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【社員インタビュー】まだ道半ば。ロマンとそろばんを両立させ、「対話」で組織を変えていきたい

高橋直也さん プロフィール

  • 2009年RELATIONSを共同創業。コスト改善コンサルティングの立ち上げに関わり、フィリピンに滞在しながら新規事業開発を行った。
  • その後、社内の組織開発・人事の領域を中心に担う。現在は33の役割(ロール)を持ち、社内業務だけでなく、組織開発コンサルティング等のクライアントワークにも取り組む。
  • プライベートでは社内メンバーや妻とバンドを組み、音楽活動を楽しむ。担当楽器は弦楽器の「バンジョー」。

辛い時はクライアントに救われた。人に喜んでもらえることが一番のやりがい

現在、組織開発コンサルティングや社内の文化・制度づくり、採用など複数の業務を担う高橋直也さんは、2009年にRELATIONSを創業したメンバーのひとり。創業当時は、クライアントワークを中心に担ってきた高橋さんですが、その後、海外での新規事業開発や、社内の組織づくり・人事を担当することになり、10年ほどの間、クライアントワークを離れていたといいます。

「久しぶりのクライアントワークは、やっぱりめちゃくちゃ楽しくて。自分たちが社内でやってきたことをちゃんと外に届けられて “循環している”イメージが持てたんです。」

今までで一番辛かったのは、会社の転換期となった2020年頃のこと。

RELATIONSは、複数の新規事業を手掛ける会社から、一番の強みであるコストの改善や組織開発支援をする会社へと刷新しました。その転換に際し、当然ながら仲間との別れもありました。会社づくりの中心を担っていたはずが、自分の力の及ばないところで会社が様変わりしていくことを受け止めきれなかった高橋さんは、「自分は今までなんのためにやってきたのか」と心を痛めたといいます。その時、心の支えになったのも、当時少しずつ関わっていたクライアントワークだったと語ります。

「社内では結実しなかったことも、全てリソースになる。辛かった時も“自分たちがやってきたことで、喜んでくれる人がいるんだ“と、クライアントに救われた感じがありました。クライアントに提供して喜んでもらえるのは、社内向けの組織づくりや人事業務だけをやっていた時にはなかった感覚でした。」

自社で先頭に立って、新しい文化や制度をつくってきた高橋さんだからこそ強く感じられる、喜びややりがいではないでしょうか。


会社の方向性に応じて、新たな学びへトライ。「対話」の重要性を社内に伝えていく

「創業者のひとりとして“RELATIONS=自分”という感覚を強く持っていたけど、そうではなかったんだ、と気づいたのが会社の転換期のタイミングでした。」

改めて会社と距離を置き、自分のやりたいことや、RELATIONSが向かうべき方向性をみていくと、自分の価値観と会社の方向性の一致は“間違いない”ということに気づけたといいます。その確信を持ってトライしたのが、組織やチームの関係性に着目して成果に繋げていくコーチング手法「システムコーチング®」の習得でした。

(※参考:ORSC=システムコーチング®はCRRGlobalJapan合同会社の登録商標です。https://crrglobaljapan.com/program/ )

「この2年間ほどは、システムコーチングの分野で、RELATIONS以外の仕事を個人として初めて受ける経験をしました。自然とそういう選択ができるようになったと思います。」

(※RELATIONSでは副業可とし、個人の自己実現や、個人の希望する働き方を応援しています。)

そして、このシステムコーチング®は、今やRELATIONSのチームづくりの上で重要視されている手法のひとつ。専門の外部パートナーの勧めもあり、複数の社員がこの手法を学んでいます。高橋さんいわく、「RELATIONSは、日本の中でもシステムコーチング®を学んでいる人の割合が高い会社ではないか。」とのこと。

現在、固定オフィスがなく、リモートワーク中心の会社だからこそ大切にしているのが、定期的に「対話の場をもつ」という考え方です。月に一度開催される全社ミーティング“Harvest Meetup”や、年3回の全社合宿“roots合宿”という取り組みでは、一人ひとりの根源やそこから出てくる本音に耳を傾け、会社としてより自律的な動きが加速するような仕組みをつくっています。

自律型組織における全社合宿の意義。〜個人と組織の「願い」に向き合う機会の創出〜
https://note.com/relations_pr/n/n39e53f22e9d7

「心でカンパイできるつながりを広げたい」という想いは、会社の方向性と合致している

「対話」を重要視する会社の姿勢は、最初は社内でも抵抗感が強かったと高橋さんはいいます。時には“対話疲れをした”、“決定事項のない対話は生産性がない”など愚痴が聞こえてくることも。

「多くの会社が日々の業務や目の前の数字を優先させて、対話を後回しにしがち。でも、自分たちは目には見えない“根っこの部分の認識を揃えること”に徹底的に時間をつかって注力してきたんです。」

その成果は確実なものとなり、現在では社員の中で“対話が当たり前”の文化になっています。

そんな高橋さんの人生のパーパス(存在意義)は「心でカンパイできるつながりを広げる」こと。仕事の場は、人の想いと想いが交錯する場所でありながら、ビジネスに感情を持ち込むなと言われることもあります。

「人生の大切な時間を費やして仕事をしているわけで、本来の職場って想いを持ち込める場所のはずですよね。感情も持ち込めず、関係性も生まれないのは、すごく寂しいと思っています。」

会社が再構築して、2022年に掲げた新しいパーパスは“会社に生命力を”というもの。改めて高橋さんは自身の想いと会社の方向性が強く合致していることを感じたそうです。

目標は、ロマンとそろばんを両立させ、組織を進化させていくこと

高橋さんは、現在のRELATIONSについてこう語ります。

「今、自分たちはチャレンジングなことができていると思います。私たちが提供している組織開発の世界とコスト改善の世界は相容れないと思われがちですけど、どちらかだけを進めるとどちらかの壁にぶつかってしまうことも多い。このロマンとそろばんのような両極にあるものを組み合わせることで、誰もできなかった扉を自分たちは開けることができると信じています。」

両立の実現に向けて、特色ある組織開発の研究に自社の中でトライできることも魅力だといいます。「社内で試したことを、顧客へのサービスとして届ける、という最終目標があるからこそ思いきれる。これだけ自分たちの組織づくりにも大胆にチャレンジできる会社はないかもしれない。」といいます。

最後にRELATIONSにはどんな人が合うのか聞いてみると、

素直な人じゃないかなぁ。結局、変化もあるしうまくいかないこともあるけど、お互い心を開いて関わり合えれば、糸口は見えると思う。」と言いつつ、

「人間、出会う時は出会うと思っているんです。」と、今まで採用に深く関わってきたからこその一言もいただきました。

RELATIONSを立ち上げ、自身にとって辛かった会社の転換期を経て、「対話」という武器を携え、新たな想いでチャレンジを続けている高橋さん。高橋さんのお話から、RELATIONSの変遷や、会社で大切にしていることや方向性がみえてきました。


いかがでしたでしょうか?

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