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【就活ストーリー】演技に夢中で不真面目な就活をしていた私が、クリエイティブな仕事をはじめるまで

スパイスボックスではアートディレクター/プランナー(新卒・通年採用)を募集しております。今回はクリエイティブ職で昨年入社したばかりの菊地の就活ストーリーをお届けします。

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「自分ではない誰かになる」。演技に夢中だった頃

きっかけは、小学校6年生のお遊戯会でした。クラスの出し物で主役として全校生徒の前で演技をする機会があったんです。その劇を見た人から「泣けたよ」「感動した!」という感想をもらい、演技を通じて人の心を動かすことって良いなと思ったんです。高校の時から劇団に入り本格的に演技を始め、「自分ではない誰かになれる」ことに夢中になり、役者として食べていけたらなあと思って東京の大学に入学し上京してきました。

入学後も演技のレッスンに通う一方で、胸を張って周りに言える実績がなかなか出せず、モヤモヤしている時期も長かったように思います。そのため、大学を一度休学し地元に戻ったりもしました。夢を諦めるのか、追い続けるのか、随分悩みました。周囲に相談したり、一人で落ち込んだり。そんな時に、両親から「地元に戻るのか、東京にもう一度行くのか」と問われた時に「東京でチャレンジすることを、やっぱり諦めきれない」と思ったんです。東京に戻ってからは編入試験を受け、私大の芸術学部に入り直しました。自分のやりたいことをやり切りたいと思ったんです。そんな中で、実はゲームのCMに出たのですが、これは恥ずかしくて誰にも見せていません(笑)

※卒業制作『Jenga』の一コマ。狭い部屋の中で繰り広げられる幼馴染の繊細な関係性を描いた作品です。

※「康介」「ハル」という男女ふたりの会話劇で、「ハル」役でした。13分くらいの短い作品ですが、長回しでワンシーンワンカットで撮影しました。

不真面目な就職活動

いよいよ大学を卒業する段階になって、進路で悩みました。学部の特性もあるのかもしれませんが、大学の友人で就活をしている人はあまり周囲には居ませんでした。私自身、フリーターをしながら役者を目指そうか、好きだったアクセサリーを仕事にしようか、それとも会社に就職しようか。こんな感じだったので、合同企業説明会に足を運んだり、何十社とエントリーして選考を受けたり、といったいわゆる一般的な就職活動は全くせず、“不真面目な就活生”だったな~と振り返って思います。

就職活動は細々とやりました。納得いくものがなかったら、アルバイトで食いつなごう。それくらいの気持ちです。“つくる”ことに興味があったので、クリエイティブ系の求人を見てみたりもしましたが、ピンとくるものはありませんでした。

そんな折、大学で広告の授業を受け、興味を持ったんです。この授業で印象的だったのが、「広告は誰もが見るものだから、その広告を見た人が不快になるものを作ってはダメ」というメッセージでした。一見当たり前のことですが、「ただ目立てばいい訳ではないんだ、相手にきちんと伝わる表現にしなければいけないんだ」という視点に気づいて、自分が取り組んでいる演技にとても似ていると思いました。

その後、広告の仕事を調べていくうちにもう一つ発見がありました。私は役柄を演じる際に、自分はその役について徹底的に掘り下げるところから始めます。その人物は、どんな時代背景のなかで、どのように生きて、何を感じていたのか、そして、何を伝えたいのか。「誰が、誰に、何を伝えたいのか」についてとことん考えるプロセスは、広告ととても似ていると分かったんです。広告コミュニケーションのプランニングの仕事とは、まさに、「誰が、誰に、何を伝えたいのか」を徹底的に考え抜き、それを伝えるためのコミュニケーション企画を設計する仕事です。この仕事は自分に合うかもしれない、面白いかもしれない!と思いました。

結果として広告系や映像制作会社を数社受け、スパイスボックスに入社することを決めました。スパイスボックスは新卒から「プランニングから関わることができる」こと、そして自身が興味を持っていた「映像ディレクターができる」という点が魅力的だったからです。

世間をざわつかせるような仕事がしたい

いまはクリエイティブチームでクリエイティブプランナー&映像ディレクターとして仕事をしています。入社前に感じていた「演技と広告をつくるプロセスは似ている」というのは、やはりその通りでした。クライアントが世の中に知らせたい商品やサービスはどういうものなのか、そしてどんな想いが込められているのか。それを伝える先の生活者にはどんなニーズがあるのか、私の仕事はこれらをまず徹底的に掘り下げることから始まります。スパイスボックスは、ソーシャルメディア上の生活者の声を収集、分析するオリジナルツールも持っていて、他社にはない独自の視点を持ってプランニングができるのが面白い所でもあります。自分が考え、作ったコンテンツが世に出され、大きな反応が返ってくるととってもやりがいを感じます。

野望としては、「ヤバイコンテンツをつくる会社があるぞ。」と世間をざわつかさせるような会社にしたいですね(笑)。そして、そんな会社の一員としていいクリエイティブをたくさん世の中に発信していけたらいいなと思います。

いま就活をしているみなさんへ

月並みですが、気取らず自分らしく就活をすることが大事かもしれません。迷っているなら迷っている、わからないならわからない、と、自分を偽らないこと。そして、その自分としっかり向き合うこと。私は進学や就職の度にたくさん悩み、迷い、選択をしてきました。そこで自分の感情と深く向き合ったことで、自分とはどんな人間なのかがはっきりし、人間として強くなったような気がします。

自分と向き合い過ぎて折れそうになったこともありましたが(笑)、その過程を経て、私は今、仕事でワクワクしています!

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アートディレクター/プランナー
デジタル領域のクリエイティブで企業と人を繋ぐアートディレクター/プランナー
私たちが事業の中心にしているのは、SNSなどのソーシャルメディアを通じて生活者に企業やブランドへの好意や共感を生む広告コミュニケーション「エンゲージメント・コミュニケーション」。 ソーシャルメディア時代に強く求められる、広告コミュニケーション手法にオリジナルの強みを持つ会社です。 「エンゲージメント」とは、いいね!やリツイート、シェアなどSNSを含むソーシャルメディア上で発生する生活者の能動的なアクションのこと。 より高いエンゲージメントを獲得する広告コミュニケーションをいかに生み出すか、 その「戦略立案」から「クリエイティブ制作」、メディアへの「ディストリビューション(情報流通)」、 独自のソーシャルリスニングツールTHINKによる「効果検証」までをワンストップで行っています。 具体的には、以下のようなサービスを通して、私たちは新しい広告コミュニケーションの可能性に挑み続けています。 ■自社サービス 『THINK』 開発を進めている【AI】×【エンゲージメント・コミュニケーション】 プラットフォーム。 人工知能でソーシャルメディア上からイシュー(社会課題など生活者の興味・関心)を捉え、 コミュニケーション施策の根幹をプランニングする。 『Reviewers(レビュワーズ)』 フォロワー数やエンゲージメント数(いいねやリツイートなどのアクション数)が評価指標となりやすいインフルエンサー施策において、より商品の実売と関係性が高いとされる「保存数」を重視したレビュー創出サービス。 独自のSNSビッグデータを活用して商品・サービスのレビューに特化したインフルエンサーを発見し、キャスティング、効果検証まで実施する。 [会社事例] https://www.spicebox.co.jp/works/ これまで、日本を代表するさまざまな大手企業(食品、化粧品、製薬、出版、アパレルetc…)のブランディング、プロモーション施策を手がけてきました ■他|提供ソリューション https://www.spicebox.co.jp/solution/
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