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ゆるやかにグローバルなエンジニアに移行できる会社SMHC - エンジニアの未来像
Photo by Hartono Creative Studio on Unsplash
こんにちは。SMHC和田です。
私はこの25年間、ソフトウェア開発の現場に身を置いてきました。
その中で、業界の流れや働き方の変化を、現場の空気とともに肌で感じてきたつもりです。
今、私たちの前には、新しい開発の「カタチ」が見え始めています。
今回は、そんな実体験をベースに、これからのエンジニアの働き方──とくに若手エンジニアにとっての未来像──について、少し先の視点から考えてみたいと思います。
日本の若手エンジニアが減っていくという現実
2025年現在、日本では若手エンジニア(20〜30代)の採用がますます難しくなっています。
少子化だけでなく、フリーランス志向や海外へのキャリア志向が強まっており、企業側はコストや人材面で「国内完結の開発」が難しくなっています。
こうした状況を補うように、日本語対応が可能な外国籍エンジニアの需要が急増しています。
とくにアジア圏のエンジニアは、日本市場への理解とグローバルな視野を併せ持つケースが多く、多国籍な開発体制の構築が現実的な選択肢になりつつあります。
日本だけで完結しない時代へ
かつてのような「大規模・長期・ウォーターフォール型」のプロジェクトは減少傾向にあります。
今は、以下のような要素が主流になりつつあります:
この変化により、「まず作って、動かしながら考える」開発スタイルが一般化しています。
開発予算も限られるなかで、従来の“完璧主義”ではなく、「早さと柔軟さ」が求められる時代です。
また、日本国内だけに案件や顧客を求めていると、成長の機会を逃すことにもなりかねません。
アジア各国ではスタートアップ需要やDXが急増しており、「日本語がわかるエンジニア」との連携を求める企業も増えています。
つまり今後は、「日本発で世界へ」ではなく、**「日本もグローバルの一部として機能する」**ことが前提です。
東アジア・パシフィックの強みを活かす時代へ
私が特にイメージして注目しているのが、東アジア〜パシフィック地域との技術連携の実現です。
このエリアには、コスト・技術・スピードのバランスが取れた人材が揃っており、プロジェクトの分業や補完関係が成立しやすい特徴があります。
各国・地域の強み(2025年版)
- 日本:要件定義の精度、クライアント対応力、品質やブランディングへの信頼性
- 中国:AI・SaaS分野の加速。アーキテクチャ設計と機動力に優れる
- 韓国:AIと教育水準の高さ、研究開発への国家的支援
- シンガポール:東南アジアの金融・規制対応のハブ、スタートアップ支援が活発
- ベトナム:オフショア開発の中心地。日本市場向けの体制整備が進行中
- インドネシア・マレーシア:新興IT人材の台頭。低コスト×高潜在力で注目
これからは、こうした地域と連携しながら開発体制を構築することが**“普通”**になっていくでしょう。
ブリッジSEの役割はますます重要に
私自身、過去10年以上オフショア開発に関わってきました。
そのなかで感じるのは、「ブリッジSE(Bridge System Engineer)」というポジションの価値が、2025年時点でも非常に大きいということです。
特にグローバル開発では以下のような“見えない壁”を取り除く役割が求められます:
例えば、中国の旧正月や東南アジアのイスラム行事など、国・地域特有のカレンダーを知らずにスケジュールを組むと、後々大きな混乱を招くこともあります。
ブリッジSEは、こうした違いを橋渡しする【対話の設計者】ともいえる存在です。
さらに、コミュニケーションツールの進化により、バーチャルチームやリモート開発が現実的な選択肢になっています。その中で、文化・習慣・言葉の違いを丁寧に解きほぐし、連携を円滑に進めるブリッジSEの役割はますます重要になっています。
若手エンジニアの皆さんへ
「世界とつながる力」がこれからの最大の武器に
2025年以降、ただコードを書くスキルだけでは価値を出しにくくなっていきます。
生成AIやツールの進化により、技術のコモディティ化が進む中、多様な文化を理解し、他者と協力できる力こそが求められるのです。
とくに今後重視されるのは:
- 多言語・多文化でのコミュニケーション力
- MVP開発に対応できるスピード感
- 日本の良さを世界に伝えるブリッジ力
です。
だから、国内だけにとどまらず、視野を広げよう
自分の技術が世界でどう通用するかを知ることは、大きな強みになります。
グローバル環境で働くことで、文化や価値観の違いを体験し、自らの視野と市場価値を広げられるでしょう。
また、日本の「品質」「丁寧な設計」「ユーザー目線」という強みを、世界にわかりやすく伝える力も、今後のエンジニアに不可欠です。
グローバルに通用する開発キャリアを築きたいならば
当社(SMHC株式会社)では現在、日本・中国・韓国を中心とした多国籍エンジニアチームを立ち上げ、グローバル対応可能なシステム開発体制を整えつつあります。
このプロジェクトに参画することで、以下のようなキャリア形成が可能です:
- 日本語力を活かしつつ、異文化環境で開発に参加する経験
- 国境を越えた連携や要件定義、ブリッジSE的な役割への挑戦
- 外国籍メンバーと日本メンバーが協力しあったプロジェクト推進力・マネジメントスキルの習得
もし「日本発で世界に通じる開発スキル」を身につけたいと感じたなら、ぜひ当社(SMHC株式会社)への参画をご検討ください。