スタートラインで働くスタッフの様子を紹介。
今回は2023年4月入社、その後【サポート付きサテライトオフィスINCLU】にて活躍する阿南恵佳さんのお話です!
■簡単な自己紹介
出身:札幌(就職を機に東京へ引っ越してきました)
趣味:映画を見ること(ホビット、メイズランナーなどのファンタジー×アクション系洋画が特に好きです!)
好きな言葉:自分の感情に責任を持つ
■経歴
・2023年4月にスタートライン新卒入社、研修期間を経て2023年7月にINCLU三鷹センターに配属
就活では一貫して、社会的にマイノリティとされる人と関わることができる仕事を志していました。自分の知らないことを知っている人と関わり、知らなかったカルチャーに新たに触れることにわくわくする自分の気質が、就活の軸と根底で関係していたと思います。
大学生活はまさにそういったことをたくさん経験できる貴重な期間でした。特に障害や性的マイノリティの領域に強く関心を持っており、当事者から直接話を聞いてみたいという思いも強かったので、『非当事者として当事者と関わること』を重視して興味のあることにはとにかく参加しました。特にセクシャルマイノリティの居場所作りを行うサークルの運営に携わったり、聴覚障害のある子供たちが通う放課後等デイサービスで働いたりしたことは、当事者と直接交流できた点で何物にも代えがたい経験となりました。
多様な生き方や在り方が認知されてきている今でも、マイノリティとされる人々が直面している課題が多いのは事実です。サークルやアルバイトを通じ当事者と関わる中で、マイノリティであることが理由で困っている人がいれば、非当事者として少しでも力になりたいという思いが日々強くなっていきました。そして当事者と非当事者を結びつけることができるような仕事に就きたいと思っていたところ、企業の課題解決と障害者の働く選択肢を創出するスタートラインと出会い、入社を決意しました。
自己理解と成長の機会を大切にする環境で、自身と向き合うことからスタート
入社してからの3か月間は新卒の初期研修期間で、様々な知識や情報をとにかくインプットしました。7月の拠点配属以後はOJT期間として、より実務に近い内容を身に付けていく期間を過ごしています。配属されて印象的だったのは、先輩方がこまめにアウトプットの機会を作ってくださることです。例えば、配属間もないころからクライアント向け週報を模擬的に作成し、それを先輩に確認・フィードバックしていただくことで、自身が用意する資料はどのような意図を伝えるものなのか、正しく伝わる内容に精査されているのかなど、クライアントの目線で自身のアウトプット力を振り返ることができました。アウトプットのレベルについては段階を踏んで設定していただいていることもあり、徐々にではありますが自分でできることが着実に増えてきていると実感しています。また日々のコミュニケーションを通じて、自分ができることやキャパシティを周囲の先輩方も理解してくださっているので、安心して業務にあたっています。
現場で業務にあたるなかで自己理解は自ずと進んでいきますが、それ以前にスタートラインという企業自体が社員ひとりひとりの自己理解を深めることを推し進める風土を持っているなと思います。具体的に言うと、私たちの支援技術の1つであるACTを用いて自己理解を深めることが成果目標の1項目となっているほど。それほどまでに自己理解が自己成長につながると本気で考えている会社なんだと思っています。
【自分自身に向き合っているからこそ、支援者として障害のある方々にも向き合える】という私たちが大切にしている考え方に繋がっていると、先輩方からも教えていただきました。
個別性が強い支援を、より普遍的に、より多くの方へ広げていきたい
私たちのアプローチは「目に見えない(わかりづらい)障害特性」に対して学術に基づいた体系的な支援技術を用いる方法で行うので、属人化せず再現性の高い効果が得られやすいという特徴があります。セルフマネジメントにも役立つ技術のため、障害のある方々がご自身の体調やメンタルとうまく付き合えるようになっていくことが期待できるんです。
この支援技術は今も研究がなされており、より理解しやすいものになっています。そして、この技術は障害の有無にかかわらず、多くの人の役に立つものだと思っています。そのために、将来的には支援技術の研究開発部門で高度な技術をいま以上に普遍的にし、社会に広がるような取り組みをしていきたいです。
新卒の皆さんへ、興味のあることにはぜひ飛びついてほしい
冒頭でもお話ししましたが、大学生活ではとにもかくにも興味があることにはとりあえず飛びついていました。心惹かれた3つのサークルに所属し、興味を持ったアルバイト2つを掛け持ちしました。一筋縄でいかないこともありましたが、結果的にそれらすべての経験が今の自分を形作っており、そして今現在も自身の成長の糧となってくれています。学生の皆さんには、興味があることに対しては臆せずに一歩踏み込んでみてほしいです。どんな経験も、その後の自分を確立させ成長させてくれる礎になってくれるはずです!