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Relicのサマーインターンシップは、就職活動を控えた学生に、5日間で「新規事業立案の基礎をインプットし、アウトプットできる経験」を提供する好評のプログラム。2022年9月のサマーインターンに参加した、富田さんと石井さんは、このインターンシップを通して多くの経験を積み、最終的に事業化インセンティブ(100万円)及び選考スキップインセンティブを獲得しました。このインタビューでは、質の高いアウトプットを出しインセンティブを手にすることに成功したふたりの目線から、サマーインターンで得られた収穫について語ってもらいました。
ーーまずは自己紹介をお願いいたします。
富田さん:立命館大学 経済学部 国際経済学科4年の富田大貴です。学生時代は国境なき医師団でインターンを行い、また、脱炭素社会を達成するためのイノベーション推進をサポートする、Green inovator academy(GIA)の一期生としても活動していました。趣味は一人旅です。
石井さん:専修大学 経済学部 国際経済学科4年の石井陸と申します。私はビジネスに興味があり、これまでにも複数のベンチャー企業でインターンを行ってきました。日本人富裕層向けの海外不動産販売や人材系スタートアップなどで、営業の力を磨いてきました。将来は、事業家や起業家になりたいと考えています。
ーーおふたりが、数あるインターンシップの中から、Relicのサマーインターンに参加した理由を教えて下さい。
富田さん:なんといっても、「新規事業を立ち上げる経験ができること」が魅力的だったからです。大学では環境経済学を専門に学んでおり、ビジネスの知識はほぼありませんでした。
就職活動を始めた当初は、環境系分野を専門とするコンサルタントやシンクタンクへの就職に興味があり調べていたのですが、有名コンサルティングファーム出身の企業家の方の本を読んだり話を聞いたりするうちに、ビジネスの実務の経験がなければ、真に顧客の実になるアドバイザリーはできないと考えるようになりました。そこで、まずはビジネスを経験したいと、Relicの新規事業立案インターンに参加することに決めました。
石井さん:新卒での就職は、会社の内部のことを知れるまたとない機会ですから、最大限活用したいと考えて、はやいうちから数多くの企業と接触を持てる機会としてサマーインターンには積極的に取り組んでいました。
また、私は「学生の立場からでは、会社や社会のありようというのは正確に見えないのではないか?」という漠然とした不安を持っていました。この「社会」に対する理解が十分ではない状態で、希望の業界や職種を絞り込んで就職活動を開始するのは得策ではないと考え、とにかく自分の目で会社を見る、実際に体験してみるということを重視しました。
中でも、専門的に新規事業を行っているRelicで事業立ち上げのナレッジを教えていただけるということで、Relicのサマーインターンは魅力的でした。他社は1〜2日間の短期かつオンライン実施のインターンが多い中、5日間かつオフライン(対面)実施という濃密な機会で、満足度も高いのではないかと思いました。
ーー2022年夏のサマーインターンの概要はどんなものでしたか。
◆2人が参加した、2022年夏のサマーインターンの概要(※23年以降は内容が変更になることがあります)
・東京都内にて対面形式で5日間連続開催
・2〜3名のチームで、新規事業の立案にトライする
・インターン期間中の5日間は、午前に新規事業立案の基礎を学ぶことができる座学、午後に自分たちの事業の検討時間が設けられる
・新規事業立案のメンタリング経験を多く持つ講師やメンターとしてアドバイスを行う
・最後に、自分たちの立案したプランをRelic経営陣の前でピッチする
富田さん:チームメンバーが、今回一緒にインタビューを受けている石井さんでした。
様々な事業を検討しましたが、私が専攻している環境問題という社会課題の解決という視点も活かし、最終的には「古材を使ったECプラットフォーム」を提案しました。毎日午前には座学で各種フレームワークの知識インプットができるので、午後の事業検討時間ですぐに実践的に活用する…というサイクルを繰り返すことで事業アイディアもどんどん洗練されていきますし、本格的な収支計画を作成するなど、事業立案の基本を学ぶことができました。
石井さん:最終的に、Relic経営陣に対してプレゼンします。真剣に向き合ってくださり、率直にさまざまな質問をいただきました。他社のインターンでは、あくまで学生の「体験学習」というような対応と感じることもありましたが、Relicは全く違いました。学生である我々の提案について、事業化することができるかという視点で本格的に評価してくださり、社員の方々の本気度を感じました。
