社員インタビューvol.18|グランドスタッフから経営管理部へ──「目の前の人を喜ばせたい」が導いた新しい挑戦
こんにちは、Senjin Holdings 人事責任者の武智です。
今回は、航空業界からコーポレート職へ転職し、現在は経営管理部で活躍中の笠原海都さんにインタビューしました。
異業界への挑戦、そして急成長する会社の裏側を支えるやりがいについて、じっくりお聞きします。
目次
全国大会優勝から羽田空港へ。原動力は「誰かの笑顔」
「困っている人を助けられる瞬間」が何よりのやりがい
オーストラリアのホストファミリーが教えてくれた「人を迎える心」
社長との距離感の近さが決め手──Senjin Holdingsとの出会い
入退社手続きから組織づくりまで。コーポレートとしての喜び
スピード感ある成長を、一緒に楽しめる仲間を
全国大会優勝から羽田空港へ。原動力は「誰かの笑顔」
まずはこれまでの経歴を聞かせてください。
笠原:笠原海都です。中・高・大学と京都の女子校に通っていて、中高ではダンス部に所属していました。創作ダンスという振付や構成など0から自分たちで考える部活で「見る人に感動を、自らも感動を」をモットーにチームで一丸となり作品をつくっていました。意見がぶつかることも多かったですが、全国大会で優勝したときは本当に全員で泣いて抱き合いました。あの達成感は今も鮮明に覚えています。
大学では英文学科で留学も経験しました。「英語を使ってグローバルに働きたい」という思いが強くなり、卒業後は上京して日系大手航空会社に就職しました。
国際線のグランドスタッフとして羽田空港で勤務し、チェックインカウンターや搭乗口でのお客様対応、到着時の案内業務など空港業務全般を担当。
加えて、採用補助や社内インストラクターとして研修の企画・実施も行いました。
毎日数百人規模のお客様と接し、
「今日この方が関わる航空会社のスタッフは私だけかもしれない」
と思いながら、一瞬一瞬を大切にしていました。
「困っている人を助けられる瞬間」が何よりのやりがい
印象的なエピソードはありますか?
笠原:一番心に残っているのは、中国語しか話せない新婚旅行中のご夫婦が乗り遅れてしまったときです。
ツアーで渡航していたものの帰りの集合場所を間違えて置いていかれてしまい、パニック状態になっていました。 日本語も英語も会話が難しかったため翻訳アプリを使って会話し、特例で成田空港発の別便に振り替え。
さらに成田までの行き方を地図に手書きで説明してお渡ししました。
後日「無事に帰国できました。新婚旅行で母国に帰れなくなりどうなることかと思ったがとても不安な中で助けてもらえて本当にありがたかった」とお礼の連絡をいただき、本当にやっていて良かったと思いました。
私のモチベーションは、自分の数字やノルマではなく、困っている人を助けられた瞬間にあります。相手の安心した表情を見ると、疲れも吹き飛びますね。
オーストラリアのホストファミリーが教えてくれた「人を迎える心」
その「人のために働く姿勢」はどこから生まれたんでしょう?
笠原:中学3年生のときに行った、オーストラリアでのホームステイ経験です。
ホストファミリーが、初めて会う私を本当に温かく迎えてくれました。
初めての海外の見知らぬおうちで緊張していた自分に、メッセージカード付きのぬいぐるみを「Welcome!」と言って手渡してくれて、とても嬉しかったこと今でも覚えています(10年以上経った今もそのぬいぐるみは大事にしています!!!)
滞在中は毎日いろんな体験をさせてくれて、週末には旅行にも連れて行ってくれました。私の拙い英語でも目を見て一生懸命に聞いてくれて、言葉以上に「歓迎してくれている」という気持ちが伝わりました。 この体験が「人を迎え入れる」「喜ばせる」ことの大切さを強く意識するきっかけになったと思います。
社長との距離感の近さが決め手──Senjin Holdingsとの出会い
Senjin Holdingsに出会ったきっかけは?
