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リ・カレント史上最大規模の総力戦! 大型Webセミナーイベント裏話【リ・カレントのヒトたち 第1話】

こんにちは!リ・カレント採用担当の須藤です。
リ・カレントの面白メンバー&カルチャーを発信しようと、ストーリーの更新に本腰を入れることにしました…!
(この経緯は別記事で改めてご紹介したいと思います。)

さて、記念すべき第1話は、先日リ・カレントが自主開催した3日間のオンラインセミナーイベント
「なんじゃ祭」の裏側に迫りたいと思います!

「なんじゃ祭」はリ・カレント主催のHR系オンラインセミナーイベント。Webセミナーの形式を取り、「コロナ渦で社会の難局に直面している今だからこそ"人事・人材"のあるべき姿を問い直し、新しい道を模索するきっかけに」というコンセプトのもと、評価制度やオンライン研修設計など、3日間で15テーマの講演を実施しました。

WITH/AFTERコロナの人事を考えるHRイベント「なんじゃ祭」を開催!!
先行きの見えない社会的難局の渦中において、「半径2mのソーシャル・ディスタンス」が求められる今。「身近な半径2mの職場社会をちょっとだけ変えてみよう!」と皆で楽しみながら取り組む「半径2mのソーシャル・チェンジ」が一人ひとりに求められているのではないでしょうか。 ...
https://www.re-current.co.jp/hrevent_nanja2020/


今回はこのイベント発起人の鷲尾こと「わっしー」と、Webセミナー運営の全体統括を担ってくださった名ディレクターの桑野こと「あまねさん」への突撃インタビューです!


リ・カレントでは緊急事態宣言が明けた6月以降もリモートワークOKになりまして、今回はzoomを使ったオンラインミーティングでのインタビューとなりました。


―きっかけは「リモートワーク中の業務どうする?」だった

須藤:事の発端は4/6の二丁目会議(※リーダー以上が集まる月一の会議)ですねリモートワークはいいけど、その間の業務をどうするのかが議論になって、翌日の7日にみんなの現状のタスクを持ち寄ってまとめる会議をやりましたね。

わっしー:そう、「リモートワーク期間中のアウトプットを決めよう」という話になって。トレジャリア(※リ・カレントの若手人材開発事業部の名称)のプログラムやサービス資料を作る話の中で、期限を5月末までにしたんですね。毎年出展していたHRイベントも延期になってしまったので、5月末にリリースして6月は自社セミナーでフォローするというスケジュール感でいました。そしたら、そのHRイベントに登壇予定だったゲストの方もいるし、せっかくだからセミナーは開催しようという話になり、じゃあ僕が全部やって出しますというようなこと言ったのは覚えています。

須藤:一方で、あまねさんは4/6も4/7も会議にはいらっしゃらなかったですね。

あまね:私は、会議をやっていた6日と7日はクライアントのオンライン研修のサポートで不在でした。後日会議の議事録を読んで、「なんか知らないこと始まってんな」というのを把握し、その次の日にさくらさんのところに行って「昨日の議事録の詳細をくれ」と相談に行き。さくらさんが珍しく「私もわからない」となって、知ってそうな人に聞いても「いやー僕もよく知らないんですよねー」と言われ笑

須藤:笑 たらいまわし笑

あまね:で、それを見かねた別のメンバーが声をかけてくれて概要を教えてくれるっていう。「いま耳にはさんだ話、私が知っている限りだとこういう状況になっているよ」って。

須藤:そうだったんですね。

あまね:その時点ではこんな、3日間15講演っていう大きなものになる予定じゃなかったもんね。

わっしー:そうですね。僕も、決まっていたゲストの方の4講演しかやらないという認識でした。当時は、元々あったやつをやるだけだし、みんなの向かう先があった方がいいかなと思って「やりましょう」って言った感じです。

ところが、4/14に石橋さんや他のメンバーとMTGしている時に「そもそも何講演できんの?」みたいな話になって。「詰めたら15講演くらいじゃないっすか?」って言ったら「じゃあ15講演やろうよ」ってなりました。

