リビタの新卒社員は、どのように就活期を過ごして、どんな悩みを抱えたのか、なぜリビタに入社したのか。25卒新卒社員より、それぞれの等身大の就活エピソードをお届けします。
目次
就活の幕開け、変化する想い
リビタとの出会い
リビタに入社を決めるまで
おわりに
就活の幕開け、変化する想い
重い腰を上げて就活を意識し始めたのは、院生生活にも慣れ始めた修士1年の6月。研究室の同期たちは「デベロッパー」や「ゼネコン」といった大規模プロジェクトに関わる企業を目指し、早々に就活を始めていた。一方の私は漠然と「地域に関わる仕事に就きたい」という想いを持っているものの、「絶対に入社したい!」といえる企業は見つけられていなかった。数をこなす作業はあまり得意ではなく、場数を踏んで駒を進めるような就活スタイルも自分に合っている気はしないが、周りが動き始めている今、そうは言っていられない。
「まずはどの立場で地域に関わりたいかを考えるべき」と先輩から教えを受け、「都市開発」や「まちづくり」に関係するさまざまな企業のインターンや説明会に参加した。それでも、私には「自分ごと」として働く感覚を持つことができなかった。それは、見聞きするプロジェクトが壮大で、自分とは縁遠いもののように思えてしまったからであると気づいた。
また、同じ時期に修士論文の調査でお世話になった方が、普段から地域住民や移住者と一緒に行動し、近い距離で対話を重ねる姿勢に感銘を受けた。
こうしたことがきっかけで、「自分は地域のくらしや人に近い距離で携わりたい」という想いを抱いた。そして、業界にこだわらず「地域との関わり方に共感できる企業」を中心に就活に取り組むようになった。
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▲修士論文の研究対象地域で開催した研究室メンバーとのまちあるき。
リビタとの出会い
そんななか、研究室の指導教員の紹介を通じて初めて知った「リビタ」。これまでも古い建物の活用やリノベーションには関心があったが、それを仕事にできるのは大企業、あるいはひとつの地域に根ざした工務店のような会社だと思い込んでいた。全国で事業を展開する不動産会社としてリノベーションを手掛けるイメージはあまりつかなかったが、何かワクワクする期待がふくらんだ。そんなタイミングで、指導教員から研究室の先輩がリビタに就職していたことを教えてもらい、「この千載一遇のチャンスを逃すまい!」と直感した私は、早速面談をお願いした。
面談では、リビタがマンションだけでなくオフィスやシェア型賃貸住宅、ホテル、地域のコミュニティスペースなど、リノベーションを軸にしたさまざまな事業を紹介していただき、自分が思い描いていた地域との関わり方とリビタの事業がぴったりとつながった感覚を覚えた。
今までは、就活を少しでも進めたいという焦りからインターンや説明会に申し込むことが多かった。しかしリビタの場合は「社員のみなさんがどのように働き、どのようなプロジェクトが生まれているのかをもっと知りたい」と自然に興味が湧いた。冬のインターンの募集が始まるとすぐにエントリーをするとともに、リビタが手掛けたいくつかの施設を訪れ、自分の目でリビタという企業を理解しようと動き始めた。
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▲地域連携事業部が商業施設や行政と連携して企画に携わった、千葉県旭市の多世代交流施設「おひさまテラス」。当時住んでいた茨城県から車で2時間かけて訪れた。
リビタに入社を決めるまで
インターンや物件の見学に繰り返し参加する中で、リビタという会社が「事業の中の一度きりの関係性ではなく、お客様や地域との継続的なつながりを重視している点」、そして「働く社員のみなさんが真摯に向き合う姿」に惹かれていった。そして、数回の面接を経てリビタから内定をいただいた。それでも、優柔不断で考え出すと決めきれない性格の私には、入社したいと思う企業がもう1社あった。その企業はリビタと業種も社風も異なるものの、全国各地のまちづくりに関わることができる事業内容や、地域に根ざした取り組みを進める姿勢に共感していたため、しばらくの間どちらに入社すべきかで頭を抱えていた。
企業が面接を繰り返して入社してほしい学生を選ぶのと同じように、学生である私も納得がいくまで入社する企業を考えることはできないか。そんな不躾なお願いに、リビタともう1社の企業は快く応じてくださり、それぞれの社員の方々と対話し考えを共有する機会を何度もいただいた。
対話を重ねる中で、リビタの社員の方々の仕事へのこだわりが強く印象に残った。
「会社員でも、こだわりを持って仕事していいんだ」
会社員は時間や予算の制約があり、こだわりは程よく捨てなければいけない、と勝手に思っていた私にとって、リビタの社員の方々が自分の手掛けたプロジェクトについて率直に、かついきいきと話す姿は衝撃的だった。
そして、プロジェクトや部署を超えて関心を持ち、お互いを尊重する寛容な雰囲気があたたかく、これまで私が所属していたコミュニティと同じものを感じて安心感を覚えた。こうした想いを社員の方々と共有し、自分の中で納得のいくまで悩むことができたからこそ、最終的に「リビタに就職する」という意思を固めることができた。
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▲リビタのプロジェクトや「くらしのスタンダード(RSS)」に関する分野について、社員や取引先の方々、内定者も交え共に学ぶ「リビタの夜会」。25新卒も内定者として参加していた。
おわりに
今回記事を執筆するにあたり、就活や自分の興味について振り返ってみると、私はこれまで「納得のいくまで考え抜く」ことを繰り返してきたのだと実感しました。
幼いころから地図を見たり、知らないまちへ行くことが好きで、ひとつのことに時間を忘れて没頭するマイペースな性格の私は、優柔不断で効率的に動くことに昔から苦手意識がありました。「就活は情報戦」といわれるように、あらゆる情報を駆使して場数を踏むタイプの就活は、私にはできていなかったかもしれません。それでも、その会社が手掛けた施設を訪れ自分の目でじっくり確認したり、社員の方々に繰り返しお話を伺ったりといった、「納得のいくまで考え抜く」ことに関しては、自分なりにこだわることができたと感じています。
この記事を読んでいただいたみなさんそれぞれが自分の興味に純粋に向き合い、自分なりに納得できる形で、社会人への一歩を踏み出してもらえる日が来ることを願っています。
プロフィール|根岸 龍宏(ねぎし たつひろ)
東京都出身。幼いころから地図やまちとその中の人々のくらしに興味があり、大学では文化地理学、大学院では都市計画を専攻。空き店舗を活用した創業支援の取り組みを約3年間現地調査した経験から、建物やコミュニティのリノベーションを通じて「地域それぞれのくらしの選択肢を増やす」べく、2025年リビタに入社。趣味はまちあるき、オリエンテーリング。
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▲趣味のオリエンテーリング。地図とコンパスを頼りに、自分の進む道を自分で考えて決められることが魅力。
この記事を執筆した新入社員が登壇する「WEB座談会|25卒新入社員のホンネトーク」を以下日程にて実施します。入社後の生活や今のホンネ、また学生時代の就職活動についてなど、気になるあれこれを、座談会形式で聞いていきます。
ビデオ・音声はオフのご参加でOKです◎
ぜひ奮ってご参加ください。
◆実施日時
・2025/6/30(月)13:00-14:00|登壇者:大河内、根岸
・2025/7/31(金)12:30-13:30|登壇者:土井、松本
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