、変化の早い世の中で自身の目標を予定通りに達成出来る人は全体の何%でしょうか。これは目標を立てることが無意味であるという言っているわけではなく、「長いスパンでの詳細な目標は環境の変化により方向性の変更を余儀なくされる可能性が高い」ことを理解したうえで、それよりも大事なことがあることを分かってほしいということです。

計画的偶発性理論の骨子は以下の3点と定められています。

  1. 予期せぬ出来事(思いもよらないこと)がキャリアを左右するきっかけとなる 
  2. 偶然の出来事が起きたとき、行動や努力で新たなキャリアにつながる 
  3. 何か起きるのを待つのではなく、意図的・積極的に行動することでチャンスが増える 

加えて、計画的偶発性を起こす行動特性を以下の5点としています。

  1. 好奇心(Curiosity):新しいことに興味を持ち続けること
  2. 持続性(Persistence):失敗してもあきらめずに努力し続けること 
  3. 楽観性(Optimism):悲観的になりすぎず、ポジティブに考えるようすること 
  4. 柔軟性(Flexibility):こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとること
  5. 冒険心(Risk Taking):挑戦する姿勢を大事にすること 

つまり、あまり長期的な目標に拘りすぎず、あらゆる出来事に感心を持ち、ポジティブに考え能動的に行動し続けることこそが自身のキャリアを左右する重要な要素となってくるということです。

先に話しをした「ポータブルスキル」は、予定通りに行かないキャリアを歩む上で、チャンスを活かしてキャリアアップを続ける為に必要な要素だと言えます。「リーダーシップ・フォロアーシップ・メンバーシップ」の3要素を意識して取り組むことで、上司や周囲からの信頼を勝ち得て、新しいチャンスが舞い込んでくること、計画的偶発性理論にもあるように自分の考え方や行動次第で、キャリアを豊かにできる可能性が高まるということです。

皆さんも、目標に対しての足取りが重くなってしまった時には一旦、頭をリセットして目の前のことに挑戦し続けてみてはいかがでしょうか。


商号  :株式会社STAYGOLD(ステイゴールド)

所在地 :東京都渋谷区東3丁目11−10 恵比寿ビル2階

代表者 :柏村淳司

資本金 :9,000万円

設立  :2014年4月14日

事業案内:BRAND REVALUE事業部総合ブランドリユース買取卸売事業

     BRING事業部アパレルブランドリユース買取販売事業

     One Styleアクセサリーブランドリユース買取販売事業

     AWESOMEセレクトアパレルブランドリユース買取販売事業

     BRING KICKSスニーカーブランドリユース買取販売事業

売上高   : 19,680百万円(2023年2月末時点)

従業員数:総員432名(2024年4月時点)


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