その翌日の 4/15にあまねさん含めた運営サイドの全体MTGでは、石橋さんからその話をしてくれると思っていたのにMTGの場にいなくて。あまねさんたちに「聞いてた話とちゃうやん」って言われるなって思いつつも「15講演やりましょう」って言うことになりました。

あまね:ふふふ笑 それを聞いたときは「何を言ってるんだろう」って笑 

わっしー:「何言ってんだ」ですよねマジで。

あまね:どこからそれが出てきたのかもわからないし、「誰がやると思って企画立ててるんだろう」っていうのが正直なところでしたね。

  その講演の企画出しをするタイミングも私は参加していないんですよね。4/13にアイディア出しのMTGが組まれているのをgoogleカレンダーでだけ見ていて、呼ばれていなかったんですよ私は。「呼ばれていないところでえげつないこと始まってんな」と思いつつ。蓋を開けてみたら15講演っていう話になっていて。

須藤:じゃあ4/15のMTGの前の段階から15講演のベースはあったんですね

あまね:そう。人開Pで集まってアイディア出しをしていたはず。で、そこで講演数が膨れたんだよね

須藤:アイディアが出てきてみんなやりたいよねっていう。

あまね:うん、多分それでお祭りになったんだろうなっていうのはなんとなく察していたので、鷲尾は悪くないと思いつつ、マジで誰が舵取りするんだろうっていうのは思っていました。…まぁ、自分がやるんだろうなっていうのは察しつつ笑

わっしー:あまねさんはそういうの決めてから相談してほしいタイプだって知っているから、4/15は「これめっちゃ困っているだろうな」って思いながら相談していました。で、4/13~15でめっちゃ動いた。

あまね:確か15日の打ち合わせで強引に〆切を決めたんだよね。GW前に初回の告知をやるよねっていうのを決めて、それをやるには私の作業時間を1週間くれっていう話をして、15日の翌週、24日がみんなの告知文の〆切にして、全員出せっていう話にしてくれって話をして、鷲尾に取りまとめをお願いしたんだよね。

わっしー:このときは15講演やるってことのヤバさをわかってなくて。15講演本当にやるのかやらないのかもはっきりしないままあまねさんとさおりさんに相談したときに、あまねさんが「15講演やるならこうでこうでこうだから」って仕切ってくださって。あの15日の打ち合わせが1日でもずれてたらヤバかったなって今となっては思います笑

あまね:本当に笑 あのタイミングで色々決めていたから最終的に間に合ったっていうのはあるよね。

わっしー:それはマジでそう思います。

須藤:確かにteamsのスレッドでは、4/15にわっしーが当日までのTodoやスケジュールをぶわーって載せていましたね。

あまね:あの時は鷲尾に窓口を集約してもらっていたんですよね。私がサイト周りとかをやるから、情報の集約先を鷲尾にお願いする形を取っていたはずです。

須藤:その役割分担は自然とできていった感じなんですかね?

あまね:「間に合わせるにはそれしかなかった」っていう感覚ですね汗

須藤:笑

わっしー:完全にそれですね


―自分にも分かっていないものを人に任せざるを得ない状況は結構恐かった

須藤:やってく中で一番しんどかったことって何ですか?

あまね:私はしんどかったタイミングが3つくらいあって。

  1つは4/15に「マジで15講演やるんだ」って聞いた時の精神的しんどさ。「まじかー。なんでじゃあそのタイミングで(MTGに)呼んでくれないかなー、入れるタイミングにMTGしてくれないかなー」みたいな。2つ目は作業的にしんどかったGW前の特設サイトオープンの作業をしていた時ですね。

須藤:確か4/30に特設サイトがオープンされているので、その前後ってことですかね?