笠原:知人の紹介がきっかけです。
航空会社を退職した後、エンタメ企業でひとりバックオフィスとして働いていたのですが、総務・経理・採用・広報など業務が幅広すぎてキャパオーバー気味でした(笑)もっと専門性を磨きたいと転職活動をしていたときに、縁あって今の上司から声をかけていただきました。
面接で印象的だったのは社長との距離感です。
最終面接でありながら、緊張感はありつつも非常にフラットにお話しいただきました。
社長が20代で東大・東京藝術大学院卒という経歴で、東大在学中に立ち上げたスタートアップということもあり、社内全体に非常に成長志向の高い人が多く、強い熱量を感じました。
他社からも内定はありましたが、「人事総務やオフィス環境づくりなど人に関わる仕事がしたい」という私の希望と、Senjinが求めていたポジションがぴったり一致していたので、迷わず入社を決めました。
入退社手続きから組織づくりまで。コーポレートとしての喜び
現在の業務内容とやりがいについて教えてください。
笠原:経営管理部に所属し、総務・労務を中心に担当しています。加えて、最近は法務領域にも学びながら携わっています。
最初に取り組んだのは、社員が安心して働ける「快適で安全な環境」づくりでした。
オフィスの設備配置や備品管理、入退社の手続きなど、日々の小さな業務改善が、社員の生産性やモチベーションに直結していると実感しています。
現在、正社員は約50名ですが、アルバイトや業務委託も含めると100名規模の組織になってきました。新しい仲間が毎月複数名入社する中で、属人化していた入社手続きやオリエンテーションを見直し、マニュアルやチェックリストを整備。
これにより、たとえ入社が直前に決まった場合でも、必要な準備や案内を漏れなく実施でき、スムーズに初日を迎えていただける体制を整えました。
また、定常業務に加えて、突発的な案件や社内プロジェクトのマネジメントも担当しています。 毎週の社長・役員との定例ミーティングでは、経営・組織課題の優先順位をすり合わせ、その場で「来週からやろう」と意思決定が下りることもあります。
意思決定のスピード感は、まさにベンチャーらしいですね。
笠原: 本当にそうなんです!承認の速さや即実行できる環境は、とてもありがたいですね。自分から提案して、何かを成し遂げたい人にとっては、非常にやりがいを感じられる職場だと思います。
たとえば今年4月には、SenjinHoldingsで初めての「入社式」を開催しました。
新卒採用が増えたタイミングで、「せっかくなら盛大に歓迎したい!入社初日を“社員としての1日目”として、記憶に残る日にしてほしい」という思いから提案しました。
準備期間はわずか3週間。役員の即断を得て、式典設計・部門調整・制作物(会社ボードや装飾など)の準備まで、すべてを一気通貫で進行。当日は参加者からも好評で、社内にも一体感が生まれたのを強く感じました。準備は大変でしたが、こうした“節目を大切にする文化”は、これからも続けていきたいですね。
スピード感ある成長を、一緒に楽しめる仲間を
今後の目標と、一緒に働きたい人物像は?
笠原:会社がさらに大きくなっても、スピード感と柔軟性を保った強い経営管理部でありたいです。特に会社の成長ステージごとに必要な制度やオペレーションを先読みして整えることを意識しています。 制度やツールは作って終わりではなく、常にアップデートが必要ですから。
一緒に働きたいのは、急な依頼にも前向きに対応できる柔軟さと、定常業務を自走できる責任感のある人。さらに、自分の業務だけでなく「会社の成長に何が必要か」を一緒に考えられる人が理想です。
コーポレートの仕事は、正解がひとつではない領域でベストな解を探す仕事でもあります。
だからこそ、変化を面白がりながら改善を重ねられる人と一緒に働きたいですね。
最後に、興味を持った方へメッセージをお願いします。
笠原:Senjin Holdingsは非常にスピード感のある会社です。変化が早く、大変なこともありますが、その分「自分の仕事が会社を動かしている」実感を味わえる環境です。
一緒に課題を見つけ、仕組みをつくり、成果を形にしていく過程は本当に面白いですし、仲間と喜びを分かち合える瞬間がたくさんあります。
少しでも「楽しそう」と感じたら、まずは気軽に話を聞きに来てください。
今年の秋にはオフィス移転も予定しています。
新しい環境で、未来のSenjinを一緒に作っていきましょう!