社員インタビューvol.11|未経験から制作の最前線へ──「ここで骨を埋めたい」と思えた職場で、動画編集チームを創る
こんにちは、Senjin Holdingsの人事責任者・武智です。
今回は、デザイナー・動画編集者として活躍し、現在はAI画像生成や未経験者育成にも取り組む坂井陸さんにお話を伺いました。ゼロから始めたキャリア、成長の軌跡、そして描く未来のチーム構想までをお届けします。
目次
アニメーター志望から、東京へ。動画編集との“偶然の出会い”
「お前、絵描けるなら動画いけるやろ?」で始まったキャリア
教えることで、成長が“自分ごと”になる
スペシャリストの集合体でありたい
技術で戦いたい。だから本気でやりたい人と働きたい
アニメーター志望から、東京へ。動画編集との“偶然の出会い”
※ 専門学校時代の課題作品
動画編集のキャリアはどこからスタートしたんですか?
坂井:もともとはアニメーターを目指して、アニメ系の専門学校に通っていました。小さい頃から絵を描くのが好きで、ずっと何かを“つくる”ことにワクワクしていたんです。フリーランスのイラストレーターという道も考えましたが、僕はどちらかというと、チームでつくる・会社で働くという環境を求めていたので、安定して絵が描ける仕事としてアニメーターを目指していました。
でも、専門学校を卒業するタイミングでアニメ業界の就職先がなかなか決まらず。「このままじゃいけない」と思い、環境を変えるために東京に出てきました。そこで声をかけてくれたのが、既にSenjinで働いていた親友の谷川麟太朗くん。「とりあえず一回、面白いところがあるから来てみないか」と誘われてSenjinに入ることになりました。
当時は、まさかここでデザイナーとしてやっていくとは思ってもみませんでした。
「お前、絵描けるなら動画いけるやろ?」で始まったキャリア
入社当初は動画編集未経験だったそうですね。
坂井:はい、完全にゼロからのスタートでした。最初は広告のアシスタント業務をしていたんですけど、谷川くんに「お前、絵描けるなら動画いけるやろ?」って言われて(笑)。そのときは軽いノリでしたが、「やってみるか」と思い、そこからPremiere Proを独学で学び始めました。
最初は全然わからなくて、UIが意味不明だったし、正直「これは向いてないかも」とも思いました。でも、自分の手で映像が動いて、見栄えが良くなる瞬間に気持ちよさを感じて、どんどんハマっていったんです。夜中も家で編集の練習をして、自分の好きなアニメシーンを模写してみたり、とにかく触る時間を増やしていきました。
今では動画編集だけでなく、バナー制作、画像生成、撮影補助まで。もともと“つくることが好き”という自分の特性が、ここで一気に広がった感じがしています。
環境としてはどう感じていますか?
坂井:一言で言うと、「毎日楽しい」です。もちろん、しんどいときもあるし、求められる水準も決して低くない。でも、そこに“やらされ感”がないんですよね。むしろ「自分がもっと上手くなりたい」「もっといいものを作りたい」と思える環境です。
仲間の存在が本当に大きくて。編集の小ネタやコツを雑談で共有したり、深夜まで一緒に試行錯誤したり、そういう“戦友”みたいな人たちがいるのが大きいです。
気づけば、「この人たちとなら、ずっと一緒にやっていけるかも」と思うようになっていて、「ここで骨を埋めたい」という言葉が自然に出てくるようになっていました。
教えることで、成長が“自分ごと”になる
最近は育成にも関わっているそうですね。
坂井:はい、最近は後輩の育成にも関わっています。特に印象深いのが馬塲さんですね。最初はアルバイトで、機材も触ったことがない状態からスタートしたんですが、素直で飲み込みも早くて、ぐんぐん伸びてくれました。
技術的にも自分に並ぶくらいのレベルにまできていると思います。本当に嬉しいです。
彼女が、契約社員を経て今度は正社員になると聞いたとき、「よっしゃ…よかったなあ」と、心から思いました。
彼女がここまで伸びた理由は、本人が主体的だったからというのももちろんありますが、自分としても、最初にガチガチに基礎を教え込んだという手応えはあります。OJTというか、最初は完全に伴走型でつきっきり。馬塲さんもわからないことがあったらすぐ聞いてくれるし、教えたこともすぐに実践してくれる。そういう姿勢だったから、成長も早かったんだと思います。
とはいえ、未経験者を育てるのって本当に大変です。でもそれができる理由は、自分自身が未経験からスタートしたからだと思っています。わからなかったときの気持ち、どこでつまずくか、自分が全部通ってきた道だからこそ、なぞるように教えていける。結果的に、それが一番の近道になると思っています。
あとは、“任せ方”も大きいかもしれません。最初から「戦いの中で育つ」ようなやり方。実戦の中で任せて、その中で壁にぶつかったら一緒に解決する、みたいな。だからこそ、早く育つんだと思っています。
また、育成って自分にとっても成長の機会だと思っています。
「どう説明すれば伝わるか」「どの順番で教えるのがいいか」って考える中で、自分の理解も深まるんです。馬塲さんが成長するたびに「俺、教えられてるな」と実感します。
編集って、センスもあるけど“積み上げの世界”でもあるからこそ、教えることが自分の土台を固める時間になってると感じています。
スペシャリストの集合体でありたい
今後の目標を教えてください。
坂井:僕の理想は、「一台本一編集者」っていうくらいの体制を整えていくことです。その上で、ただの動画編集者ではなく、バナーが作れる・AI画像が生成できる・撮影もできる、みたいな“プラスアルファ”を持ったメンバーが集まってるチームが理想です。
社内だと“北川兄貴”みたいな存在ですね(笑)。
ひとつのスキルに依存せず、動画編集+○○というスキルセットを持ったスペシャリストが集まるチームにしていきたいです。
そうすれば、組織としての打席数も増えるし、案件の幅も広がる。その体制をつくるのが、今の自分の中での中期目標です。
技術で戦いたい。だから本気でやりたい人と働きたい
最後に、一緒に働きたい人物像はどんな人ですか?
坂井:技術で戦いたい人ですね。編集歴とか業界経験とかよりも、「スキルを伸ばしたい」「クリエイティブで勝負したい」って思える人なら大歓迎です。
チームで高め合える関係性が理想で、「それどうやったの?」「こっちの方がいいかもよ」って言い合える関係でありたい。僕自身が未経験からスタートしてここまで来たからこそ、「やりたい気持ち」がある人の背中は全力で押したいと思っています。
もし今、「未経験だけど気になるな」って思ってる人がいたら、まずは1回やってみてほしいです。編集って、やってみないとわからない魅力がたくさんあるので。
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