畠山湧 Waku Hatakeyama
── これまでのキャリアについて教えてください。
大学時代は衛星画像解析や機械学習の研究を行い、大学院では人工衛星を活用した無線電力伝送システムの開発に取り組んでいました。学部時代はソフトウェア、大学院ではハードウェアと、異なる領域で研究を重ねたのがユニークな点ですね。
卒業後は国内のメーカーに入社し、人工衛星の一コンポーネントの研究開発、設計・製造、そして打ち上げ後の運用まで、一連のサイクルを経験しました。特に運用フェーズでは、実際に得られたデータを解析し、その成果がどのように生かされるのかを間近で見ることができました。
2020年にRidge-iに転職し、機械学習エンジニアとして人工衛星解析のプロジェクトに携わることになりました。その後、顕微鏡画像解析など、多種多様なデータを扱うプロジェクトを経験し、現在は衛星AI事業の執行役員として、事業全体の推進を担当しています。
── Ridge-iに入社を決めた理由は?
もともと宇宙に関わる仕事を続けたいと考えていましたが、メーカーではハードウェア開発が中心で、慎重に進める必要があるため時間軸が長くなりがちでした。一方で、下流のデータ活用側にシフトすることで、よりスピーディーに新しい技術を社会に実装できるのではないかと考え、転職を決意しました。
Ridge-iを知ったのは偶然で、転職活動を始めた翌日にビズリーチ経由でスカウトを受けたのがきっかけでした。それまで会社の存在すら知らなかったのですが、調べるうちに、最先端技術を扱うエンジニアのレベルの高さ、そして単に技術を開発するだけでなく「実際に社会に実装する」ことまでコミットしている点に強く惹かれました。
── 実際に働いてみて感じた魅力は?
とにかく変化のスピードが速いですね。やりたいことの軸は変わらないものの、その実現手法が日進月歩で進化していくのが面白いです。例えば、入社時には従来のDeep Learningモデルが主流でしたが、翌年にはTransformerベースのモデルに移行し、現在では基盤モデルを活用したアプローチが増えています。このような技術の進化に適応し続けることが求められますが、それがむしろ大きなやりがいになっています。
また、4年間で20以上のプロジェクトに関わり、現場で使われる技術の経験が急速に蓄積される環境も魅力です。特許出願は7件、国際会議での発表も1件と、やる気と実行力さえあれば積極的にチャレンジできる仕組みが整っています。社内には知見のあるメンバーや弁理士事務所、CROの牛久先生との技術相談の機会もあり、技術者としての成長が加速する環境が整っています。
さらに、成果が正当に評価される点もポイントですね。大企業と比べて、成果を出せば昇進のスピードも速く、チャレンジングな環境を求める人には最適な職場だと感じています。
── Ridge-iで活躍する人の共通点は?
能動的に課題や成長の仮説を立て、行動できる人が活躍しています。単に技術力があるだけではなく、それをどのように社会実装するかを常に考えられる人が特に成果を上げていると感じます。
また、チーム内の雰囲気も良く、技術力の高さと同時に「人当たりが良い」ことも共通点ですね。例えば、エンジニア同士でランチを共にすることが多く、普段からコミュニケーションが活発です。技術を追求しながらも、顧客や同僚の視点を持って動ける人が、自然と成果を出している印象があります。
── これから入社する方に期待することは?
Ridge-iは、自分の市場価値を高められる環境が整っています。ただし、チャレンジは待っていても訪れません。自ら行動し、成長したいという意欲を持っている方にぜひ入社してほしいですね。
また、Ridge-iに入社すれば、常に未知の課題に直面することになると思います。そのような状況を楽しみ、柔軟に対応できる方と一緒に働けることを期待しています。新しいことに挑戦し続ける姿勢を持つ人であれば、きっとRidge-iで大きく成長できるはずです。
── 最後に
Ridge-iでは、最先端技術に触れながら、社会実装まで一貫して取り組める環境が整っています。技術力を高めたい方、スピード感のある環境で成長したい方、自ら課題を見つけて解決していく意欲のある方には、ぴったりの職場です。もしRidge-iに少しでも興味があれば、ぜひ一度話を聞きに来てください!