【入社1年目】自動車業界から教育業界!?異業種から転職した社員の本音! | 夢見る株式会社
筆者プロフィールロボ団茨木藤の里校を担当している加藤大輝と申します!タイトルにあるとおり、実は、自動車業界から教育業界に転職しました。新卒では、自動車メーカーで燃費開発を担当しており、その後、退...
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加藤 大輝さん
「夢見る」には、多様なバックグラウンドを持つ個性豊かな社員が集まっています。今回は、自動車メーカーの開発者からキャリアチェンジし、現在はロボ団茨木藤野里校で教室長を務める加藤 大輝(かとう だいき)さんにお話を伺いました。
「とにかく楽しさから学びを届けたい」と語る彼の原動力は、自身の経験から生まれた強い信念にありました。子どもたちの未来を見据え、彼が教室で本当に育みたいものとは何か。その情熱の源泉に迫ります。
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今は「ロボ団茨木藤野里校」で教室長をしています。教室運営やレッスン、アルバイトスタッフの育成が主な業務ですが、「教室長」という堅苦しい感じではなく、子どもたちと一緒に和気あいあいと、良い意味で僕の色に染めきった雰囲気でやらせてもらっています。
はい。元々は自動車メーカーで開発の仕事をしていました。やりがいはあったのですが、仕様書通りに開発し、次の部門に渡すという仕事の流れの中で、最終的に製品を使うお客さま(エンドユーザー)の笑顔が直接見えづらいことにもどかしさを感じていました。
もっとダイレクトに人の役に立ちたいと思い、一度はSIer(システムインテグレーションの会社)への転職も考えたのですが、そこでも少し違うなと感じて。実は1年ほどフリーターをしていた時期があるんです。
その時に出会ったのが、ロボ団のアルバイトでした。大学時代に研究でPythonを扱っていた経験から「これを子どもに教えられるのは面白い!」と思ったのがきっかけです。もともと大学で子ども支援のボランティアをしていたくらい子どもが好きだったこともあり、プログラミングと子ども、両方に関われる点に強く惹かれました。
アルバイトとして働く中で、「この会社、面白そうだな」と直感的に感じたんです。自分が何かをした時の反応が、子どもたちは一番ストレートで速い。僕が届けたい「笑顔」までの距離が一番近いのが、ここだと思いました。人生一度きりだし、今ここで挑戦すれば何か得られるものがあるはずだと感じ、入社を決めました。
子どもたちの成長を間近で見られる瞬間に、一番やりがいを感じますね。
例えば、最初は親御さんから離れられずに泣いていた子が、レッスンを続けるうちに自信をつけて、卒園式でみんなの前に立って話せるようになったと聞いた時。ロボ団での経験が、子どもたちの日常に良い影響を与えていると実感できるのは、本当に嬉しいです。
僕が全力で「楽しい!」を伝えた時に、子どもたちが裏表なく全力で乗ってきてくれる。その関係性が何より愛おしいですし、子どもたちの成長に直接関われることが、僕にとっての大きなやりがいです。
圧倒的に「余裕」ができました。
夢見るの教室長は、レッスンだけでなく、教室運営、保護者対応、イベントの企画など、業務が多岐にわたります。前職のように特定の業務に特化するのではなく、あらゆる状況に対応する必要がある。最初は戸惑いもありましたが、1年間自分の色で教室を運営していく中で、物事の切り替えや臨機応変な対応力が身につきました。
様々なスキルが同時に上がっていく感覚があって、今では「何が起きても怖くない」と思えます。もちろん、死ぬことと子どもたちに嫌われるのは怖いですが(笑)。メンタル的にも強くなり、良い意味での余裕が生まれたのは、自分にとって大きな成長だと感じています。
「やりたい」と手を挙げれば、やらせてくれる会社ですね。僕も教室運営の傍ら、採用プロジェクトに参加したり、JAXAのイベントで普段は扱わないCADの作成に挑戦させてもらったりしています。前職では考えられないスピード感で、様々な経験ができています。
あとは、社員がとにかくポジティブ。何か新しいことを始める時に「まずやってみよう」「やってから気づくこともあるよね」と、前向きな言葉が飛び交う環境は、本当にありがたいです。
「自分の色をしっかり出して、何かを実現したいなら最高の場所だよ」と伝えますね。
やりたいことをスピーディーに形にできるし、子どもたちからのフィードバックもダイレクトに返ってくる。責任も伴いますが、その責任を負う経験自体が成長に繋がります。事務、運営、マネジメント、プロジェクト進行…ここでは様々な役割を経験できる。誰かに奪われることのない「経験」という財産を、たくさん得られる会社だと思います。
僕が教室作りで一貫して掲げているのは、「自尊心の高い生徒が多い教室を作る」ということです。
実は僕自身、子どもの頃はあまり自分に自信が持てないタイプでした。だからこそ、子どもたちには「自分はできる」という感覚をたくさん持ってほしい。そのために大切にしているのが、小さな「達成経験」を積み重ねることです。
ロボットを完成させることだけが成功じゃない。「スタートボタンを押せた」「エンターキーを押せた」それも立派な達成です。失敗したっていい。「これじゃダメだと気づけた」という、これも一つの達成なんです。
先週できなかったことが、今日できたら褒める。どんな小さなことでも、できたことを僕が見つけて、それが「達成」なんだと認識させてあげる。そうやって成功の引き出しをたくさん持てることが、困難にぶつかった時に自分を支える力、つまり「自尊心」に繋がると信じています。
教室の飾り付けも、僕一人で決めるのではなく、イベントで成功したり失敗したりした生徒の写真を貼ったり、保護者の方にもメッセージを書いてもらったりします。生徒も、保護者も、僕も、みんなの「自分」が集まって、教室という一つの作品を作り上げていく。それが僕の目指す教室の姿であり、僕の「色」ですね。
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子どもたちの選択肢をもっと広げてあげたいですね。今はロボットプログラミングやゲーム制作が軸ですが、Webデザインや、それこそ僕が個人的に好きなアウトドアやキャンプのような体験も提供できたら面白いなと。
キャンプって、理想通りにはいかないことの連続なんです。火を起こす大変さ、みんなで協力しないとご飯が作れないこと、後片付けの大切さ…。普段当たり前に享受していることが、誰かの準備や努力の上にあることに「気づく」ことができる。
この「気づき」が、他者への感謝や、臨機応変な対応力を育むと思っています。ロボ団でプログラミングスキルを学ぶだけでなく、人として成長できる「気づき」の機会を、もっとたくさん作っていくのが目標です。そして、僕自身もその中で子どもたちと一緒に成長していきたいですね。