公式|KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS|アートホテル|浅草
アートストレージ(収蔵庫)とホテルが融合したコンテンポラリーアートの拠点施設。都営浅草線「浅草」駅徒歩8分。
https://www.thesharehotels.com/kaika/
リビタの新卒社員は、どのように就活期を過ごして、どんな悩みを抱えたのか、なぜリビタに入社したのか。25卒新卒社員より、それぞれの等身大の就活エピソードをお届けします。
就活のスタートラインに “立たされた” あなたへ
就活開始、早速のつまずき
自分のやりたいことって、何?
リビタとの出会い
いざ、インターンへ
ここで働きたい、という直感
おわりに|答えは、あなたの中に
新潟県の大学で建築について学んでいたが、業種に関わらず「自分の好きなことを追求している大人」と知り合う機会が多かった。そういった人たちやその周りに集まる人のつながりが大好きで、さまざまなイベントや場づくりのお手伝いをする日々を送っていた。
楽しい時間とはあっという間に過ぎるもので、気がつけば学部3年の春。
カリキュラムにはキャリアデザインの講義が組み込まれ、同期の間でも進路の話題がよく上がるようになった。就活への意識が高まる空気感に急かされるように、PCで就活サイトを開いた。
▲内装施工のお手伝い中
学部3年の4月、進級をきっかけに就活を始めた。
「始めた」といっても就活サイトでなんとなく興味のあるキーワードで企業を検索していただけだった。ところが、当時の自分が思っていた以上に世の中の業種はさまざまで、企業を探す基準が明確になっていなかった私は、就活迷子になった。
企業探しの基準を決めるために、まずは「自分のやりたいこと」をひとつに絞るべきだと考え、自問自答した。ところが、どうにも絞り込めない。
幼少期からの夢は建築家で、その夢を追いかけて建築学科に入学した。しかし、大学でのさまざまな出会いの中で「自分自身が設計をするよりも建築と人をつなげる立場でありたい」という気持ちが強くなった。
ならば施工管理?デベロッパー?どれもしっくりこない。
今、楽しいことといえば「お手伝い」が思い浮かんだ。
もともと自分主体でやりたいことが決められないタイプで、「お手伝い」が大好きだった。大学に入学してからお手伝いした人たちもさまざまで、「10年以上1つのテーマで作品を作り続けているアーティスト」や「地域を巻き込んでイベントを打っているバリスタ」、「勉強を教えるだけでなく大人から子供まで楽しめる講座を開いている塾長」など。
そういった自分の中の「面白い」を追求している人が好きで、そのまわりにできる場が好きで、そこを手伝うことが楽しくて仕方がなかった。直前にお手伝いを頼まれても対応できるようにアルバイトを控えていたくらいである。
「その時その場所で出会った人たちの夢の実現に貢献できる存在になりたい」
「その夢を地域に波及させたい」
そう考える私にとって「やりたいことをひとつに絞る」ことは非常にハードルが高かった。その一方で、「選ばれるお手伝いさん」になるためには何かしらを極める必要があるのでは、とも思った。
その「面白い人たち」が求めるのはどんな能力だろうか。これまで出会った「面白い人たち」の周りには、「自分でお店をやってみたいけど店舗を持つのはハードルが高い」という人たちもいた。せっかく面白いことを考えているのに、「空間」が障壁となってしまっている。ならば、その障壁を超えるお手伝いができれば、もっと「面白い人たち」が増えて周りも楽しくなるのではないだろうか。当てはまる職業を考えたとき、不動産屋さんが思い浮かんだ。
「不動産」「まちづくり」そして元より興味があった「リノベーション」。
その方向で企業を探してみることにした。
▲ゼミ旅行中、瀬戸内海にて
企業探しの方向性は決まったものの、就活サイトを見ているだけでは埒が明かないと感じ研究室の教授に助言を求めた。教授へ相談すると、就活サイトのようにキーワードのみで探すわけではないため言語化できていない気持ちや興味も汲んでもらい、私のイメージに近い企業を教えていただくことができた。そこで名前が挙がった企業のHPを見たり説明会に参加したりした。
企業の説明会に参加していた中で、リノベを通してさまざまな建物で暮らしに携わっている企業に目が留まった。それがリビタだった。
「既存建物のリノベーションで(建物だけでなく)くらしを豊かに変えていきたい」
そんな思いが込められている社名と、それが実践されていると伝わってくる事業の数々。
マンションやシェアオフィス、ホテルと多岐にわたってはいたが、それぞれから「リビタらしさ」を感じ、そのデザインに惹かれた。
「将来関わっていたい環境」のイメージはあっても「どの立場で関わりたいか」は一本化できていない私にとって「事業の多様さと一貫した雰囲気を持つ事例の数々」は魅力的なものだった。
