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途上国に恩返ししたい、入社3年目で海外出向/拠点長第一号になるまで。

事業共創カンパニーRelicの21卒入社・MIP受賞経験を持つ熊谷拓己(くまがい・たくみ)は、現在Relic初の海外出向メンバーとして東南アジアの企業に出向しています。笑顔で「今、私は途上国支援をしたいというかねてからの夢を、Relicの新規事業支援を通して実現しています。」と答えてくれる、そんな彼がRelicの表彰制度MIP受賞までのストーリーと現在の活動を当時のマインドとともに振り返ってもらいました。

「共に創っていく」姿勢で現地で頑張っている人の力を最大化したい

ーー入社前から途上国に興味があった熊谷さん。Relicに入社するまでの経緯を教えてください。

学生時代は英語に興味があったので、静岡県立大学の国際関係学部に入学し、カンボジアの教育支援を行う学生団体に所属し代表になりました。その後、交換留学生としてトルコに1年間留学したのち、ケニアで半年間ボランティア活動を行なっていました。

一般的に発展途上国のボランティアだと、先進国の人が途上国に何らかの価値を提供するイメージを持たれることが多いのですが、実際に現地に行ってみると「〜してあげる」側というよりも助けてもらうことの方が多く、「〜してもらった」側の感覚が強かったことがとても印象的だったのを覚えています。

上記の経験や様々な発展途上国で滞在していくうちに、現地を良くしていくのは現地の人だと改めて感じ、自分もそこへ尽力したいと思いました。

就職活動も、最初はJICAなど途上国支援ができるところを探していました。しかし、「支援を提供する」姿勢ではなく、「共に創っていく」姿勢で現地で頑張っている人の力を最大化することが正しいのではないかと感じて、新規事業支援関連の企業を探しました。その中でこの記事を見つけて、Relicのことを知りました。そして、Relicの「挑戦者を応援する」という考え方と自分の価値観がフィットし、入社しました。

MIPを獲得できた秘訣は利他的でいたから

ーー入社後はどのような業務に取り掛かっていましたか?

様々なプロジェクトで、戦略設計、営業〜マーケティング〜カスタマーサクセスと幅広い業務を行っていました。

一部にはなりますが、具体的には下記の支援を行っていました。

・人事系SaaSの拡販に向けて、需要が高い業界の選定、商談突破率の高いターゲットや従業員数の最適な規模など、訴求軸やマーケ施策の設計支援
・子ども向けの教育サービスで定常的にセミナー開催を実施するための設計 / 開催 / 参加者分析

ーー幅広い業務をされてたのですね。入社されてから大変だったことはありましたか?

色々ありましたが、起きたことを淡々と受け止めて次どうすれば良いかを考える、「立ち直り力」を習得することが一番大変でしたね。

元々落ち込みやすい性格だったのですが、Relicの方は新規事業という事業柄のせいか、反省はしつつ、次へ前へとスピーディに進んでいくマインドの方が多く、そこのギャップが最初はありました。

ただ、メンターの方にインプットしてもらったり、自分で場数を踏んでそのマインドに近づいていくことができました。

ーーRelicの表彰制度MIPを獲得できた秘訣は何だったのでしょうか。

利他的でいたからだと思います。

きっかけとなった業務としては、先ほど上がった人事系SaaS案件ですね。この案件の担当者さんがとてつもない熱量を事業に注いでる方で。元から利他的な性格だったこともあるのですが、担当者の方の熱量により触発されて、お客様のために事業のために何ができるのか、どうすれば良いのかをずっと考えていました。背中でやり方を教えてくれた、当時の上長のサポートもあり、それまで自分にできなかったところを超える行動や思考ができるようになったことが評価してもらった理由だと思っています。

ーー現在、Relicの日本国外向けスタートアップ支援の取り組み、そして海外拠点長の第一号として途上国に出向されていますが、きっかけ/経緯はなんだったのでしょうか。

ソーシャルビジネスの支援に入っていきたいとキャリア相談していたときに、途上国を支援している企業にRelicがちょうど出資したタイミングだったんですよね。
Relicとしては海外展開をまだ予定していない段階だったのですが、ビジネスチャンスであること、そして何よりも私が成長してRelicに還元することを期待してくれた代表の北嶋さんからの後押しもあり、チャレンジが実現しました。

また、出向国のつながりから社内の既存事業と親和性の高いビジネスチャンスを発見し、役員に提案したところ海外拠点を設立することになり、そのまま拠点長に任命していただけました。まだまだスモールスタートですが、途上国とRelicを繋げられるようにこのチャンスを最大限活かしていきたいと思っています。

ーーどんなところにやりがいを感じていますか。

できなかったことができるようになったときに、楽しかったりやりがいを感じたりしますね。その経験からか、自分に足りないところに気づくと気持ちが上がるようになりました。あとは純粋にできていなかったことをできるように改善してお客さんに感謝されたとき、自分なりの価値を出したときやお客さんに新しい気づきを提案できたとき、事業が前に進むきっかけになったときにやりがいを感じます。

ーーいま就職活動中の学生に伝えたいことはありますか。

自分がやりたいことを最短で実現できるように思考して、就職先を選んでもらいたいです。Relicでは、責任を果たしていれば自分が思ってもみなかったキャリアを開拓することができました。「自分にはまだ難しそうだから」「もう少しキャリアを積んでから」と考える前に、「一度やってみる」という選択肢を選んでみても良いのではないかとRelicでの経験から感じています。

いま自分の社会人生活を振り返っても、やる前から「できる」と確信していたことなど殆どなく、「できない」と思ってしまうようなことでも、やりながら「できる」ようにしていくことが挑戦する上で重要なのだと痛いほど経験を通じて学びましたし、これは今後も自分の中で変わらない真理だと思います。

自分は幸いにも自分のやりたいことを表明して背中を押してくれる環境でしたが、入社前にどういったカルチャーなのか、どんな人がいるのかしっかり把握していないと、自分が望んでいた環境とフィットしないこともあります。新卒として働く上で一社目の環境はとても大事なので、自分が実現したいことが最短で実現できる環境なのか、たくさんの社員の方にあったり、会社に実際に足を運んで吟味するのが良いのではないかと思います。

ーー今後の目標を聞かせてください。

現実的な目標になりますが、採算の取れる拠点にすることを目指していきたいです。持続的に利益をもたらせれば、途上国の人の生活の糧にもなるし、Relicとしても会社の成長に繋がります。双方にとってメリットのある枠組みを作り、拡大していけるように一歩ずつ進んでいきたいと思っています。

今、私は途上国支援をしたいというかねてからの夢を、Relicの新規事業支援を通して実現しています。Relicでの新規事業支援で得られた学びは海外での新規事業の立ち上げでも十分活かせると思うので、今後も挑戦していきたいです。

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