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人事のヨシダです!!(Twitterフォローしてね。)
皆さんにご報告がございます!実は7月下旬にコーポレートサイトを一新しました!(はい、拍手!)
そしてコーポレートサイト変更に合わせて、ロゴも一新しました。(ちょっと前からロゴは先行して変わってましたけど....)
『ロゴ』の変更も『コーポレートサイト』の変更も弊社のリブランディングの一環です!なぜリブランディングをしたのか?どういう流れでこのロゴができたのか?などが気になる方は下記をクリック!
そして今回は、そのリブランディングを担当したUXデザイナー中村百花さんにインタビューを行いました!ぜひご覧ください!
【中村 百花(なかむら ももか)】1995年生まれ 福岡県出身
大学在学中はワシントンへの留学後、長期休暇を利用しカンボジアで英語・日本語教える。その後アプリ会社でディレクターを経て、シェアオフィス事業会社で人事戦略室に配属。その後2019年9月にリクリエににジョイン。UXデザイナーとして、会社の様々な事業部やプロダクトの『設計』に知恵を絞る毎日。休日は、ダイビング、サーフィンなど多趣味でアクティブに過ごす。
吉田:
今回は、リクリエのコーポレートリブランディングを担当した中村さんにインタビューしていきたいと思います!よろしくお願いします。
中村
よろしくお願いしまーす!
吉田:
中村さんは、以前も社員紹介インタビューに登場してもらっているので、自己紹介についてはこちらを読者の方には見ていただくとして、もう少し中村さんのコアな部分に迫っていきます。
中村:
お!ぜひぜひ!
吉田:
ありがとう!俺も、中村さんと一緒に仕事してそろそろ1年ぐらいになるんだけど、中村さんは、仕事に対する姿勢が素晴らしいと思ってます。前向きというか、仕事を楽しもうとしている姿勢があって、そこが一番の良さなんじゃないかと思っています。 もちろん思考がしっかり入ってることや、『WHY』を深堀りできるところも本当に素晴らしいと思うけど、一番は姿勢。そんな中村さんがこれまでどういう人や本に影響を受けて、今の思考になっているのかが知りたいです。教えてもらえますか?
中村:
そうですね!ではまず人から話します。影響を受けたというか、尊敬している人は2人います。1人目は、1社目のときに知り合ったディレクターの方です。その方は東京の有名な広告会社でディレクターをされた経験をお持ちの方で、出会った当時、私は右も左も分からない新卒でした。その方はもちろんディレクションのプロで、私は新卒でスキルもなく、基礎基本すらもできていない状態。プロジェクトのスケジュールを組むことすらできない状態だったんですよ。いつまでに〇〇しておいてって言われたら、期限になんとか間に合わせるために寝ずに仕事するみたいな.....(笑)
吉田:
おお、寝ずに...でも社会人になって最初の頃って自分の限界も分からないし、要領も悪いからね....
中村:
ですね。でもその方から、自分の限度は自分しかわからないんだから、どうしても難しいときはそのことをきちんと伝えて、調整しなさいと教えてもらいました。今思えば仕事の基礎基本の話だし、当たり前だなと思うんですけど、ディレクター目線で進行管理のことを教えてもらい、プロジェクトをファシリテイトすることを教えてもらいました。私は会議の最後に、少しでも会議をする前より進捗があるように「ではネクストアクションどうしますか?」と絶対に聞くようにしていて、そういうことも学ばさせてもらいました。 メンターとして今でも尊敬していますね。
吉田:
その人と今でも連絡とったりする?
中村:
たまーにしますよ!
吉田:
そうなんだね!ではもう1人を教えてください。
中村:
これは本当に最近思うようになったんですけど、橋本さん!(笑)※弊社取締役
吉田:
え!ほんと?!
中村:
ほんと!(笑)橋本さんは、私の直の上司になるので、1on1 MTGの時間を毎週もらっています。その際に仕事の話はもちろん、私のキャリアの話や悩みをぽろっと打ち明けたりすると、すごく的確な返答があるんです。 橋本さん自身も様々なキャリアを歩んでこられて、色んなことを経験されているので、私にも刺さることが多いんです。橋本さんの私に対する最初の印象は、ちょっとショックで。自社同士でやりとりするのに他社の外注みたいな感じで段取りをする人だなと思ったみたいなんです。でも私はそういう段取りの仕方しか知らないし、 そのやり方で良いと思っていたんですけど、TPOに応じて使い分けないといけないってことを教えてくれたのは橋本さんでした。私的には衝撃でしたよ。 プロジェクトや会議をファシリテイトするときの考え方は、橋本さんがいたから変わったところが大きいと思います。
吉田:
中村さんにとって、橋本さんという存在はすごく大きいんですね。ちなみに俺の話になって恐縮だけど、実は橋本さんは俺のキャリアの中でも重要人物かも。
中村:
え!そうなんだ!聞きたい!
