私たちクイック・ネットワークは、「日本発のグローバルプラットフォームの創造」をビジョンに掲げ、CtoB、BtoBにおけるプラットフォーム事業を展開しております。創業以来、旧来の業界の流通構造を大きく変える革新的なサービスにて、右肩上がりに急成長を遂げてきました。
今回は代表の田畑に、創業に至った経緯や叶えたい世界、会社として目指す未来について聞いてみました。
プロフィール
田畑 翔利 クイック・ネットワーク株式会社 代表取締役
1989年、兵庫県生まれ。立命館大学卒。 学生時代から車関連事業でビジネスに携わる。 2014年にインターネット広告事業を行うベンチャー企業に入社。 コンサルタントを経て、入社一年目にしてマネージャーに就任。数十億円規模の事業統括を行う。 2017年3月に退社、同年11月にSellCa株式会社を設立。 2021年に事業統合し、クイック・ネットワーク代表取締役社長を務める。
ーークイック・ネットワークの事業内容を教えてください。
CtoB、BtoBにおいて2つのインターネットプラットフォームを運営しております。
1つ目は、中古車オークション領域のCtoBプラットフォーム『SellCa』です。
中古車流通において複数業者が間に入り各業者に手数料がかかる旧来の流通フローを破壊し、売りたい人と買いたい人を直接つなぐプラットフォームです。車を高く売りたい個人とバイヤーのWinWinの関係を実現しており、高い顧客満足度を誇っています。サービスローンチから7年間連続で高成長を続け、GMVは既に200億円を超える勢いです。
2つ目は、車販売業者の流通を共通化するBtoBプラットフォーム『Quick×Quick』です。
BtoBのフリマです。業者間の在庫を共有化する事で流通の最適化を図っています。既に現在全国で8万台を超える出品があり、在庫管理、顧客管理等、査定アプリなどSaaSとしての機能も備えています。
現在は上記2事業にて国内市場でのシェア拡大を進めるとともに、プラットフォームと連携する新たなプロダクトの開発や、グローバル展開に向けた準備を加速させています。
クイック・ネットワークの創業の想い
ーー中古車という事業領域に目を付けた理由を教えてください。
インターネットが普及し始めてからの約30年で多くの商材がインターネット上で売買されるようになりました。車以外の市場を見ていると、今の時代アマゾンや楽天で買っている人がほとんど。メルカリなんかもCtoCで盛り上がっていますよね。
なのに、車(特に中古車)などの高単価商材はまだまだEC化されておらず、何十年も流通に変化がなかった。でも、車の流通も絶対に変わるし、その変革を誰かがやることになる。
非効率性が存在する流通をテクノロジーで効率化し、グローバルでつなぐことで”流通革命”を実現するプラットフォームを創造することができれば、その変革は大きな社会的なインパクトがあり、時代や社会を更に一歩先へ前進・加速させる会社を目指せると思ったので、自分でやろうと思いました。
Purpose、Vision、Valueについて
最近アップデートしたPurpose、Vision、Valueをアップデートされたそうですね。詳しく教えて下さい!
ーーまず、Purposeを教えてください。
パーパスとは、弊社の存在意義を示すものです。そのパーパスを弊社は、「Drive the Future(時代や社会を更に一歩先へ前進させ、未来を加速させる会社・組織である)」と掲げています。
ーー「未来を加速させる」とはどういう意味でしょうか。
これまで、人類社会は誰かが新たな概念や仕組みを、創り出すことで前進してきました。例えば、トーマス・エジソンによる電球の発明、アインシュタインによる相対性理論、スティーブ・ジョブズによるパーソナルコンピューターなど。世の中には、今はまだ実現していないがこれから実現可能になることが沢山あると思っています。我々クイック・ネットワークは、その実現を”自分たちの手で”早め、時代や社会を更に一歩先へ前進させ、未来を加速させたいと思っています。
ーー”自分たちの手で”早められるのはとてもワクワクしますね。では次に、Visionを教えてください。
「日本発のグローバルプラットフォームを創造する」です。
この大きなビジョンを掲げた背景は以下の2点です。
①Japan as No,1の復活
②世界中で使われるインフラとして、日本発のグローバルテックサービスを生み出したい
高度経済成長期の後の日本は、Japan as No. 1と言われ、1989年の世界の時価総額ランキングでは日本企業がTop10の中に7社もランクインしていました。ただ、2024年時点で、日本企業は1社もランクインしていません。(日本トップのトヨタ自動車が35位)
実際に、現在世界中で使われているサービスはGoogle、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft、TikTokなど。世界における日本の存在感は薄れる一方、日本発のプラットフォームビジネスで世界で成功しているサービスはありません。