あまね:そうですね。4/24に15講演全ての告知文の〆切を設定して、4/27、28、30に作業をして、とりあえずオープンさせるっていうタイミングでしたね。

須藤:うんうん

あまね:ただまぁ、うちの会社の悪いところで、4/24〆切って言ってその日にものは揃わないので。27日に割と必死こいて作業している最中にあとからあとから情報が足されていくっていう。

須藤:笑

あまね:それを追いかけるのも大変だし、コードを自分で打ったりもしていたので、その辺が作業的に一番大変だったタイミングかなぁ。

3つ目は当日運営の緊張感。特に初日の5/27ですね。いよいよ幕開け、みたいなタイミングの気の張っている状態。これはしんどいというか楽しいも含みますけど。「しんど楽しい」みたいな。5/27はそれがピークでしたね。

あまね:その他に、この頃は別のHRイベントが被っていたんですよね。その前準備の打ち合わせとかもGW明けに入りつつ、私はなぜか講演の資料を作る役も任されており、やってる場合じゃねぇよって思いつつ。

須藤:「どうして!?」っていう感じですね。

あまね:ほんとに「どうして!?」っていう感じですよ。

私がとりあえずどうにかして資料を出し、最終的には別のメンバーに助けを求めて担当を代わってもらいました。それまでの講演2週間前くらいまでずっと私のタスクで持ってるような状態でしたね。

須藤:なんじゃ祭初日に緊張してたっておっしゃっていたんですけど、なんか、私が真横で見ていた限りとてもそんな感じに見えなかったから、「あ、そうだったんだ」って思いました。

あまね:まぁ、過去やったことのない人数のイベントですし、初日が一番メインどころの講演も多かったので、結構修羅場でしたね。ZOOMウェビナーの機能もまだわからない部分があったり、そこまで慣れていない状態の中で他の方に運営さぽーとをお願いしつつ回さなきゃいけなかったので、自分にもわかっていないものを人に任せざるをえない状況っていうのは結構恐かったですね。自分がわかっていればいざという時自分が責任取りますとは思えるけど、なんかそれを言い切れない状態のまま本番に突入してしまった不安感というのは割とありましたよ。

須藤:意外と思うと同時に、そういうのを一切見せないで完遂するあまねさんのプロ意識がすごいなって思いました…!

あまね:いやだって、私がうろたえていたら絶対失敗するじゃないですか

須藤:うん、やばい。あまねさんがうろたえていたら皆うろたえちゃう

わっしー:確かに自分ができることを、自分一人ならどうにでもできることを誰かに任せたりするのってめっちゃ大変だなって思います。本当に。

あまね:わっしーも、今回の役回りは割とそうだったよね。自分の分だけどうにかしてって言われたら多分できただろうけど。

わっしー:講演当日も初めは緊張はしましたけど。苦労した部分で言うとそっちじゃない方が多かったですね。プロジェクトマネジメント的な部分ですごく難しかったなって。

―「どうにかしろ」と言われてもどうにもできない、というのがしんどかった

わっしー:僕もしんどかったタイミングが3つあって。一つは4/24くらいの時に、各講演の担当プロデューサーに依頼して情報を集約していたんですけどまぁ集まらなくて。で、石橋さんとかからは散々「サポートしろ」と言われてたけど、日程も講師も決まっているはずなので、あとは(各担当Pが)講師とうまくやりとりして中身決めるだけのものをサポートするってどういうことなのか分からない。そのせいであまねさんの作業が遅れていることはわかりつつも、僕には何もできないっていうのがしんどかった。

今思えば、個別に担当Pに状況を聞きに行ったりとかできないこともなかったと思うんですけど、僕からするとちゃちゃっと進めてくれればいいのになっていう思いもあったのでしんどかったですね。

2つ目は「告知文をどうにかしろ問題」ですね。各講演の告知文を「お前、ちゃんとフォローして皆が書けるようにしろ」って石橋さんに言われたこと。

3つ目はGW前後の集客の話。初回の告知を4/30に流したけどGW明け時点で集客が芳しくないっていうときに、確かに佐々木さんやあまねさんと集客の話はしたけど、僕は結構佐々木さんにお願いしちゃってたつもりで。堀井さんとか松本に「集客大丈夫?」って言われたときも「大丈夫?」って言われても。そもそも(集客は)僕の管轄なのか」って思いつつも、確かにヤバいなっていう思いもあって。なんかしなきゃと思いつつもマーケの施策もわかんないし、どうにもできないなーと思っていたタイミングで。どうにかしなきゃいけないことはわかりつつも僕にできることが何もないっていうのが結構しんどくて。

