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【インタビュー】社外監査役・田中優子さんに就任にあたっての思いを伺いました

こんにちは。スペースマーケットの平井です。

スペースマーケットでは2018年3月、新しく2名の社外監査役が就任しました。
今回はその内の1名、田中優子さんにインタビューし、オファーを受諾し就任にあたっての思いなどを語っていただきました。

自分の経験を役立て、そして私自身も学んでいきたい

田中 優子(たなか ゆうこ)兵庫県生まれ。東京大学法学部卒。トヨタ自動車にてマーケティング、ジュピターショップチャンネルで経営企画、事業開発などを担当。戦略コンサルティングファームA.T.カーニーの消費財・サービスプラクティス マネージャーとして、大企業向けに全社戦略、事業戦略、組織再編、デューデリジェンスなど多岐に渡るコンサルティングプロジェクトに従事。
2014年、株式会社クラウドワークスに参画。執行役員 経営企画担当に就任し、東証マザーズ上場を経験。

平井:本日はよろしくお願いします!早速ですが、スペースマーケットの社外監査役に就任されたきっかけや経緯についてお伺いできますか?

田中:よろしくお願いします。今回の一番の理由は、シェアリングエコノミーという市場の中で、自分の知識や経験が、他の組織においてもお役立てできることがあるのではないかと思ったことです。クラウドワークスには、上場の少し前からジョインしまして、上場準備やIR、証券会社とのコミュニケーションなど様々な業務に携わってきました。当時の私にとっては初めての経験ばかりで、そこでは様々な学びがありましたね。それから上場した後も、会社の組織がどんどん大きくなっていったり新たなフェーズを迎えて新たな課題が生まれたり、様々な組織の変化がありました。そういった自分の経験してきたことは、他の企業においても、何らか共通するものとしてお役立てできるのではないかと思い、今回お話をいただき、チャレンジしてみようと決意しました。

あとは、今回社外監査役という立場は初めてなのですが、また違う組織・違う市場を体験することで、私自身も新たな学びを得たいと思ったので、そういったことも大きな理由としてあります。

平井:スペースマーケットは、田中さんの今までのご経験を生かせる環境であると思っていただいたわけですね。

田中:そうですね。今の社会環境におけるシェアリングエコノミーの市場って、可能性もある一方で、法規制も含めた、色々なリスクがある市場だと思います。まだ就任して日は浅いですが、スペースマーケットの話を伺っていると、やはり、クラウドワークスが抱えていた悩みや課題感と通じるものや共通するものがあるなと感じています。

シェアリングエコノミー自体は、今後世の中を更に良くするものとして広まっていくはずだと思いますし、成長の可能性もイメージできます。自分の経験や知見を役立てることで、今後チャレンジをしていく企業を応援することができ、そしてシェアリングエコノミーが社会に広がっていく後押しになれるのではないかと思っています。特にスペースマーケットはこの市場においてリーダーシップを発揮しておりますし、また重松さんとは長いお付き合いもあるので、ぜひ応援したいと思ったところもあります。

やるからには、社外だけれども、当事者意識で。


平井:一方で、社外監査役にチャレンジするにあたって、懸念はありましたか?

田中:懸念というか、やはりやるからには、事業にとってどれだけ当事者になれるかが大切だと思っています。会社のことや事業のことをより深く理解して、「自分がこの会社を成長させていく」という意識でやっていきたいです。

もちろん監査役という立場になりますので、会社がやっていることにリスクがないかという監査はするのですが、ただ良くないことやリスクをあげつらうよりは、いかに事業成長と折り合わせていくか、どうすり合わせていって目標とする成長を維持していくか、というバランスを大切にしたいです。やるからには、守りよりは攻めたいと思いますしね。とったリスクが落とし穴や致命的になることを避けつつ、成長を維持していくということが、スペースマーケットの監査役に求められることだと思いますね。

成長市場における経営というのは、本当にそういった、攻めと守りのバランスが難しいと思います。市場自体が変化しているので、可能性はたくさんありますし、可能性を理解して欲しいからこそ、色々攻めすぎたりすることもありますからね。お金の使い方にしても、体制などにしても。私自身もその辺りは改めて学びながら、その時その時の判断のお手伝いをしていきたいと思っています。

やりたいことや興味があることはたくさん。インプットとアウトプットを繰り返していく

平井:田中さん自身は、今後のご自身の働き方や今後のキャリアについては、どう考えられてますか?

田中:私は、キャリアや働き方って1つに絞らなくていいんじゃないかと思っています。クラウドワークスに入ったのもそういった考えがあったからですが、組織にとらわれずにキャリアを作っていくような、そういった環境の中でより人は生かされると思っているし、自分自身でもそうそういう働き方をしたいと思っています。

今後も、私自身が学びながら、共感できる企業や一緒に成長していきたいと思えるような企業やプロジェクトに柔軟な形で関わり、課題解決のお手伝いをしていくような、そういった働き方をしていきたいと思います。

平井:そういったお考えは、ここ最近で生まれてきたものなのでしょうか?

田中:いえ、そうでもないですね。私はけっこう子供の頃からそういった考えで。

子供って、将来何になりたいとか考えると思うんですけど、私は昔から欲張りというか、1個に絞るとかって難しいなと思っていて。子供の頃って、プロ野球選手になりたいとか、ケーキ屋さんになりたいとか言うと思うんですけど、別に1つにしなくても、プロ野球選手でケーキ屋さんでもいいんじゃないかと思っていて。やりたいこととか興味があることがたくさんあるからこそ、自分の職業を一つの言葉で定義したくないなっていうのは、なんとなく昔からあることなのかもしれません。

社会人になってからも、自分の今やっていることを、どうキャリアとして狭めずにやっていくかと考えてきて、ようやく今、アウトプットする形ができるようになってきたかなと思います。これまでの学びや、1つの組織の中のコミットを経て、自分が社会で果たしたかった活躍の仕方にステージを変えていきたいなと。今このチャンスをいただけたことはその第一歩だと思うので、まずはやっていきたいなと思います。

平井:なるほど。田中さん自身にとっても、新たなステージだということですね。

田中:そうですね。子供も生まれて、組織から自分の働く場所や時間を制限されないような働き方については、より考えるようになったと思います。子供との向き合い方を今後どうしていくかとか。その部分においても、今後色々な経験を重ねる中で、自分自身のやり方を模索していきたいですね。


田中さん、ありがとうございました。

田中さん自身の考え方・働き方について、まっすぐ伝わってきた内容でした。

スペースマーケットの成長にコミットいただきつつ、ご自身の理想の働き方についても実現していって欲しいです。そしてスペースマーケット自身も、「チャレンジを生み出し、世の中を面白くする」のビジョンを体現する会社でい続けようと、改めて思いました。


では今回はこの辺で。次回もよろしくお願いします!


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