こんにちは、プロダクトDiv.長のSatoです。
私は妻の出産に伴い2024年11月から男性育休を取得しました。当初は半年間の予定でしたが延長し、最終的には1年間の育休を取得しました。
以下のような方の参考になれば幸いです。
・サクラグで働くエンジニアのキャリア形成に関心がある方
・マネジメント層の男性育休取得について知りたい方
・ベンチャー企業での男性育休取得推進についてナレッジを得たい方
・プロフィール
Sato
千葉大学大学院修士課程(数学)修了後、2017年新卒入社。プロダクトディビジョン長、VPoE*候補。高校生インターン「チェリスタ!」統括担当、ブロックチェーン領域の研究開発を担う「さくLab」所長を兼任する。
サクラグでのファーストキャリアはセールス、その後独学でWebエンジニアに転向、現在はエンジニア・デザイナーが所属するプロダクトディビジョンを統括し、2度の総合MVPを受賞。サービスづくりや組織づくりに携わる。
※VPoE:Vice President of Engineerの略で、技術部門のマネジメント責任者のこと
目次
育休準備:自身の役割を分解し、目標の実現可能性を高める
・早期の相談と引継ぎ計画
・引き継ぐ側の責任範囲について
育休中:よかったことと不安だったこと、育休を延長した理由について
・家族との時間
・育休中は復帰を考えると、とても不安です
・実は半年の予定でした
復帰:新たなフェーズのはじまり
育休準備:自身の役割を分解し、目標の実現可能性を高める
・早期の相談と引継ぎ計画
早期に直属の上長に相談し、多大なる協力をしていただいたため、心理的な不安はあまりありませんでした。関係各所への連携は、出産予定日の半年前くらいです。そこまでに、上長協力の下で以下を行いました。
・移譲できない権限とできる権限の整理
・関わるメンバーはどこまでなのか
・業務委託の仕事もあったためクライアントへの説明と引継ぎ計画作成
・何をいつまでにどこに用意するか
マネジメント業務をしている方の多くは様々な業務を兼任しているかと思います。
私自身もそうでした。
問題点としては、私の行っている業務をそのまま一人の後任を立てて引き継ぐことは困難だということ。
そこで、領域ごとに役割を分解することから始めました。
私の場合は、エンジニアリングやクリエイティブ業務でしたが、
分解してみると
①責任者としての承認
②技術者としての専門業務
③マネジメント/ディレクション業務
でした。
①の責任者のところはまさに移譲できない権限に当たることが多かったため、関係部門の各上長に巻き取っていただく必要があります。
続いて、②の技術者としての専門業務は、プレイヤーとしての業務でしたので、既存メンバーをアサインすることで解決できます。
最後に、③のマネジメントやディレクション業務ですが、エンジニアリングやクリエイティブの業務というのは、他部門やクライアントからの要望をもとに動くものでしたので、エンジニアやクリエイター側だけでなく、他部門側にマネジメント/ディレクション業務を引き継いでいただくことで品質を保ちつつ、負荷を軽減できました。
・引き継ぐ側の責任範囲について
大前提、他の方に負担をかけてしまうという負い目はあります。
そこは分かっているうえであえて、マネジメントの視点から気がかりだったことをあげると、マネジメント業務の停滞による会社全体の成果への影響かなと思います。過ぎてみると、これは漠然としたものだったと思います。
実際には、各業務の引継ぎ先で「目標設定」をすることで、「これができていれば問題ない」という状態を具現化できていました。
設定していないと、「前任者」が基準となり、「うまく機能していない」という評価になってしまいます。
逆に設定することで、基準が設定した「目標」となるため、その目標の実現可能性を高めることで心理的安全性が保たれるのかなと思いました。
育休中:よかったことと不安だったこと、育休を延長した理由について
・家族との時間
妻とも話しましたが、今まではお互いに仕事もあったので、ここまで長い時間を一緒に過ごすのは初めてでした。
それだけをとっても、育休の価値を感じられます。
育児に関しては、夫婦間の価値観もあり、そのすり合わせから始まったような気がします。
私の家庭では、二人で同時に育休を取っていたため、
時々それぞれの時間をつくれたことは、メンタル的に大きかったです。
・育休中は復帰を考えると、とても不安です
仕事に関して、会社の状況をキャッチアップするため、仕事関連の懇親会や半年ごとのキックオフ(全社総会)に参加していました。
サクラグ的で面白かったのは、子どもがいるメンバーでのパパ会の開催です。
私は新卒入社で2017年からいるのですが、その時にいたメンバーが少しずつ親になっていっており、まさか自分たちが子どもを連れてこんな形で話すようになるとは思わなかったね、と楽しむことができました。
これからライフステージの変化があるメンバーのことも応援したい気持ちになりました。
また、復帰前には上長のお時間をいただいて復帰後についてブレストさせていただきました。
それでも、復帰が近づくごとに不安な気持ちは大きくなります。
どんどん会社は変わっていくけど、自分の仕事は完全に引き継げたし、自分自身は仕事という点では積み上げのない日々を過ごしています。
おいていかれている感がとても大きいです。
うちの会社では、毎年誕生日にメンバーからのメッセージ入りのはがきが届くのですが、育休中に届いたときの安心感は大きいものでした。
・実は半年の予定でした
半年くらいだと、赤ちゃんは寝返りを打てるようになるくらいです。
ハイハイなど動き回るようになることや離乳食は半年以降で始まります。
私は半年の予定でしたが、その子にとってその期間は一生に1回しかないこととこれからの長い仕事の人生を比べて、「はじめての〇〇」に立ち合いたいと思って、延長させていただきました。
・寝返り
・ハイハイ
・つかまり立ち
・手を振る
・お菓子を食べる
などなど、たくさん初めてがあって、そこに立ち会える幸せがありました。
実際に、延長してよかったと思える事象でいうと、大きいところでは、アレルギー症状で救急車を呼ぶこともありました。
夫婦で高熱を出してしまったり、子どもも熱が続くというようなことも。
小さいところでは、少しでも離れると泣いてしまったり、離乳食も素直に食べてくれなかったりで夫婦二人で協力できる環境で良かったと感じる場面も多かったです。
復帰:新たなフェーズのはじまり
初日から暖かく迎えていただき、不安だった気持ちはどんどん薄れていっています。
仕事側の不安はなくなりますが、あれだけ毎日見ていた子どもとの時間は減るため家庭に対しての心配は大きくなりそうです。
今後はそんなことにも向き合いながら、親としても社会人としても、新たな成長をしていく時間が始まります。
かけがえのない時間をいただいた分、会社にも社会にも貢献していきたいです。