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テストエンジニアの面白さにはまってインターンから社員になった私が描く未来

テストエンジニアとしてQAチームで活躍する小山功起。彼がインターンとしてReproに入社したのは2018年7月でした。そこからテスト業務のやりがい、魅力にどっぷりはまり、社員となることを決意します。お世辞にも楽ではなかったこれまでの道のりを経て、Reproにおけるテストエンジニアの未来を語ります。

Fintech企業でのインターンで知ったテストの面白さ、そしてReproとの出会い

▲高校時代の小山。この頃は自分がテストエンジニアの道を歩んでいくとは思いもよらなかった

大学ではロシア語を専攻していた私がプログラミングに興味を持ったのは、選択科目の授業でC言語を知ってからでした。

「そういえばコンピューターってなんなんだろう」という素朴な疑問を抱き、C言語を入り口に学び始めました。そのときは深い考えはなくとりあえず何か始めてみよう、という軽い気持ちでした。

まずはwebから、とRailsに触れいろいろ動かして…。

独学していくうちに「この技術を使った仕事はなんなんだろう」と興味がわき、Fintech系企業のインターンに応募しました。

そこでやらせてもらったのは機能開発、そしてテストコードをひたすら書くこと。単体テスト、機能テストをテストコードとして落とし込むところから始め、その後自動化して走らせるまでを経験しました。

それまでなんとなくプログラミングというものを理解していただけだった私が、ここで初めてテストという概念に触れたわけですが、感じたのは仕事としての純粋な面白さでした。

テストを自動化することで、まず自分の作業が楽になる。そしてその作業が正確であればあるほど、他の開発者のためになる。テスト業務を効率化した結果、みんなが助かるといってくれることが何よりもうれしい。

もっと勉強してもっと人の役に立つテストを書けるようになろう、といろんな勉強会に顔を出しはじめた頃に参加したのが、ReproのVPoE三木明と二宮 啓聡がオーガナイズしていたshinjuku.rbでした。

共通の知人がいたのも縁で三木とよく話すように。三木からおすすめの書籍をたくさん紹介してもらったり、技術面のアドバイスをもらったりしているうち、「うちでもインターンしない?」と誘われました。

三木と話をすると、「これ知ってる?これは?」と常に情報量が多い。

そんな三木のいるReproにいけばこれまでよりも学習機会が増え、自分が成長できるんじゃないかーー

そんな期待を抱いて2018年6月、私はReproでのインターンを開始しました。

周りから感謝されることがうれしいーー社員になっても変わらない心構え

▲執務室にて。VPoE三木(写真左)には技術的な面だけでなくチームに関することについても相談にのってもらっている

入社後は「QA(Quality Assurance)チーム」に所属。入社する前からテスト分野に興味があると三木に申し出ており、希望がかなった形となりました。

当時のQAチームは組織上三木の直下にあり、学びが多そうなのも理想的だと感じてました。

…ところが、いざスタートしてみるとただただ、つらい。

まず組織立ったチームで働いた経験が自分になかったため、「チームの一員」としての立ち位置がつかめず、どう動いていいのかわからなかった。

そしてReproのレベルが高すぎた…。進化し続ける「Repro」の機能へのキャッチアップが追いつかない。知らない言葉も多く、話についていくだけで必死でした。

次から次へと機能開発があがってくるため、弱音を吐いている余裕もありません。ひたすらコードを読み続け、わからなかったら三木を含め周りの開発者に聞き、単純に技術レベルに達していない分野については三木が主催する新宿もくもく会に参加したり、技術本を読んだりととにかく必死にくらいつきました。

周りのメンバーもサポートもあり、徐々に視野が広くなってきたところで「社員にならない?」とオファーが。

入社した直後のキャッチアップの時期こそつらい思いをしましたが、テスト技法や学術的な部分については勉強すればするほど学問としての魅力に惹かれていく自分がいました。

Reproくらい規模が大きくなると、いかに無駄なく効率よくテストを設計できるかがポイントになってきます。様々なテスト技法の数々を参考に、効率的で無駄のないテストを設計するという仕事。

それをうまくやる方法を考えること、そしてうまくやれた瞬間が楽しい。その結果、周りから感謝されるとさらにうれしい。

やはり原点はここなんです。

インターンであっても社員であっても、この心構えは変わらない。

だったら社員になろう。

そう決意しました。

CTO経験を持つエンジニアのジョインが追い風に

▲チームミーティング:ミーティングの進行役を務める小山(写真中央)。QAチームリーダー佐藤大資(写真左)による的確な指摘にはいつも勉強させられている

私が社員になる少し前の2018年12月に、CTO経験のあるエンジニア佐藤大資がQAチームのリーダーとしてジョインしました。

それまでも「QAとしてあるべき姿」に向かって進み続けてきたQAチームですが、ここで佐藤が加わることでその実現に向かって追い風が吹き始めています。

佐藤が中心となってタスクのマネージメントをすることにより、通常業務のフローが整備され、チーム全体の作業が効率化されました。

私に足りないスキルの一つでもあるチームマネージメント。それを佐藤から学びました。

例えば、報告すべきこととすべきでないことを明確にする、それだけでチームミーティングでの進捗共有が効率よく進む。そんなところから少しずつ、本当に集中すべきことに集中できる環境が整ってきました。

チームをマネージメントする上で、エンジニアとしての知識だけでなくチームビルディングの知識も必要であること、そしてチームメンバーへの伝え方が大事であること。当たり前のことなのかもしれませんが、それを体現している人の元で勉強させてもらえているこの環境は今の自分にとって最高だと感じています。

私が目指すこれからの姿。全ては顧客価値最大化のために

▲Reproという刺激的な環境において、チームそして会社の成長のために自分が今どうあるべきか、常に考えさせられる日々

顧客価値を最大化するためにはどうすればよいのかーー

私だけでなく、Reproにいる全員が自問自答している課題です。

その答えの1つとして、Reproの開発チームは5月からLeSSを取り入れ、スクラム体制に移行しました。各チームのメンバーが専門性を活かしつつ、仕様設計・実装・テスト・リリースまでの責任をもち、顧客に価値のあるものをこれまでよりも速いスピードで提供していきます。

この体制変更に伴い、QAチームもテストの枠に囚われずプロダクションコードも書く必要が出てきました。

その結果、私自身にも変化が起きています。

チームメンバーにQAの知識を伝搬しつつ、今まで経験してきた経験をもとにテスト設計・実施を行う。加えてコーディングもする。

自分の責任範囲が広くなることで、自身の成長を感じるようになりました。

ーー自分のレベルを引き上げることで、品質保証と機能実装という軸でReproというプロダクトを成長させる。

ただのテストエンジニアではなく、「顧客価値を提供していけるエンジニア」を目指してこれからも邁進していきます。



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