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「挑戦が身近な環境へ」
就職活動でそう語る学生は多いものの、実際にその道を選び続けるのは簡単ではありません。
配属予定の部署がなくなり、仲間が離職していく中でも、“自分にできることは何か”を問い続け、キャリアを切り拓いてきた塩谷さん。
大手ではなくベンチャーを選び、変化を楽しみながらキャリアを築いてきた理由、そしてSales Markerにジョインした今”感じているやりがい”をお伺いしました。
塩谷 絃 / インサイドセールス部 インサイドセールスユニット チームリーダー(現在はSales Marker事業本部 フィールドセールスとして活躍)
大学卒業後、挑戦環境を求めて新卒でベンチャー企業へ入社。新規事業立ち上げに従事し、営業、採用、P/L管理など幅広い業務を経験。配属予定部署の消滅やチーム離脱といった逆境も、「道がないなら自分で作る」という信念で乗り越え、0→1フェーズでの実行力と巻き込み力を磨く。その後、さらなる成長機会を求め2024年5月にSales Markerへ参画。
「道がないなら自分で作る」──ベンチャーを選んだ理由
──まず、新卒の時の就職活動の軸を教えてください。
就職活動では、裁量権があるかどうかを最も重視していました。若いうちにできるだけ多くのことに触れ、挑戦できる環境で経験を積みたかったんです。多少失敗しても許容される環境の方が、自分の成長スピードも速くなると思っていました。同じことを繰り返す安定のほうが、自分にとっては怖いと感じていたんですよね。
やりたいことに手を挙げたとき、挑戦させてもらえる環境で働きたいという思いが強かったです。若いうちに様々な経験をしておかないと、この先の選択肢が狭まってしまうという危機感もありました。
──なるほど…!会社選びで、人の要素も重視していたそうですね。
どんな人と働けるかは、会社選びにおいて特に重要でした。仕事は環境だけでなく、一緒に働く人によっても大きく変わると思っています。入社面談の回数を多めにお願いして、現場で実際に一緒に働くかもしれない人たちとも会わせてもらいました。直接話すことで、その人の考え方や価値観、チームの空気感が伝わってきますし、入社後のイメージも具体的になります。就活でも自然と「この人たちと働きたいか」を判断基準のひとつに置いていましたね。
──最終的に大手ではなくベンチャーを選んだ決め手は?
最終的には、自分が大切にしていた軸を突き詰めて考えた結果、ベンチャーを選ぶことになりました。やりたいことを達成できそうな環境は、やはりベンチャーだと。もちろん、全く不安がなかったわけではありませんが、それ以上に「この環境で自分がどれだけ成長できるか」という期待のほうが大きかったです。道がないなら自分で作るくらいの気持ちのほうが、自分には合っていましたし、未来へのワクワク感がありました。
入社前は不安というよりも、ここでどれだけ成果を出せるかという高揚感のほうが強かったですね。ベンチャーは裁量を持てるからこそ、自分次第で状況を変えられる環境です。それがプレッシャーでもあり、大きなモチベーションにもなっていました。
迷いよりも成長への意識──キャリアへの不安はなかった
──内定式で、配属予定の部署がなくなったと知らされた…その体験は率直にどう感じましたか?
「ああ、これがベンチャーだよね」とどこかで笑っている自分もいました(笑)。学生のうちにこういった経験ができたのは大きかったと思います。
ただ、プロダクトがペンディングになってしまったこと以上にショックだったのは、入社の決め手になった「この人たちと働きたい」と思っていたメンバーが全員離職してしまったことでした。あのときは少し寂しかったですね…。とはいえ、それがネガティブに働いたわけではなく、目の前にある自分の目的を達成しようと切り替えていました。
──そのとき、今後のキャリアに対して不安や迷いはありましたか?
自分のキャリアに対しては、不安はありませんでしたね。
むしろ、この環境でどう成長するか、どう成果を出すかに意識が向いていたと思います。ちなみに、この話を最初に聞いたのは内定式のタイミングで、同期3人で「終わっちゃったね」と笑いながら話していました。それでも誰一人欠けることなく入社できたのは良かったです。
──その状況から、どのように行動を起こしていったのでしょうか?
入社後は新規事業の立ち上げに取り組むことになりました。営業から採用、会計のP/Lまで、本当にいろんな業務を経験させてもらって、新卒半年でここまでやれる環境はなかなかないと思います。代表から直接教えてもらうことも多くて、特に数字周りでは厳しく指摘をもらいました。「P/Lとしてこの数字は達成できるのか」「実現可能性はあるのか」など、一つひとつ一緒に考えてもらいながら進めていました。
また、営業経験がなかったので、SNSを活用して「営業わからないので教えてください!」とDMを送り、マーケや経営企画の方々にも1on1で話を聞かせてもらいました。先輩がいない環境だったので、とにかくいろんな人に話を聞きたいという気持ちが強くて。退職された先輩にも連絡を取り、業務委託契約にできないか会社に掛け合って、実際に仕事を手伝ってもらいながら学んでいました。
──キャリアを自分でつくることの難しさや、やりがいを感じた瞬間はありましたか?また、「この経験があったから今の自分がある」と思える出来事は?
