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#60.リモートワークって良いの? 悪いの?

ソーラーパートナーズにて人事責任者をしております桑原です。今回は、当社で取り入れているテレワーク制度について、その良し悪しも含めてお伝えしていければと思います。

目次

  • リモートワークって良いの? 悪いの?

  • ソーラーパートナーズではどうしてるの?

  • 勤務時間とそれ以外の時間に区別がつけづらい

  • 運動不足になる

  • 上司、同僚とのコミュニケーションが不足になる

  • 業務の効率が低下する

  • 適正な評価が行われるのか不安

  • 情報漏洩のリスクが高まる

  • 長時間労働になりやすい

  • 顧客等外部対応に支障がある

  • 大切なのは、社員との信頼関係

  • ここまで、本記事をご覧いただきありがとうございました!


リモートワークって良いの? 悪いの?

まず、皆さんの会社ではリモートワークを推奨していますでしょうか? そして学生の皆さんはリモートワークを良いと思いますか? 不安に思いますか? 当然ながら、会社によってリモートワークに対するスタンスは異なると思いますし、職種によっても異なると思いますし、リモートワークを良いと感じるか、不安に感じるかは、個々人の感覚に依るところと思います。

新型コロナウィルスによる影響を受けて、一気に広がったリモートワークや地方への移住も、コロナが無事収束するとともに、オフィス回帰の動きやまた東京に戻る動きもあるようです。一時は、通勤の身体的苦痛からの解放や、移動にかかる時間・コストなどが圧縮されること、ワークライフバランスの取りやすさなどなどリモートワークでも業務支障なくむしろ良い点ばかりが目についていましたが、今ではやはり対面の五感を使った精神的な安心や緊張感を生むことや、コミュケーションの円滑さ、雑談などから生まれる気づき・発見が見直され、オフィスワークがやはり生産性が高まるとの論も強まってもきています。

ちょっとネットサーフィンすると、やれGoogleがオフィス回帰に舵を切った、やれAmazonがリモートワークを廃止したなど、どうも風潮はオフィス回帰の動きにありますし、かのGoogleやAmazonがオフィス回帰の動きをとると、やっぱりそれが正解のように思えてくるから不思議でなりません。

下図 出典)カオナビHRテクノロジー総研調査レポート



ここで捉えておきたいのは、なぜかリモートワーク vs オフィスワークの二局論に陥りがちなのですが、そうではないということ。そして、大企業がとる判断が、全ての会社に当てはまることではないということ。

大切なのは、リモートワークにもオフィスワークにも、もっというとデジタルワークにもフィジカルワークにも長所もあれば短所もあって、総合的な判断をするものではなく、こういう場面ではリモートワークの方が有益、こういう場面ではフィジカルワークの方が有益といった、使い分けができるかどうかが論点のように思います。そして、事業やカルチャーは会社ごとによって異なりますので、デジタルワークを薦めることによって有益な会社もあれば、フィジカルワークを薦めることによって有益な会社もあるということ。理想的なのは、社員個々人の価値観の違いもありますので、選択肢があり社員が自律的に選択できる状態が望ましく、GoogleやAmazonがとった方針も、裏を返せばそれを社員が自律的には判断ができなく、会社が統制を図ったというのが人事としての僕の見方でもあります。


ソーラーパートナーズではどうしてるの?

ソーラーパートナーズでもコロナを機にテレワーク制度を整備し、リモートワークにシフトしました。そして、世の中の風潮がオフィス回帰に向かいつつある今でも、リモートワークを中心としたオフィスワークの併用というスタンスを取っています。併用というスタンスを取っていますが、実態としては、勤務日のほとんどをリモートワークで従事しています。その結果、本社がある東京近郊だけではなく、大阪・長野・新潟などに居住し勤務している社員も複数名いますし、2025年度卒の新卒採用においても全国からご応募いただき、内定者も兵庫・静岡などで継続して居住しながら勤務することを予定しています。

※詳細は当社リクルーティングサイト > 数字で見るソーラーパートナーズページもご参照ください。



もちろん、オフィスの方が集中できる、オン・オフの切り替えがしやすいなど、リモートワークで短所となるような点はありますので、個々人の価値観に応じてオフィス出社を自律的に選択する社員もいます。また、郵送物など物理的な手配を担ってくれている社員もいます。

大部分の社員が、大部分の勤務日をリモートワークで実施できているのには、いくつかの要素が理由としてあると思います。いわば、リモートワークで短所となるような点を、施策を講じることによって短所と感じず、リモートワークの長所を最大限享受しているとも言えるかと思います。

下図 出典)日本労働組合総連合会「テレワークに関する調査2020」


勤務時間とそれ以外の時間に区別がつけづらい

ソーラーパートナーズは、業務上リフォームをしたいエンドユーザーからご相談・ご連絡を電話・メール等でコンサルティングするお仕事です。過去統計からもどの日どの時間帯がご相談が多いかがある程度予見可能ではあるので、シフト勤務を取っています。シフト勤務が故に、それを超える想定外の時間外残業などは少なく、まず勤務時間とそれ以外の時間の区別がつけづらい業務ではない点が、リモートワークにも向いています。


運動不足になる

これはありますね。皆んなに共通する課題や短所ではあるのですが、チームでオンラインで集まった際には、自律的にストレッチをするチームもあり、短所となりやすい運動不足を補うようにしています。本質的には、運動不足は通勤負荷とのトレードオフにもなってしまうとも思います。僕自身も通勤が減ったことで気づいたのは、通勤が良い運動だったことでもあります。これは、休暇を取りやすい仕組みを講じて、プライベートを運動も含めて充実したものに図るというのが打ち手となります。