ーー多くの学生が同じインターンに参加したなかで、おふたりは唯一、「事業化インセンティブ」を獲得したペアとなりましたね。高い評価を得た秘訣はどんなところだったと考えていますか。
石井さん:はい、自分たちの事業プランを高く評価していただき、100万円の「事業化インセンティブ」を獲得しました。ふたりとも内定を受諾することになったため、卒業(入社)までの約1年間、先述の100万円を資金に、古材のECプラットフォームの事業化に向けて検討を進めていきます。
富田さん:私たちがインセンティブを獲得できた要因は、「課題の設定」を緻密に行ったことではないでしょうか。市場規模、社会が抱えている課題や現状の問題点、自分たちが持っている知識…それらを総合したときに、私が環境問題を専攻していたことと、石井さんのビジネス的なセンスや知識をかけ合わせた分野に着目し、自分たちならではの課題を発見できたことこそが評価につながったと考えています。
石井さん:もう一点は、適切にメンターの方へ質問し、その力を活用できたことです。ついつい、午前中に習ったフレームワークの使い方が正しいかを確認したり、P/Lに抜け漏れがないかといったテクニック的な質問をしたくなってしまうのですが、そこの精緻さよりも、そもそもの課題を突き詰めて考えられているのか、複数の視点から検討できているのか、といった、課題設定の部分が重視されているように感じました。
ーーインターンシップ終了後、富田さんと石井さんはRelicに内定承諾しましたね。おふたりはどうしてその決定に至ったのですか?
富田さん:事業内容はもちろん、Relicの人や環境が魅力的でした。代表の北嶋さんも「新規事業は多産多死」とおっしゃっていて、当たり前に失敗が許される環境。何度転んでも立ち上がれるような環境で、事業の立ち上げを経験することができると決めました。
石井さん:意思決定は、数だと思います。たくさんすればするほどうまくなっていく。Relicでは小さなことから大きなことまで数々の意思決定を経験することができ、自分の力を高めてくれると思いました。また、自分の将来の起業という目標のためにも、Relicの新規事業開発に特化した知識を吸収したいと考えて、内定を承諾しました。
ーー現在は「事業化インセンティブ」を活用し、実際に事業化検討をしているフェーズですよね。進捗はいかがでしょうか、難しさはありますか?
富田さん:難しいです。やってみて、壁しかないことに気付きました。Relicのインターン生として、メンターからかなり大きな裁量を渡してもらっていて、現在は課題をさらに深堀りしているフェーズです。
石井さん:ちょうど先日今後のスケジュールを引き、私たちが入社する2024年4月までには、一定の形になっている予定にはなっていますが、きちんと仮説検証をしないと正確な市場規模というのは見えてこないものですね。課題の抽象度はまだ高いですが、これからペルソナを明確にしていきます。
ーーそれでは、ふたりがRelic入社後、ひいてはその先に目指す姿や挑戦してみたいことを教えて下さい。
富田さん:まだ決まりきっていないですが、いま決めても仕方がないと思っています。まずはRelicに入社し、ビジネスの場での打席数や失敗経験を重ねていきたいと考えています。また、別の視点で横のつながりも大事だと感じています。せっかく出会えた仲間なので、Relic同期だけでなく、Green inovator academy(GIA)の活動や、インターン、就活を通じて知り合った他社の同期たちとの関係も大切にしていきたいです。
石井さん:将来は、事業家になって、日本経済を支えたいと思います。いまは事業化提案もした、建材や建築業界に興味が向いてきていますが、業界理解が進めば進むほど、他業種のノウハウやテクニックが通用しない業界だと痛感しています。商習慣も独特なものがあり、完全に理解するのが難しいですが、今回のインターンをきっかけに、産業課題を話し合い、データ上の需要と供給のギャップに気付き、将来の目標ができました!
ーー最後に、今後Relicのサマーインターンに挑戦したいと思っている学生に向けてコメントをお願いします!
石井さん:新卒の就活は、多種多様な企業に出会えるまたとない機会。私もこの会社のサマーインターンにチャレンジすることができ、非常に幸運だったと思いますし、みなさんにも挑戦していただきたいです。また、今の時点での自分の実力を客観的に知ることができる、いい機会となりました。
富田さん:自分はインターン前後で、全く物事に対する視点が変わりました。特に、ビジネス的な経済合理性の部分はそれまでの自分にはなかった見方です。同じ経済を扱うのでも、これまで大学で学んできた、過去のマクロ的な経済学とはいい意味で全く違い、学校以外の場での刺激の大切さを感じました。