数字を上げないと事業が終わるという危機感は常にありました。営業で成果を出せなかったら事業が終わる。投資金額も知っていたので、終わったらどうなるんだろうと不安になることもありましたね…。ただ、それ以上に顧客視点でも、サービスに満足してもらえているか、要望にきちんと応えられているかは常に気になっていました。お金をいただいている以上、ちゃんと価値を返せているかどうか、自分の中でずっと問い続けていました。
当時取り組んでいたのはRaaS領域のビジネスで、D2Cコスメや小売ブランドの商品を実店舗で体験できる場を提供するというものでした。国内でも前例が少なく、海外でも事例が少ない未知の領域に踏み込んでいる感覚があり、常に挑戦の日々で…。
最終的には12名のチームになり、マーケット自体が大きいわけではなく競合も次々と撤退していく中で、価値を提供し続けられました。
副事業責任者を経験しながら、得られた示唆と自身の成長曲線を一段引き上げる経験となりました。
──新卒から今後のキャリアに活きる、大きなご経験をされていたのですね。そこから転職を考え始めたきっかけを教えてください。
実は、うっすら転職については考えていたんです。
自分がこの1年半で取り組んできたことを、もし他社でやったらどうなるんだろう?という関心があって。環境を変えてみないとわからないこともあるだろうし、自分の市場価値やスキルセットを他の場所で試してみたいという思いが徐々に強くなっていきました。
そんな時たまたま、内定期間中に離職した先輩とご飯に行き、エージェントを紹介してもらったんです。そこからエージェント経由で複数社と面談が進んでいって、結果的にSales Markerへの入社が決まりました。
──Sales Markerを選んだ理由や、他社と迷ったポイントを教えてください。
正直、他に受けていた企業とも最後の最後まで悩みました。ただ、Sales Markerでは他にはない経験ができると感じました。このスピード感で伸びている会社は他にはなくて、それなら人数が少なくカオスな環境である今この瞬間に、飛び込むしかないと思いました。
前職で営業をやっていたときに感じていたペインを、Sales Markerなら解決できるんじゃないかと強く思ったのも決め手でした。自分自身が当時感じていた不満や課題を、この会社でなら解決していけるかもしれないという期待感が大きかったですね。
変わらない意思決定スピード──規模が拡大しても失わないベンチャーらしさ
──入社前後で感じた「良いギャップ」や驚いたことはありましたか?
良い意味で驚いたのは、意思決定のスピード感でした。前職もなかなかハードでスピード感のある組織でしたが、Sales Markerも同じレベルで速い。それどころか、人数が増えても変わらないのはびっくりしました。前職は30名規模だったので意思決定もしやすかったんですが、Sales Markerは自分が入社した頃で80人規模、今では300人規模になっているのに、意思決定のスピードが落ちていないんですよね。
それに、手を挙げたら何でもやらせてもらえる環境も面白いですね。落ちているボールは無数にあって、それを自分で拾って解決していけるのが楽しい。ここが動きづらいな、やりづらいなと思ったことも、ちゃんと目的を持って提案すればやらせてもらえる。新しい施策のオーナーを任せてもらえることもあって、そこはすごくやりがいを感じています。
──現在の業務内容に対して、どんなやりがいを感じていますか?
今はインサイドセールスを担当しています。(※インタビュー当時)
Sales Markerを広める上で、初期接点を持つ役割です。売り上げに直結するだけでなく、顧客が継続的に利用して課題解決に向けて動けるよう支援するポジションなので、責任も大きいですがやりがいがあります。
特にワクワクするのは、最初は何をしたら良いかわからないお客様に対して、このプロダクトってすごく良いですね、これなら課題解決できそうですね、と合意いただけた瞬間です。それが最終的に顧客の成果にもつながり、売り上げにもつながる。この数字へのつながりも自分の性格上とても楽しいと感じています。自分にはすごく合っている仕事だと思います。
※現在塩谷さんはSales Marker事業本部 フィールドセールスとして活躍しています。キャリアチェンジに関してのお話しは別記事にて公開予定となっております。お楽しみに!
──ベンチャーで働くなかで、「自分の強み」や「価値観」はどう変わったと感じますか?
自分の強みはやり切る力だと思っています。エグゼキューション能力には自信があって、そこがベンチャーの畑にフィットしていると感じます。ベンチャーは結果が全て。自分の性格的にも合っていると思います。
ただ同時に、仕組みを作っていくことの重要性も感じています。人数が増えてくると、個人の頑張りだけでは限界が見えてきます。そこを再現性に対して持たせる必要があるのでチームリーダーとして推進することは心掛けています。
仕組み化していかないといけないフェーズに入ってくるので、分析や現状整理の力はまだまだ伸ばしていきたいスキルです。Sales Markerでそういうフェーズを経験できたことで、より必要だと感じるようになりましたし、入社して良かったなと改めて思います。
──最後に、就活で悩んでいる学生に伝えたいことはありますか?
ベンチャーが良い、大手が良いという話ではなくそれぞれに魅力があります。大切なのは、目的に対する意思決定。どんな未来になろうとも誰も責任を追ってくれるわけでないのでとことん考えてみてください。とはいえ、学生のうちから将来やりたいことを明確に持っている人は少ないと思います。
だからこそ、多くを体験できる環境に身を置くのは未来の自分に対して選択肢を多く与えてくれます。自分も明確なゴールを決めていたわけではありませんでしたが、とにかく今やれることをたくさん経験しておくことで、自分の判断軸を広げることができました。将来何かやりたいことが見つかったときに、過去に一度でもトライしておくと挑戦しやすくなると思います。これを読んでくださっている皆様の人生の目的に沿った経験を一つでも積んでいけることを祈っています。
──ありがとうございました!
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