「自分ではどうしようもできない」ものが出てきたのは今回が初めてでしたし、3つに共通していたのは、「どうにかしなきゃいけないんだけどどうすればいいのか分からない」っていうのがしんどかったことですね。

あまね:そうなんだ

わっしー:だから他の人に「集客の部分お願いします、助けてください」って言ったのは、僕の中ではエポックメイクな経験でしたね。

あれは5/7かな?昼に石橋さんと打ち合わせした時に「お前、集客の部分なんかやってんの?」って聞かれて、「いや、それは佐々木さんとあまねさんにお願いしています」って言ったら、「それ、お前手伝った方がいいよ。あまねっちすごい大変そうだったぞ」って言われて。

あまね:笑

わっしー:「集客があまり上手くいっていないってへこんでたぞ」って言われて「あー!申し訳ないー!」って思って。

あまね:へこんでたっていうか、確かに集まらなかったですって話を石橋さんにしつつ、一緒に告知文を見てもらう時間を取って。「私はぶっちゃけこのタイトルとこのタイトルはイマイチだと思います」っていう話を石橋さんにした時間はあります。

須藤:笑

わっしー:そうそう。で、石橋さんに「お前集客どうにかしろよ」みたいに言われたときに、「いや、どうにかしろって言われても」って思っていたタイミングでたまたま堀井さんと松本と喋って、やっと僕も「しんどいんでお願いします」って初めて言えたっていう。

須藤:わっしー、基本的にそういうの言わないもんね

わっしー:平素は無理だなって思ったら早々に「無理」って言っちゃうので。いけるかなって思ったものをああいった感じで手放したのは初めてですね。

須藤:お二人それぞれで「しんどかったタイミング」が微妙に違うんですね。

わっしー:そうですね。あまねさんは結構実工数的なしんどさだったんじゃないかと思うんですけど、僕はなんていうんですかね。既にあまねさんも含めて専門的な皆さんが動きつつもうまくいっていない進捗を、僕にはどうにもできないっていうのがしんどかったですね。

―リ・カレント史上最大の総力戦だった

あまね:今回はそういう意味だと、結構役割が変わったイベントだなぁという感覚は結構強いですね。これまでリ・カレントがHR系イベントに出展してきた時は、「マーケティング部署単独」や「人材組織開発プロデューサーの誰か」の力で推進していく性質が強かったのですが、部署や役職を越えた色んな人にお願いをして一緒に回していかなきゃどうにもならない規模のイベントっていうのを自社内で動かし始めたんですよね。それが、結構リ・カレントとしても面白い状況だったんじゃないかなぁっていう感覚はあります。

須藤:今までは誰か一人強い人が引っ張っていって何とかしてきたのを、今回ばかりはそういうわけにもいかない規模の大きさ、前代未聞さっていう。

あまね:総力戦の感じがすごくありましたね。

わっしー:そうですね。ただ、僕はそれに気づくのに結構時間がかかりましたね。

あまね:あーわかる。私も同じ感じ。

わっしー:僕やあまねさんとかのマンパワーでなんとかできるかなってしばらくは思っていたんですけど、なんか、段々さすがにそうじゃなかったっていうのが、進めていく中で見えてきて。

須藤:本当の意味で色んな人が色んなところで自分の役割を発揮して一つのものを作ってった感が、あの一か月はあったなぁっていうのは横で見ていてすごく思いました。

わっしー:なので、指示ってちゃんと出さなきゃダメなんだなって思いました

あまね:ほんとに思った笑

須藤:良くも悪くも自分がやった方が一番早いみたいなところ、皆ありますもんね。

わっしー:うまくやるっていうか、まずいったん70点くらいをぱっと出すのがそんなに嫌いじゃないタイプと言いますか。あまねさんとか僕とかも結構そうだと思うんです。目的もわからないけど「とりあえず作んないと先に進まないだろ」という事態って割とあるじゃないですか。でも、今回くらい雲をつかむような話だと、皆から「これどうなってるの?」とか「あれどうなってるの?」って聞かれても「知らんがな!」「四の五の言わずにやってくれよ!」って思ってしまう場面がありつつも、確かにちゃんと指示出さなきゃだめだよなって思いました。