吉田:
少しだけ話すと、橋本さんは、かなり的確に自分の今の課題とか、何に躓いているのかとか理解してくれているから俺も悩みを打ち明けやすいんだよね。でも、中村さんと橋本さんとの関係性ほどはないけどね笑
中村:
そんなことないよ!スラックで、大修さんのスタンプを橋本さんが勝手に作って、めっちゃ使っていじられたりしてるし!愛されてるでしょ!(笑)
んで、次は影響受けた本!についての紹介でいいですか?
吉田:
どうなんだろうね(笑) うん!ぜひお願いします!
中村:
バイブルはたくさんあるので、最近のバイブルを2冊紹介しますね! 1冊目が会社にも置いてある『D2C』。この本は、私がUXデザイナーとしてやりたかったことが言語化された本といっても過言ではないと思います。スイスイ読めて、読んだ後これこれ!ってなりました。 2冊目は『アフターデジタル』。これはD2Cよりもシステム目線、開発者目線の本で、デジタルに起こすなら?みたいな本。D2Cはブランディングとかがメインだったんですけど、アフターデジタルはそれを応用するなら?って本です。 D2Cは、ちょうどリクリエのリブランディングを開始しようかと考えてたころに読んだので、こういうやり方で会社を変えたいし、事業も見直したい!ってモチベーションが上がりました!さらに続けてアフターデジタルを読むと、さらにもう少しブレイクダウンした内容まで記載されていたので、これもまたウォーってテンション上がりました!(笑)
吉田:
ということは、UXに興味がある人はこれはもうセットで読んだほうが良いってことよね?
中村:
うん。そうですね。私の中では前編・後編って感じのイメージかな。この本は社員にはみんなに読んでほしいと思います。 今の世の中って、新型コロナウイルスのせいで世の中が大きく変わろうとしてますよね。今までの当たり前が当たり前じゃなくなってるし、こういう世の中だからこそ、クリエイティビティを発揮して、柔軟な思考で乗り越えないといけないと思ってます。 それは何もエンジニアやデザイナーだけじゃなくて、働く人みんながこの思考を持つことができれば、より強い組織になると思うんですよね。コンサル事業部だからとか、カスタマーサポートだからとか関係なく、どうやったらもっと良くなるんだろうって考えてほしい。 だからUXの勉強会もやるんですけどね!
吉田:
あー!勉強会でしょ!俺すごく楽しみにしてるよ!なら勉強会のあとは、「D2C」と「アフターデジタル」の取り合いかもね!
吉田:
次の質問なんだけど、今回中村さんをインタビューする上で、前回のブログを5回以上読んだんだけど、その中で気になった文章があって、「私にとってデザインをすることが幸せにつながるからこの職業を選んだ」みたいなニュアンスの言葉があって、その言葉をもう少し深堀りさせてもらえないかな?
中村:
OK。そうですね。なら唐突だけどデザイナーってどういう職種があるか答えてください(笑)
吉田:
逆質問された(笑)そうだなー。まず広告デザイナー。俺の前職に約20人デザイナーがいたんだけど、みんな広告を作成するデザイナーだったんだよね。だからリクリエに入社するまではデザイナー=そういう人みたいな認識だった。
中村:
他にもいっぱいあります!(笑)ほら、答えて!
吉田:
そうだな。グラフィックデザイナー、UXデザイナー、インテリアデザイナーとかかな....
中村:
絞りだしましたね。(笑)ファッションデザイナーとかもありますよ!じゃあ、前職で例えると、広告を作るデザイナーって何をする人だと思いますか?
吉田:
簡単に言うと広告を作成する人!なんだけど、広告を作るのはあくまでも『HOW』でしかないから、自分が作成した広告を見てもらうことで狙った行動を引き起こすようにする人!
