こんにちは、Recologne広報担当です。
今回は、ポーカーの世界から広告業界に飛び込み、現在はRecologneのSenior Account Strategistとして活躍している原勇太のインタビューをご紹介します!
元々、ポーカーで生計を立てていた原さん。
これまでの経歴や、詳しい業務内容、原さんが大切にしていることについて詳しく聞いてみました。
原勇太:オーストラリアの大学を卒業後、現地のエージェントと連携し、
職業紹介事業に従事。コロナのタイミングで日本に帰国。
その後、プロポーカープレイヤーとして活動。2023年入社。
趣味は登山、釣り、筋トレ、スポーツ観戦
目次
環境を変えたいとオーストラリアに留学
新型コロナ禍でオーストラリアから撤退
ポーカーの経験が営業に生きる
人のつながりを大切にすれば「人生は何とかなる」
最後に
Recologneでは一緒に働く仲間を募集しています。
環境を変えたいとオーストラリアに留学
ーまずは、経歴をお願いします!
原:高校生の頃の私は、特に目標もなく、毎日遊んで過ごしていました。
周囲が真剣に進学先の大学を考え始めた頃も、特に行きたい大学はありませんでした。私は周囲に流されやすい性格だと自覚しています。
それだけに、今のまま大学に進んでも、高校生活の延長で終わり、今と何も変わらないと考えていました。自分を変えたいと焦っていたのかもしれません。
そこで考えたのが留学でした。
環境を変えれば、流されやすい私でも努力するようになるのではないかと思ったのです。英語を話せるようになれば、将来の仕事にも役立つだろうと、オーストラリアに留学することにしました。
ただ、オーストラリアで半年間、語学学校に通った後、大学に入ったものの、あまり勉強はしませんでした。そのせいで、卒業まで6年もかかってしまいました。それでも、留学は私の人生にとって、大きな転機となります。知人の紹介で、バーで働けたこともあり英語は上達し、海外で働くことも新鮮な体験でした。
そして、ポーカーとの出会いがありました。
大学はブリスベンにあったのですが、そこにはカジノがありました。
シドニーやメルボルンなどとは違い、観光客よりも地元の人が多いカジノだったのですが、友達に誘われ、ポーカーをやってみました。
ポーカーというのは確率のゲームです。
数学が好きだった私には、そこが性に合っていたのかもしれません。
そして、勝負事ですから、相手との駆け引きもあります。
決して感情的にならず冷静さを保って、相手の出方や考えを読む。
そんなところにも興味を引かれました。
ビギナーズラックもあったのか、最初に勝てたこともあって、すっかりポーカーにはまってしまいました。もちろん勝てない時期もあったのですが、ちょっとした考え方を変えれば勝てるような気がして、負けても「もっと勉強しよう」という気持ちになり、ますますのめり込んでいきました。
オンラインカジノもやるようになり、1日12時間くらい、ポーカー漬けだった時期もあります。そして、地元のローカル大会で優勝したこともあって、自分の腕前にそれなりの自信を持つこともできました。
元々、私には自分の時間を自由に使いたいという気持ちがあります。決められた時間に働くのではなく、好きな時間にポーカーをして、お金を稼ぐという生き方が自分に合っているような気がして、「このままポーカーで生計を立ててもいい」と思うほどになっていました。大学卒業まで6年かかったのも、そのせいです。
新型コロナ禍でオーストラリアから撤退
ーRecologneに入社を決めた理由を教えてください
原:ポーカーをしてお金を稼ぐ生活を何年も続けていると、本当にこんなことを続けていてもいいのか、という気持ちも湧いてきます。
好きな時間に好きなポーカーができるといっても、そんな毎日が続くと、日々の生活も単調です。
そんなとき、知人から一緒に事業を始めないかと誘われました。
事業内容は、ワーキングホリデーが目的でオーストラリアにやってくる日本人学生向けに、ビザ申請や留学手続きのサポート、仕事先の紹介を行うというものでした。
オーストラリアは留学先として日本人学生から人気の国で、ホーキングホリデーを利用する人も大勢います。
ちょうど、ポーカー以外にも収入を得る手段が必要だと思い始めていた頃だったので、話に乗ることにしました。
それが2018年のことでした。
事業はまずまずの滑り出しでしたが、翌年から新型コロナウイルスの流行が始まります。日本でも緊急事態宣言が出され、海外からの入国が制限されたり、外出の自粛が要請されたりしましたが、もちろん、オーストラリアも同じ状態です。
日本からやって来る学生はいなくなり、仕事はビザの更新手続きくらいしかありません。いずれは人の交流も再開するはずだと思っても、いつコロナの流行が治まるのか、予想もつかない。
そこで、2020年5月に事業をたたんで帰国することにしました。
帰国後、Recologneに入社した経緯も、偶然でした。
COOの近澤とは高校からの友人で、たまに会って話をするような仲でした。近澤もオーストラリアに留学していたので、向こうで会ったこともあります。
帰国後、次にやることが決まらず、ポーカーを続けていくなか、Recologneで新しく外国人人材事業を立ち上げるという話を聞きました。
特定技能制度を利用して外国人人材を受け入れる企業をサポートするのが主な事業内容です。
それなら、オーストラリアでの経験が生かせるのではないかと思い、一緒にやってみようと思いました。
しかし、人材事業は1年程の準備期間を経て、残念ながら撤退することになりました。
そこで、現在のインフルエンサーマーケティング事業を担当することになったというわけです。
ポーカーの経験が営業に生きる
ー全く違う業界ですが、業務内容などに不安はなかったですか?