須藤:それは、このなんじゃ祭当日までの1か月で起きた変化だったのかなと思いますね。

あまね:私は「自分の力がこんなに及ばないのか」みたいなのをめちゃくちゃ感じながら、GW明けから2週間過ごしていたかもしれないな。それは集客もそうですし、講演の事前準備にあたって、例えばオンライン講演をしてもらうための準備を計画しなきゃいけないとか、ゲスト登壇の方の講演資料を作るのも初めてだしどうやってスケジュール立てようかとか。で、この同じ講演準備を若手メンバーが同じように持ってやっているって思うと、その人たちのサポートもいるよなとか。なんじゃ祭だけで5~6本のタスクがずっと頭の中にいる状態で、かつ全部抜け落ちさせちゃいけない、みたいな焦りは2週間ずっと抱えていた感じはありますね。

GW明け以降は集客の部分を別の人が引き取ってくれて頭の容量が空いたので、とりあえず任されていた講演資料のたたきを作る余裕ができて、やっと本来の自分のタスクだけに戻れたところから準備が回りだすっていう。

須藤:じゃあ結構集客で役割分担が変わったことは、お二人にとって一つのターニングポイントだったんですね。

あまね:うん、大きかったと思います、本当に。かつ、単純に人が集まっているのが目に見えると会社のモチベーションが上がるじゃないですか。イベントに向けての士気が一発で高まったなっていうので「全社が動いたタイミング」でもあると思うんです。延べ申込者数が1,000名超え、2,000名超え、3,000名超えって、日を重ねるにつれて目に見えて人が増えていくっていうあの感覚は、全社を動かす一番の要因だっただろうなと。

わっしー:そうですね。

須藤:確かに、開催1週間前くらいの、延べ申込数が増えていく中でのみんなのテンションの上がり方、空気感はだいぶ変わりましたよね。

あまね:多分、鷲尾が5/8のタイミングで集客についてヘルプを出して、翌日には関係者を集めてMTGを組んでいるので、その速さが良かったんですよね、多分。

わっしー:そうそう

あまね:で、さらに翌週早々にはPeatixの方とお話をして、運用プランの話までできていたので。その動きはめちゃくちゃ速かったですね。

須藤:もともとうちはスピード感ある方だと思っていたけど、ここまでの瞬間最大風速は史上初かなと思っています。

わっしー:形決まると速いなって思うんですよ。形が決まるというか、ある程度分かりやすくなると速いんですよね。

あまね:確かに、全体像を決めるとちょっと動き、当日のイメージが決まるとまたちょっと動き、みたいな感じでしたね。

わっしー:いつものリ・カレントって、石橋さんとかが「こんな感じでやろうよ」というのを出して、そこから自分たちなりに描いて動いていたんですけど、今回はその「こんな感じ」がなかったんだと思います。いま思えば僕自身が「こんな感じ」の例を作ればよかったんですけど、自分がそんな役割だと思っておらず、それゆえに少しまごついてしまった感はありますね

須藤:でもやっぱり、1か月半であそこまでの講演を、大団円を迎えられたのは、さすがお二人だなっていう。

わっしー:いや!僕ほんと何もしてないですよ、そういう意味では。

あまね:いやいやいや笑

わっしー:なんかほんと手ごたえ的には何かをしている「風」であって、僕を介して皆がコミュニケーション取ってるだけなので。僕は何か触媒のように揺らいでいるっていう

須藤:触媒だって立派な役割じゃないですか

わっしー:何かしたかっていうとあんまり…「なんじゃ祭」っていう名前を付けたくらいだなぁと。自分でこれをやったっていうのはあんまりないなと思います。むしろ人のコントロールが多かったなと思います。