上司、同僚とのコミュニケーションが不足になる

多くの会社で、リモートワークの短所としてあげるのがこれではないでしょうか? 一方で、必要以上の飲み会など、コロナ以前には別の問題もありましたが、コミュニケーションを求めてオフィスワーク回帰に舵を切る会社が多いようにも思います。またきっと過度な「飲みニケーション」も問題回帰するんでしょうね…😅

ソーラーパートナーズでも、この点は非常に危惧はしています。Valueでも掲げる「チームワーク」はやはりコミュニケーションから成り立つことが多分にあり、リモートワークは物理的な距離を生む働き方ではあるため、オフィスで強制的にコミュニケーション機会が生まれるようは働き方とは異なります。

これに対しても、いくつかの方策を講じており、フィジカルワークには及ばないかもしれませんが、補う形で、業務上の支障がない必要十分な状態でコミュニケーションが計れていると自負します。

  • 朝会     :チームごとに日々のタスクの確認などオンラインで確認・共有
  • Good&New  :毎日、日々あった良いこと・新しい気づきを共有・対話
  • チームmtg  :月1度はチームメンバーがオフィスに集まり、コミュニケーション
  • 全社総会   :月1回全社員が集まり、半日をかけて理念についてのワークなど対話
  • …etc     :コミュニケーションツールを使い、こまめに情報共有・リアクション

詳細については、当社リクルーティングサイト > 社内制度・カルチャーページも是非ご参照ください。


業務の効率が低下する

前述の通り、元々電話・メールなどのデジタルコミュニケーションで成り立つ業務ではあるので、この点においては、ラッキーでもありますが、業務の効率が低下することはなく、むしろ通勤時間や移動時間などがなくなったことで、業務の効率が向上したほか、精神的・身体的苦痛も軽減しているものと思います。


適正な評価が行われるのか不安

これも、前述のコミュニケーションによるところですね。確かにフィジカルに五感を使ったコミュニケーションは大切だと思いますが、業務支障が起きない程度にコミュニケーションを意図的にとる方策を取っていることで解消しています。コミュニケーションが上手くいっているのか、当社においては、社員から評価不安についての声はあまりなく、、、やはり、本質的には上司・部下との信頼・尊敬関係にあるものと思います。


情報漏洩のリスクが高まる

これは大切なことですね。一方で、オフィスワークであればリスクが抑えられるかというと、それもまやかしのように思えてなりません。要は、大切なのは、社員の自律や信頼であって、オフィスワークにしても自律や信頼がなければ情報事故は起きてしまいますし、リモートワークでも自律や信頼があれば、お客様からお預かりした大切な情報を適切に利用・管理できるものと思います。加えて、当社もPマークなど認証規格に沿った運用を徹底することにより、よりそのリスクを低減する術を講じています。


長時間労働になりやすい

正直、残業時間数はさほどではないとの認識です。月平均すると10Hほど出ているのですが、前述の通りシフト制を取っている為、時間に対する考え方は、もしかするとシフト制勤務以外の働き方よりも、定められたシフト定時がメリハリとなり、他社で危惧されるようなダラダラ残業には繋がっていないとも思います。その代わり、業務時間中は、ずっと電話対応などに集中している印象もあります。やはりオンオフがはっきりとしているんでしょうね、、、


顧客等外部対応に支障がある

これも、電話・メールなどのデジタルツールで完結する業務が多いので、リモートワークにすることで支障が出ることはありませんでした。リフォームを検討されるエンドユーザーは前述の通りですが、施工を相談するパートナー企業・工事店とのコミュニケーションも同様です。特にパートナー企業・工事店に対しては、フィジカルなコミュニケーションも大切にしており、定期的に訪問・対話することも重視しています。やはり、必要性に応じて、デジタルワークとフィジカルワークを必要十分に使い分けるのが肝ですね!

大切なのは、社員との信頼関係

以上、つらつらと長くなってしまいましたが、リモートワークが良いの? 悪いの? という観点においては、絶対的な正解があるわけではないですが、少なくともソーラーパートナーズにおいては、リモートワークの長所を目一杯享受し、短所を補う方策を講じて、リモートワークをフル活用しています。

大切なのは、社員の自律かと思っており、選択肢が多いと社員の自律性が問われる度合いが大きくなるのは確かかと思います。GoogleやAmazonが、その自律が足りなかったのか、それとも会社が社員を信頼できなかったのかは知る術がありませんが、社員の自律が重要となることや社員と会社との信頼関係が、リモートワークの良し悪しを分ける大切な要素になるとは思います。そして、リモートワークの長所である時間を有効に使うことや、場所に囚われすぎないこと、ワークライフバランスを取りやすいことなどを、目一杯享受して欲しいとも思います。

そういう意味では、ソーラーパートナーズの社員は自律していて、そして社員と会社との信頼関係が築けていることが、人事の僕としては一番素敵だなと思います。誇りに思います✌️


ここまで、本記事をご覧いただきありがとうございました!

もし、本記事をご覧いただき「私たちと働きたい!」「ソーラーパートナーズに興味がある!」と感じられた人は、ぜひ気軽に『話を聞いてみたい』と応募いただけますと大変嬉しく思います!


あなたの理想の働き方や人物像、株式会社ソーラーパートナーズの魅力をお話しするお時間にできればと思っています!


皆さんのご応募お待ちしております!


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