リビタの事例の一つである『KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS』は以前、設計課題の事例調査中に見かけて「ホテルとアートストレージって組み合わせるとこんなに個性的で面白くなるんだ。内装の雰囲気もカッコいいな」と印象に残っていたものだったこともあり、リビタにより一層興味が沸き、夏季インターンに応募した。
夏季インターンへの参加が決まり、事前にリビタへの理解を深めていくにつれてインターン参加の意欲も高まっていった。
しかし、油断は禁物である。インターン中いつどのように評価されるか分からないし、企業の実態を把握できなければ、入社後にギャップを感じ後悔するのは自分だ。
「社員さんたちはどんな表情をしているんだろう?」
「自分が働いているイメージはできる?」
「自分に合った会社なのか、しっかりと見極めなければ。」
当時はそんな風に身構えて「挑んだ」ように記憶している。
インターンでは、それぞれの事業部について所属している社員さん本人からご説明いただいたり、実際の業務を体感できるグループワークを行ったことに加え、2〜3年目の比較的年齢の近い先輩社員の方々と密に交流できたことで自分が働くイメージを持つことができた。
当時の私は、会社や仕事に対して「学生と違って自分を隠さなければいけない」という印象を持っていた。私は自分を抑え込むことに一段とストレスを感じ、隠し事があればすぐ顔に出てしまう。そのため、社会に出てやっていける自信が全くなく、順応している自分が想像できていなかったのだ。
しかし、仕事内容や興味のある取り組み、将来の目標を目を輝かせて話すリビタの先輩方を見て、私が学外活動で出会ったような大人たちと似た印象を持ち、「この人たちと働いたら楽しそう」と感じることができた。
リビタ社員の方々の特徴は、学部卒か院卒かも異なればその専攻もさまざまで、バックグラウンドが多様なことだと感じた。その一方で、リビタに惹かれたという共通点からか、会話の中で共感できることが多く、心から関心を持てる情報と巡り合ったり自己理解を深めることができ、心地よい成長感を得られた。
会社に入ってもなお”ワクワク”できるんだ
という期待感を持ったことを今でも覚えている。
インターン後も社員の方々との面談を行ったり社内イベントに参加していた中で、とある言葉を耳にした。
“社内転職”
リビタは企業としてのコンセプトは一貫しつつも、それを体現する手法がマンションやシェアオフィス、ホテル事業など多岐にわたっている。そのため、同じコンセプトの中でさまざまな経験を積むことができ、あるいは他業種の様子を窺い知ることもできる。それは「やりたいことを1つに絞る」ことができていない自分にとって魅力的なことだった。
リビタのCSV(Creating Shared Value)や事業内容に共感したのはもちろんだが、最終的には、疑問や不安を素直に聞ける空気感や業務中の社員の方々のキラキラとした表情、オフィスの雰囲気から、「リビタで目を輝かせて働き、成長していく自分をイメージできたこと」が決め手だったように思う。
▲オフィスの様子
将来への道筋が立っているならば、それを大切にしていってほしいです。
ただ、私のように希望の業種をひとつに決めることが難しい人もいるかもしれません。将来を想像して道筋を立てることって、そう簡単なことではないと思います。
それでも、一度「自分は何がしたいのか、どうなりたいのか」自問自答してみてほしいです。考え抜いた末にひとつに絞れなかったとしても、確かな自分軸を持つことができると思います。そしてその自分軸は「お守り」となって、就活中に感じる不安感や閉塞感を軽減してくれるはず。
私の場合は「面白い人たちのお手伝いがしたい」という思いが軸となり、未来や自己評価に自信の持てない私を支えてくれました。
就活はただの企業探しではなく、自分の本質と向き合う機会になると感じています。
皆さんにとっても「自分」を見つける良い機会となりますように。
プロフィール|大河内 詩歩(おおこうち しほ)
新潟県出身。大学で既存建築の再生保存・活用について学ぶ。
幼いころから建築・空間に触れることが好きで、特に時間の経過やぬくもりを感じる古民家に惹かれていた。家族以外の同世代・多世代が集うコミュニティが身近にある環境で育ったこともあり「多世代間のつながりが人生を豊かにする」と感じており、空間活用によりそういった機会創出の場をつくり続けたいと考えている。
この記事を執筆した新入社員が登壇する「WEB座談会|25卒新入社員のホンネトーク」を以下日程にて実施します。入社後の生活や今のホンネ、また学生時代の就職活動についてなど、気になるあれこれを、座談会形式で聞いていきます。
ビデオ・音声はオフのご参加でOKです◎
ぜひ奮ってご参加ください。
◆実施日時
・2025/6/30(月)13:00-14:00|登壇者:大河内、根岸
・2025/7/31(金)12:30-13:30|登壇者:土井、松本