須藤:うんうん。名前のない仕事が多かったんじゃないかな

わっしー:そうだと思います。それも初めてでしたね。

須藤:あまねさんの方は、役割の幅が広がったんじゃないかなーって、見ていて思いました。今回のこのWebセミナーを通して。

あまね:そうですね。結構、セミナー1週間前とかの期間って自分がどう動くかよりも他の人に当日どう動いてもらうかというところに注力していた印象が強いですね。自分一人だと絶対破綻するのが目に見えていたので。いかに自分がいないところで自分がやりたい動きを他の人にやってもらうかということ。私は自分一人でやった方が早いと考えるタイプなので、そうじゃないところに力をかけるのは今回結構、変化として求められた部分だったのかなという感覚ですね。

わっしー:わかります。変な意味じゃなく、僕じゃなくても意外とどうにかなるんだなっていうのはありましたね。

あまね:講演の2日目とか3日目に講演と講演が連続して入れ違いに走っていく時間帯に、私が次の講演枠のリハの時間を忘れていたタイミングとかがあったんですけど、講演聞き入っちゃって。

須藤:ありましたね

あまね:そのタイミングでサポートの皆さんが自然と次の枠の準備に勝手に動いていてくれたタイミングで、「あ、なんかうまくいくんだな」っていう感覚がすごく、そこでやっと持てた感じはしますね。

須藤:うんうん。良いですね、当日に向けてこう、段々と1チーム2プライドが体現されていく感じ。

わっしー:そういう感じはしますね。強制的にそうならざるをえなくなっているんだろうけど笑

須藤:いや、強制的にそうならざるをえないって言うけど、そういう状態であってもそうしない人もいるからね、やっぱり。どうあがいてもしない人もいるので。

わっしー:今回は特に、自分たちが言っちゃったものが強制的に1チーム2プライドにならざるをえないくらいの量だったなと思います。

―来年も「こんなのやると思ってなかった」をやりたい

須藤:なんじゃ祭を経て、お二人は次にやりたいことってありますか?

あまね:次は、テーマをちゃんと決めて3日間組み立てた上でのリベンジをしたいですね。

わっしー:コンセプトイベントみたいな感じですね

あまね:そうそう。今回は割と日程や枠ありきで組んだイメージが強いので、ちゃんと設計した上で3日間組み立てるともっとお客さんの導線だったりとかが洗練されてくるのかなと思いますね。

今回のイベントでリ・カレントの自社セミナーができるっていうファーストステップの認識をみんなが持てたので、その精度を上げて、「やる・やれる」じゃなくて「仕掛ける」っていう意識でもう一回やるっていうのはやってみたいですね。

須藤:うんうん、いいですね。

わっしー:僕は逆に、1年後も「こんなのやるなんて思わなかったわ」っていうのをまたやってみたいですね。今は想像つかないこと。

あまね:また別のことでドタバタしたいと。

わっしー:まさかこれも、こんな形でやっちゃうなんてっていうようなこと、いまは思いつかないですけど。そういうのは引き続き、年次が上がっても役割が変わってもやってたいなって思いますね。

須藤:来年もどういう状況になるかわからないからね。またわっしーが、来年の今頃かはわからないけど「どうしてこんなことに!?」って言っているかもしれないね笑

あまね:笑

わっしー:みんなが「え、やるの?」って思っていることも「わかりましたやります! やりましょやりましょ」って言うのが僕の役割だと思っているので。なんか、みんなの背中を押しているわけじゃないですけど、そういうことは引き続きやっていきたいなと思いますね。

須藤:イメージと違うお話がたくさん聞けて、私個人としてすごく楽しかったです。

わっしー:皆さんからは見えない部分が多かったと思いますよ

あまね:確かに

須藤:色んな葛藤がお二人の中にあったんだなっていうのが

わっしー:まぁ、いま振り返ると、くらいですけどね。当時はもう、とにかく「作れ、出せ」っていう感じだったので。

須藤:また今期というか、来年も同様のイベントをやるんですか?

あまね:やるって言いそうじゃないです? だって、毎年うん百万円投じてやってきたことが自社で数十万円とかでできてしまうことを知ってしまったわけですよ私たちは。

須藤:そうですよね。やらない理由はないですよね。

あまね:うん。なんなら冬にもやろうよって言いだすんじゃないかなっていう覚悟は決めています笑

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