こんにちは!エス・エー・エス株式会社 採用担当の若梅です。
エス・エー・エス(以下、SASと呼ぶ)では、2021年より武蔵野大学 経営学部 経営学科ゼミにてPBL(Project Based Lerning)型授業を行っています。
2022年度は「きっかけプロジェクト」と称して、ゼミのみなさんと活動を行ってきました。
どのようなきっかけで始まり、どのような活動を行ってきたのか、2022年度の活動リーダーである得本さんにインタビューを行いました!
アジェンダ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Q1. きっかけプロジェクトとは
Q2. どのようなきっかけではじまったか
Q3. プロジェクト名(きっかけプロジェクト)の由来
Q4. 講義の目的、カリキュラム
Q5. 講師陣の役割分担
Q6. 最終発表
Q7. 終えてみての感想
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Q1. きっかけプロジェクトとは
武蔵野大学 経営学部 経営学科のPBL(Project Based Lerning)型ゼミとして、様々な企業の実際の課題に取り組むPBL=問題/課題解決型学習を通じてビジネスの実践的な知識・スキルを養うことを目的とし、同ゼミ生を対象にSASメンバーが講師となって授業を行うプロジェクトのことです。
※2022年度は3年生11名のゼミ生に9月~12月の3カ月で実施
授業ではゼミ生一人一人にビジネスアイディアを考えていただき、最終的に4つのグループで、ビジネスモデルキャンバスを検証しながら進めました。
Q2. どのようなきっかけではじまったか
都内中小企業のための総合支援を行っている「東京都中小企業振興公社」様から、
以前よりSASのライフワークバランス経営をご評価いただき人財定着セミナー等様々な公社様主催講演の登壇のご依頼をいただいていたご縁からお声がけいただいたことがきっかけです。
元々、社内のSDGs推進チームでも新規事業創出のためのチャレンジ制度に学生に参加・協力してもらおうという構想があり当時の担当者が動こうとしたタイミングでのお声がけだったと聞いています。
SASは課題として「社会の様々な課題や問題をITサービスで笑顔に変えていく新規事業チャレンジを一緒に検討したい」をゼミ側に提示して教授と公社様の合意(意気投合)に至り、事業創出の検討に必要なインプットとしてのカリキュラム設計はすべてSASが行いました。
—— 得本さんはいつから参加されていたのですか?
以前より社内の新規事業推進チームに入っていたこともあり、2021年度の後半からオブザーバーとして参加し、2022年度はリーダーとして参画しました。
Q3. プロジェクト名(きっかけプロジェクト)の由来
このプロジェクト名はメンバーの古田さんにつけていただきました。
ゼミ生もSASメンバーもお互いに学んだり成長する「きっかけ」となるようなプロジェクトにしたい、という想いが込められています。
このプロジェクト名を見るだけでプロジェクトの想いや進むべき方向性がわかる、素敵な名前になったと思っています!
Q4. 講義の目的、カリキュラム
ビジネスを考える上で必要な要素を理解していただき、仮説検証を行いながら事業計画を作成いただくことで、より実践的な力を身に付けていただきます。
2022年度のカリキュラムは以下の内容で進めました。
1.商品・サービスを考える
2.実現可能性・存続可能性を考える
3.顧客を考える
4.ユーザーインタビュー
5.最終発表
※全カリキュラムの間で内容の取り纏め・課題の発表・メンターによるフォローも行っていました。
Q5. 講師陣の役割分担
SASとしては以下の体制でプロジェクトを進めていました。
プロジェクトオーナー:青山社長
講師陣:4名
運営:2名
—— 得本さんはどのような役割をされていたのですか?
リーダーとして講師メンバーとカリキュラム/課題の設計、ゼミ側の教授とのカリキュラムや授業進行についての認識合わせについて取りまとめを行っていました。
また、講師担当として講義内容と課題の作成、ゼミ生の各チームのメンターも担当しました。
講師はそれぞれカリキュラムを分担して講義・課題作成を担当していて、全体の流れに齟齬や矛盾がないか講師同士で確認し合いながら進めていました。
また、質問相手が決まっていた方がゼミ生側も色々聞きやすいのではと考えて、講師陣をゼミ生の各チームのメンターとして配置。分からないことがあれば担当メンターに適宜相談してもらうという体制を取っていました。
Q6. 最終発表
——プロジェクトの集大成とも言える最終発表について、詳しくお聞きしてもよろしいですか?
まず最終発表まで、ゼミ生のみなさんにはおおまかには下記の流れで新規事業アイデア発想~ブラッシュアップを行ってもらいました。
アイデア発想段階では一人一人にビジネス案を考えてもらったうえで、ゼミとして特に注力したいアイデアを4つに絞り、そこからはチームに分かれてビジネス案を詰めてもらいました。
最初に立てた仮説(顧客はこういう課題を抱えていて、このビジネスで解決できるのでは?)を講義・課題の中で検証していき、ビジネス案を修正・精緻化していきました。
ゼミ生側のアウトプットは授業内で適宜発表をしてもらい、SASメンバー・教授からフィードバックを行い検討すべき点・磨いていくべき点を意見出しあいながら進めていました!
最終発表はこれまでの検証を通して完成させたビジネス案・BMCを各チームに発表してもらい、各チームと本プロジェクトへのフィードバックを教授・公社様・SASからさせていただきました。
4アイデアとも試行錯誤を重ねて発想時よりも素晴らしいものになっていましたし、発表時の工夫や内容からもゼミ生の皆さんの成長を感じて、社会人側も感動しまくりの最終回でした。
また、SASへのフィードバックとして
最後に教授から身にあまるうれしいお言葉も頂戴しました。
「このSASさんとのPBL型ゼミの内容は武蔵野大学 経営学部 経営学科が教育理念に掲げる「響創的学び」(※)そのものであり本当に我々がやりたいと常日頃考えている学びの場になったと思います。そして、それをSASのみなさんに叶えていただき本当に本当に感謝です。本当にありがとうございました!」
※. https://musashino-u-ka.com/features/(武蔵野大学様HPより)
今後も我々の使命である
〜すべては笑顔のために〜
を広げるためにも可能な限り続けて行きたいと思います。
Q7. 終えてみての感想
今回教える側の立場として参加させてもらいましたが、ゼミ生のみなさんの柔軟な発想や視点にこちら側が学ぶことばかりでした!素直で発想力もあって最後までやり切る力を持っているゼミ生の皆さんを見て、自分の学生時代って不真面目だったし斜に構えてたなぁと反省しました(笑)
教授や青山社長のフィードバックからも、経験値の高い方の視点を知ることができて勉強になりました。
毎講義終えるごとにSASメンバーで振り返りを実施していて、「もっとこうすべきだったね」「こういう点が良かったね」というフィードバックをし合えたのも良かった点だったと思います。
各メンバーのティーチング・コーチングのスキルアップとプロジェクト全体の改善点洗出しと、今後に活かすための時間になりました。
参加したSASメンバーは日頃別の業務に就いているので得意な領域も異なりますし、プロジェクトで関わることは初めてのメンバーが殆どだったこともあって、学びと刺激を沢山もらえました。皆積極的に意見を出して動いてくれるメンバーだったので、リーダーとして助けられることばかりで、普段他プロジェクトでの自身のメンバーとしての動き方も見直すきっかけにもなりました。
自分は元々人前で話すのがものすごく苦手なので、講義をするという今回の経験はものすごくチャレンジングな出来事でしたが、想定していた以上に沢山の学びを得ることができました。
以上、きっかけプロジェクトについてのご紹介でした。
リーダーの得本さん、ご協力いただきありがとうございました!