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「お客様ってこんなに感動するものなんだ」と驚いています

羊飼いとして羊の生産に本格的に取り組む前に、羊を取り巻く世の中について知っておきたい。そんな思いを胸に増田善三郎さんがたどり着いたのが「1年間羊SUNRISEで修行する」という道でした。実家の羊牧場の後継者として独自のキャリアを突き進む彼のインタビュー第一弾です。

羊SUNRISEでなら消費者の感覚を知れると思った

-全国の農家を巡る旅を終えて、羊SUNRISEに入店したきっかけを教えてください

旅をする中で、将来的に自分の牧場でも羊肉を提供する飲食事業をやりたい思いが強くなりました。そのためには消費者のことを知らないといけないと気づいたので、消費者との距離が近い環境で働きたいなと。

そんなことを考えているいるうちに実家の牧場が羊SUNRISEと取引を始めて、どんなお店なんだろうと興味を持ったんです。お店のSNSを眺めているとすごくお客様との距離が近いのを感じました。そこで、関澤社長と連絡をとり、働くことになったという流れです。

-実際に入店してみてどんなことを感じていますか

実家の牧場で働いているのを除いては、スーパーのお惣菜コーナーでアルバイトをした経験しかなくて、本格的なレストランや飲食店の経験は初めてでした。今は仕事を覚えるのに必死です。

さらに、麻布十番という土地柄もあると思いますが、地元で暮らしていたのでは絶対に出会うことがない職業や地位のお客様がたくさんいるなあと。そういったお客様の接客を行いつつも、都内の感覚になかなか追いついていないのが正直なところですね。

お客様が羊肉を口に運んだ瞬間に口角がクッと上がるんです

-羊SUNRISEといえばお客様と積極的に話をする接客です。そこについてはどうでしょう?

そもそも喋ること自体が得意ではなかったので不安はありました。ただし、僕は実家が羊牧場だったので、羊の話であればそれなりにできたのが救いでしたね。

-実際に消費者であるお客様を間近で見て発見はありますか

僕は実家の牧場で育てた羊肉を食べて育ったので、ある意味羊肉の美味しさが当たり前というか、消費者の方が食べたときにどんな感想になるのか想像できなかった部分がありました。羊SUNRISEの羊肉を食べたお客様の反応を目の当たりにして「こんなに感動するものなんだ」と驚いています。

新規のお客様を接客することが多いのですが、一枚目を食べていただいた時の表情を見るのが楽しいですね。羊肉を口に運んだ瞬間に口角がクッと上がるんです。それを見て「美味しいものを食べるってこういうことだよな」と感じています。こういう顔を見たいからお店をやるんだとも。

将来的に自分がお店をやるにあたっても、お客様が食べて感動してくださる場に自分もいたいですね。

消費者を想定できる羊飼いになるために

-1年で実家の牧場に戻られるということですが、東京にいるうちに何をしたいですか

「お客様に提供する上での肉に関する知識」をもっとつけなければならないと感じています。牧場側の視点からすると屠殺した羊は出荷して終わりなので、細かく部位に分けた場合の特徴は知らないんです。

この部位はこういう肉質でこういう味とか、こんなにお店では細かく分類して出しているんだいうのは羊SUNRISEで働いて初めて学んだことでした。羊飼いとしても消費者を想定することは、私が牧場を継ぐ上で必要だと思います。いつか飲食事業をやりたいと考えているので。

あとは、自分に連絡してご来店予約いただける羊SUNRISEのお客様を少しでも増やしたいですね。お渡しした名刺の連絡先に「今日は美味しかったです」とお客様からご連絡いただけることもあり、とても嬉しく感じています。

せっかく東京にいるのでいろんな飲食店に行ってみたいなとも思っていて、特に興味があるのは羊肉のメニューがあるフレンチレストラン。北海道に戻ると体験するのが難しいランクやカテゴリーのお店には東京にいるうちに行っておきたいです。

【こちらもどうぞ】羊は僕にとって家畜という括り以上の何かなんです
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