中村:
そうですね。それでおおよそ合ってると思います。wikipediaでデザイナーって調べると、『視覚領域において意匠計画や図案、設計を手掛ける人のこと。日本でデザイナーという場合、主に視覚的な設計を行う人物を指すことが多い。』って書かれています。だからさっき話したように日本におけるデザイナーの認識って、さっき大修さんが言った広告を作る人なんですよね。例えばファッションデザイナーだと洋服を作る人。でもそうじゃなくってデザイナーって『設計』をする人なんですよ!その設計をもっと深堀りしていくとUXだと5段階に分かれていて、戦略・要件・構造・骨格・表層っていう感じです。 戦略って名前がついていることからも分かるように、デザイナーっていう職種でもビジネスの上流工程から絡むことができる!これが私の目には魅力的に映ったんですよ。今の世の中ってデザインの力ってめちゃくちゃ求められ始めていて、日本でも2018年5月に経済産業省と特許庁が「デザイン経営宣言」 という報告書を打ち出したくらい必要とされている。だからデザイナーってこれからを生きる職種だろうし、私もこれからの時代を作っていきたい!って本気で思えたんですよね。私の中では『活躍できる=幸せ』ってつながるから、デザイナーとして生きてくって思いました。
吉田:
そうだったんだ!俺は、デザイナーのことをそれこそさっき話したみたいにすごく浅く捉えていて、広告を作ってくれる人だったのね。
中村:
それが普通です。(笑)
吉田:
日本ではそうなんだろうね。でも前職の何人かのデザイナーに、その「設計」っていうものに近い感覚で仕事をしている人がいたんだよね。社内でも優秀と言われるデザイナーさんだったんけど、その優秀な人は作成した広告物に対して、作成の意図を完璧に話せる。なんでこの色を使ったのかとか、この写真の配置にしたのかとかね。その人に作ってもらうとお客様は絶対に納得してくれたし、営業も説明しやすかった。そこからリクリエに入って中村さんと一緒に仕事をしたときに、あ!デザイナーってこういうことか!と思えたし、そういや前職でもこの感覚、感じたことあるぞって思ったんだよね。 だから俺はリクリエに入って、デザイナーに対しての認識を改めたし、正直UXデザイナーってつまるところ戦略家だなって感じたんだよね。それが分かってからほんと中村さんは若いのにすごいなとずっと思ってる(笑)
中村:
なにー!ほめても何もでないですよ(笑)
吉田:
今後勉強して、俺も中村さんと同じレベルでUXについて話したりしたいもんね。俺だけじゃなくさっき中村さんが話したみたいに色んな人がこの思考を持つことができれば、より強い組織になれると感じたなー!ほんと中村さんと仕事してデザイナーの認識変わったもん。
中村:
嬉しい!デザイナーって基本制作の人って思われがちで、あれやっておいて、これやっておいてって言われることが多いんです。しかも期限ぎりぎりで。リクリエにも徳田っていうぎりぎりに頼んでくる人がいるけど(笑)でも、何かを作成することを仕事にしている人も、素晴らしい仕事だと思うけど、私はそういうデザイナーではないって思っています。あと、さっき全員がこのデザイン思考を身に着けてほしいってこと言いましたけど、大手とかはフローがもうしっかりしているから正確に作業をこなしてくれる人も必要だし大事。ただリクリエは、今から事業を拡大するタイミングにおいてそういう人材は少なくていいのではないかなと思うかな。
吉田:
次の質問!他社でUXデザイナーって呼ばれる人たちと、中村さんがリクリエでやっているUXデザイナーの仕事の範囲の違いとかがあれば教えてほしいです!
中村:
まず、UXデザイナーっていうのはそもそもIT系の会社によくいる職種なんですけど、IT企業はアプリを作ったりしているから、そのユーザー体験を設計するために雇われていることが多いです。リクリエの場合もアプリを作っているからね!でも、リクリエの場合はアプリだけでなく、 実際にホテルの宿泊体験も設計をしています。基本的にはプロダクトだったり製品のユーザー体験を設計するのが仕事なんだけど、リクリエの場合は、大修さんとやっているCXだったり、もっと他部署と連携して多角的に「体験」を設計していく人。 いわゆるUXデザイナーとはちょっと違うかな。浅く広く色んなところをやってるのがリクリエのUXデザイナーかな。
吉田:
リクリエは、今から色々と作っていかないといけない会社だからね。いろんなところを設計していく必要があるわけで、今も中村さんの力を必要としているけど、これからも色んな部署が必要とするだろうね。
中村:
そうだと嬉しい!
吉田:
さっきも話してくれたみたいに、デザインの力が今ものすごく大切にされ始めてて、それこそ「デザイン思考」なんて言葉も生まれてきているよね。デザイン思考を簡単に説明するとしたらどんな説明になりますか?
中村:
デザイン思考なんて、かっこよく言ってますけど、要は柔軟性だと思っています。例えば、あるお客様からクレームが来ました。いやだな~って思うだけか、なんでこの人はこう思ったんだろうと考えるか。なぜ?を追求することがデザイン思考の基礎だと思う。これっていわゆるロジカルシンキングとか、クリティカルシンキングって呼ばれているものに近くて、どんな部署でもどんな人でもこれから必要となると感じてます。
吉田:
そう聞くとデザイン思考ってなぜ?を突き詰めて、すべての行動を説明ができるぐらいまで落とし込むことだね。
中村:
私はこういう考え方ができる人がもっと増えれば素晴らしい世の中になっていくと思っているし、世界がカラフルになると思ってます!!
吉田:
何その素敵な表現!(笑)
中村:
この言葉使ってください(笑)
吉田:
では最後に中村さんが一緒に働くならどんな人と働きたいですか?
中村:
正直な人!自分の意見を率直に言える人がいいです。だって、最初から「WHY」を追求できる人はそんなにいないと思う。私だって、橋本さんと打ち合わせしてて、これ忘れてない?って指摘されることがある。それを素直に受け入れることはもちろん、自分の意見も伝えてくれないとなぜそう思ったのかが分からないから。私としっかり対話できる人がいいです!
吉田:
中村さんのコミュニケーションをボクシングで例えると、ノーガードで撃ち合う感じだから、向こうも変に構えず撃ち合ってくれる人がいいよね。(笑)
中村:
そうね!率直に意見をぶつけ合いたい!
吉田:
いいね!今日はありがとうございました!
中村:
ありがとうございましたー!