原:インフルエンサーマーケティングというのは、タレントや著名人を起用したSNSを中心とした広告やプロモーションです。
それまで営業経験はありませんし、SNSもほとんど使用したことがなかったので、インスタグラムの使い方から覚えるという具合でした。
最初は、営業のイロハを教わりながら、なんとか仕事をこなす毎日で、自分にこの仕事が合っているのかどうかもわからないという手探りのような日々が続きました。
私の主な仕事は、企業などの依頼に応じて、PRや宣伝で起用するタレントや著名人を提案し、タレントなどが所属する事務所と折衝することです。
この仕事をする前は、企業と事務所が直接交渉すれば、間に広告会社が入る必要はないんじゃないか、と思ったこともありましたが、実際はそう単純な話ではなく、間に広告会社が入ることで物事がスムーズに進みます。
企業側には広告やPRの狙いや目標があり、事務所側にもタレントのイメージ戦略やスケジュールなどさまざまな事情があります。
そうした双方の考えを擦り合わせて、互いが納得いくように進行していくのが、広告会社の大きな役割です。
実際、現場では「聞いていた話と違う」「もっと、こうしてもらうことはできないか」といった話で仕事が進まなくなってしまうことがあります。
そんなことが起きないように、しっかり根回しや地ならしをしておくことが、私たちの大切な役目です。
そう聞くと、地味な仕事だと思われるかもしれません。確かに地味な部分もあり、縁の下の力持ちといった仕事ではありますが、私は意外と自分に合った仕事だと思っています。
例えば、企業から依頼を受けて、どのようなタレントやインフルエンサーを起用すればいいのかを考えるのは楽しいものです。
商品のイメージや販売戦略にぴったり合うのは誰なのか、どのようにPRすれば、商品とタレントの双方の魅力を生かすことができるのか。
そこは仲介する担当者のセンスに掛かっています。
実際に、起用したインフルエンサーと商品のイメージが一致し、良い反響があったり、売り上げに繋がると嬉しくなります。
それに、バーで接客をしていたこともあって、事務所との折衝などで人間関係を築くのも、それほど苦ではありません。トラブルなく動画制作やイベントを進めるには、十分なコミュニケーションや意思疎通が欠かせませんし、相手の信頼を得て、仕事を任せてもらうには常に冷静に対処することも必要です。
こうしたところには、相手をよく観察し、負けても感情的になってはいけないポーカーの経験が生かされているのかもしれません。
また、タレントや著名人と実際に会って話ができるのも、役得のようで楽しみの一つです。
とはいっても、まだこの仕事を始めて1年足らず。まだまだ勉強しなければならないことは多く、一連の仕事をすべて一人でやり遂げた経験はありません。
依頼を受けてから、インフルエンサーの選定から、事務所との折衝、動画制作やイベント開催まで自分一人でやり切り、早く一人前と認められたいと思っています。
人のつながりを大切にすれば「人生は何とかなる」
ー仕事をする上で大切にしていることを教えてください
原:Recologneは少人数の小さな会社ですが、ユニークな人材が集まった活気ある会社だと思います。
メリハリがあると言うか、遊んでいるときと、仕事をしているときのオン・オフがはっきりしているのも特徴です。
社員同士の仲も良く、分からないことはなんでも遠慮せずに聞けます。
社員が少ないので、新人であろうと、自分から動いていかないと、仕事が前に進みません。新しいことも、次々と任せられます。
その代わり、失敗しても寛容で「失敗しても、それで仕事を覚えればいい」という考えがあります。
何より社長が誰よりも仕事をしている。
社長の背中を見ている私たちも、負けないように仕事をせざるを得ません。
待遇面でも、他の会社に比べてインセンティブの比率も大きく、努力や成長の成果をしっかり報酬として受け取りたいという人には、ピッタリの職場でしょう。
会社は今、3年で広告事業を10億円の規模にするという目標を掲げています。私も、その目標の達成に貢献したいと思っています。
考えてみれば、留学してからいろいろな人と出会い、さまざまな経験をして、人とのつながりや経験を生かしながら、今の自分があるような気がします。私のモットーは「人生はなんとかなる」。
失敗しても、人のつながりを大切にしていれば、必ず助けてくれる人がいるものです。
広告業界も、依頼主や事務所、インフルエンサーとの信頼関係が大切な世界です。
せっかく、そうした業界で働けるようになったのですから、これからの人と人のつながりを大切にしていきたいと思います。
今は小さなRecologneですが、将来的には、事業を多角的に展開していくという目標を掲げています。私もいつかは自分で事業を立ち上げてみたいです。
海外で飲食事業を立ち上げられたら、と考えることもあります。ポーカーをしながら、仲間同士のたまり場となるようなバーを経営して、若い頃の自分を懐かしむというのも悪くないですね。
最後に
Recologneでは一緒に働く仲間を募集しています。
自分たちが心から「たのしい!」と思える仕事と、ワクワクする未来を、自らの手で創り上げていくのが、Recologneのカルチャーです。
少しでもご興味を持っていただけたら、一度カジュアルにオンラインでお話をしませんか?
「まずは少し話を聞いてみるだけ」でも歓迎します。皆様からのご応募、お待ちしております!