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【教育事例紹介】教育プロダクトを開発する少数精鋭チームのエンジニア成長プロセス


目次

  • 規模の小さい会社での研修はむずかしい

  • 新人のオンボーディングまで

  • 入社〜入社後3ヶ月くらいまで:「LEARNING FIT」を用いた研修

  • 入社3ヶ月後〜入社半年後くらいまで:社内システムの改修or新規開発

  • 入社半年後以降:研修期間卒業テスト

  • テスト合格後:各種サービスのプロジェクトにアサイン

  • おわりに

  • 関連記事

規模の小さい会社での研修はむずかしい

こんにちは!SEプラスでシステムエンジニアをしている山本と申します。
さて、今この記事をご覧になっている方の中で、SEプラスと同じ––50人くらいの規模の––企業にお勤めの方はなんとなく想像がつくかと思いますが、規模の小さい会社での新人研修ってむずかしいですよね。
新人研修っぽい新人研修は2週間くらいしかなく、その後そのままOJTだったり、研修だったとしても自学自習でどうにかしてね……という企業さんも、少なくはないと思います。

かくいうSEプラスも数年前まではそんな感じでした。少なくとも私が入社した時は、前職もシステムエンジニアではあったもののPHPやLaravelに触れるのは初めての状態でしたが、「とりあえずネットで調べながらローカルの仮想環境立ててみよっか」「うちのシステムのソースコード見てなんとなくPHPの使い方理解してみようか」みたいなふわっとしたノリだったと思います。

流石にそんなノリの新人研修で「未経験歓迎!」とかいうのはよくないよねということで、数年間エンジニアの新人研修のあり方を模索し続け、最近ようやくオンボーディングまでの流れができてきたので、今回はそれをご紹介しようと思います。

新人のオンボーディングまで

入社〜入社後3ヶ月くらいまで:「LEARNING FIT」を用いた研修

SEプラスにご入社いただいたあと、1週間くらいで電話応対の仕方や各Div.のサービスについての研修、セキュリティについての基礎的な研修を実施します。
基礎研修が終わった後は、SEプラスのサービスのひとつ「LEARNING FIT」を用いてPHP/Laravel/HTML/CSS/JavaScriptといった、SEプラスのエンジニアとして必要最低限の技術スタックの基礎を学びます。LEARNING FITは講師の解説を動画で確認しながら実際に手を動かしてバックエンドやフロントエンドのコーディングを行なっていくといったもので、このプログラムを終えると開発に必要な最低限の知識が身につくようになっています。
おおよそ3ヶ月間LEARNING FITで学んでいただいたあと最終課題として、LEARNING FITで得た知識を用いて簡単な書籍管理アプリを作成し、マネージャー・リーダー・エンジニアチーム全員の前で発表をしていただきます。
なぜ学ぶだけではなく発表会もするのかというと、SEプラスのエンジニアはシステムの仕様や仕組みを人に説明する機会がものすごく多いので、その練習もしてもらいたいという思いからです。どのような場面で説明するのかは、2つ前の記事でご説明しておりますので読まれていない方がいらっしゃいましたらぜひご覧ください。
LEARNING FITを用いた入社直後の研修はまだ取り組みを始めたばかりで課題も多いため、今後さらに改善を重ねていく予定です!
この期間は原則毎日出社していただいています。

入社3ヶ月後〜入社半年後くらいまで:社内システムの改修or新規開発

ここはご入社のタイミングによって何を担当いただくかが大きく変わる部分ではあるのですが、基本的には社内で実際に使用している既存社内システムの改修、もしくは新システムの開発のどちらかを行なっていただいています。
要求定義・要件定義を先輩エンジニアと行い、設計→設計レビュー→1機能ごとに実装→実装レビュー→テスト→ローンチまでをおおよそ3ヶ月ほどで行います。
この期間だけかなりウォーターフォール的な開発スタイルになりますが、これは「設計ってちゃんとやらないと実装以降でめっちゃ困るよね」というのを実感してもらいたく、敢えてそうしています。(普段はかなりアジャイルっぽい開発スタイルです)
ちなみに、この期間で行われる設計レビューや実装レビューは先輩エンジニアからシステムについての指摘や質問、開発ポリシーに沿っているかどうかの確認はもちろんのこと、議事録の書き方や会議の進め方についてもすごくたくさんアドバイスをされる時期になりますので、かなり力がつくと思います。
SEプラスは優しい人ばかりの会社ではありますが、ダメなものにははっきりとダメという会社でもありますので、ぜひここで挫けずに頑張ってほしいなという期間です。
週3出社/週2リモートといった勤務形態になり、徐々にリモートでの業務にも慣れていこうという期間でもあります。

入社半年後以降:研修期間卒業テスト

今後本番サーバーが使えるようにLinuxの最低限のコマンドが使えるよねとか、Gitで共同開発ができるだけの知識があるよねとか、SEプラスのエンジニアとして必須のセキュリティ知識を持ち合わせてるよねとかみたいなことをテストさせてもらっています。このテストを全問正解すると、晴れてフルリモートも解禁となります。
最速でも入社半年後、習熟度によってはもっと後にこのテストを受けることになる方もいらっしゃるかもしれません。そのくらいしっかりしたテストになっています。
このテストは割と最近策定され、現在2名にこのテストを受けてもらっていますが、突破に3〜4回くらいかかっているので結構むずかしい最後の砦(?)になっています。

テスト合格後:各種サービスのプロジェクトにアサイン

テストに合格すると、ついに各種サービスのプロジェクトにアサインされます。
その時走っているプロジェクト次第でどのサービスから開発を始めることになるのかは異なりますが、基本的には初めはそんなに難しくない単純な機能の開発を行ったり、複雑な機能を先輩エンジニアと一緒に開発したりという感じで、無茶振りすることはないのでご安心ください。
今までの事例を振り返ると、SEカレッジの開発にアサインされることが多いかなと思います。(わかりやすいので)
ただ、いよいよ企画営業チームやサポートチームとのプロダクト制作になるので、説明やコミュニケーションに求められる難易度が格段に上がります。
各種会議には必ず先輩エンジニアも同席し、会議後にはこうするともっと伝わるなどのフィードバックを行うので、経験を積み1人前のエンジニアになっていってもらえればと思います!

おわりに

結構ざっくりとした説明となってしまい申し訳ないですが、e&TS Div.開発エンジニアのオンボーディング事例をご紹介しました。
新人研修のやり方については今もまだまだ全員でより良い方法を模索中です。ぜひ新たな方にご入社いただいて、新人研修のフィードバックをいただければなと思っています!

次の記事では、SEプラスの技術スタック等々についてお話しします。

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