グローバルで戦える企業を創り、日本経済を強くする。それが私が当社を創業し、このビジョンを掲げた想いです。
ーーたしかに、私ももう一度強い日本をつくりたいと思えました。では、そんな大きなVisionを掲げるクイック・ネットワークのValueを教えてください。
我々のValue(経営において、大切に考えていること)は、「Win(顧客に感動を提供する) × Win(社会を前進させる) × Win(全社員の物心両面の幸福実現を目指す)」です。
ーーそれぞれのWinについて詳しく聞かせてください。
1つ目のWin(顧客に感動を提供する)についてお話します。
クイック・ネットワークは、顧客主義と正面から向き合い、に当てはまっているビジネスしか着手しないというのが、day1からの決定事項で、絶対にぶらさないと決めていました。
例えば、創業当初はもちろん知名度0から始まりました。せっかく頂いた問い合わせに対応しても「中古車のネットオークションは使い方が分からないし面倒だから、クイック・ネットワークがそのまま買い取って」と言われることが多々ありました。弊社が直接買い取れば、オークションの手数料より圧倒的なマージンを稼ぐ事もできました。
ただ、事を成すには先にお客様を勝たせる(満足して頂く)事が最も重要だと確信していたから、その様な依頼は全て断りました。こういった判断を創業当初からずっと続けてきました。
次に、2つ目のWin(社会を前進させる)、3つ目のWin(全社員の物心両面の幸福実現を目指す)について。
社会が前進するのは、今まで誰もやってこなかった事を誰かが進めた時だと思っています。我々が現在行っている事業もそうですが、今後も積極的に未踏領域に入って行き、成功させる事で、社会を前進させて行きたいと思っています。
そうして会社が成長することで自社の売上も伸ばすことができ、社員一人ひとりが物心両面で充実した人生を送れる環境づくりに繋がると考えています。
例えば、物(給与や福利厚生、働き方)の充実だけでなく、心(達成感、成長実感、やりがい)など、社員の成長を支援する研修制度やキャリアパスの構築に力を入れています。実際に、未経験からスタートした社員や新卒社員が、数年でマネージャーへとキャリアアップする事例も多くあります。
社員が仕事を通じて成長し、豊かで充実した人生を歩めることを目指しています。
ーー関わるすべての人に対して、誠実かつ熱い想いを持たれているのですね。それでは次にQuick Styleを教えてください。
前述のPurpose,Vision,Valueを実現するための社員の行動指針として下記のQuick Styleを掲げています。
判断軸:長期思考 / 全体思考
業務軸:PDCAを回し続ける / 学び続ける / 即決、即断、即実行 / ファクト主義の徹底 / コスト意識(時間もお金も) / 構造化せよ
人間性・クイッカーとは:誠実であれ / 感謝の想いを口に出して伝える / 大胆挑戦する、挑戦を繰り返す / 圧倒的当事者意識を持つ / 何事にも目的意識を持つ / まず、自責
このQuick Styleは、クイック・ネットワークで働く・活躍するためにというわけではなく、ビジネスパーソンとして活躍できる人になってほしいという思いも込めています。社員には、仕事の時間を充実した良い時間にして、豊かな人生を送ってほしいと思っています。参考になる資料や記事はシェアするし、全体の朝会などでも積極的にシェアするようにしています。また、そのために必要なサポートや相談ができる環境を提供し、賞賛していける組織づくりを大切にしています。
会社として目指す未来
ーーどんな方に入社して頂きたいですか?
前向きで素直な方です。そして、社員には会社の駒として働くのではなく、一緒に会社・組織・事業を成長させる存在になってほしいと考えています。
クイック・ネットワークは、まだまだ成長途中の企業であり、今後の伸びしろが大きい会社だと思っています。事業の急成長・組織の急拡大に伴い、役職や在籍年数に関係なく、どのメンバーも発言し、挑戦できる環境があります。また、自分の現在の実力以上のことに挑戦する機会も非常に多いです。
そんな環境の中で、前向きで素直であり続けること、そして現状に満足せず、高い目標に向かって皆で進んでいくことが、会社の成長に大きく寄与すると考えています。
当社は採用に非常に力を入れており、おかげさまで毎年、多くの優秀な方にご入社いただいています。今では、5大商社や世界最大の自動車メーカー、メガベンチャーなどからの入社実績もあります。
"今~数年の間"は、会社やサービスの成長をリアルに感じられる貴重なフェーズです。一度きりの人生、ともに挑戦し、成長し、「日本発のグローバルプラットフォームを創造する」という大きなビジョンを実現しませんか?
同じ志を持つ方、ぜひ弊社で一緒に働きましょう!