こんにちは!2代目ラクマくんです!
今日は、UX Teamのヒョンさんがお話したいことがあるみたいなので、
早速お届けしちゃうね〜〜!
早速いっくよーーー!ヒョンさんよろしくー!
ヒョンさん:はい(笑)
UX Strategy Teamでデザインマネージャー・UXデザイナーをしているキム・ヒョンミンと申します。
今日は、チームで実施したキャリアプランについてお話をしたいと思います!
UX Strategy Teamとは?
UX Strategy Team(以下、UX Team)は、ユーザーとビジネスを理解し、組織横断的にユーザー体験を考え、全体的な体験設計・UI制作・リサーチをおこなっているチームです。
具体的には、定量・定性を軸にしたプロダクト改善から、リサーチ・UXガイドライン・デザインシステムなど組織やサービスをより良くするためのプロジェクトなど様々な業務に携わっています。
キャリアプランとは?
さて、早速ですが皆さんはキャリアプランを立てた経験がありますか?
プロセスをしっかり踏まなくても将来どんな人になっていたいか、どういう立場でどういった仕事をしていたいかのビジョンは誰にでもあると思います。
キャリアプランとは、中長期的に明確な目標を設定し、逆算していく中でのギャップを埋めながら積んでいくプロセスになります。常に理想を描きつつも自分自身の現状を把握することを怠らず、それらのギャップを埋めるためには、「何を把握し、何を得たいのか」などきちんと目的意識を持つことが、キャリアプランを設計するためには重要で、効果的です。
UX Teamでのキャリアプランとは?
このような取り組みはメンバーの経験はチームの強みになり、結果サービスと共にメンバーも成長できると思っています。
なので、自身のキャリアをしっかり意識しながら経験や成長を描いていくことが重要になります。
UX Teamでは、リサーチ強化・プロジェクト強化・業務効率強化・社内UX啓蒙をおこない、各々が目指す道や将来像に近づけるために経験ができると考えています。
弊チームでもキャリアプランを作成していくにあたり、明確な目的をまず定めました。
キャリアプランは、メンバーそれぞれのキャリア・成長のみを考えることではありません。
メンバーの成長やキャリア構築は結果的に、組織の方向性や全体アサイン、メンバー構成にも影響を与えるため、メンバー・チームの2軸で目的定義をおこないます。
メンバーの目的
- 中長期的な視点における把握
自分のゴールはどこにあって、どういう道を歩むのか、ゴールに突き進んでいくために必要なスキルや価値観が合うかどうかを考えプラン作成します。スペシャリストやマネージャーでも、成長する上で必要な経験や成果は全く異なってくると思います。 - 現状のスキル・マインドレベルの把握
ゴールに向かうためには、現状を把握し理想像を描く必要があります。
理想の自分に必要なスキルやマインドはどのようなものか、それに対して現状足りないスキルやマインドがなにか粒度を細かく把握していきます。自信のあるスキルをより強くしていくのか、足りないスキルをとにかく伸ばしていくべきかなどの判断材料になります。
チームの目的
- 成長ポイントやプロジェクトアサイン計画に活用
メンバーそれぞれのプランから成長ポイントを把握できます。
プランに応じて、1on1を実施しメンバーの現状タスクやプロジェクトを確認した上で、どういったプロジェクトだとメンバーが成長できそうかアサインの参考にもできます。多様な経験をしてもらうことで、偏ったスキルを持ったチームになるのではなく、各スキルに強さを持ちつつバランス合ったチームへシフトされていきます。 - メンバーとの振り返りに活用
キャリアプランをもとに目標設定や振り返りに活用します。振り返りを通じてメンバーのチャレンジやその成果を改善してもらい、メンバーの適性や今後のキャリアを考えることができます。 - 採用計画に活用
プロジェクトを進めていく中で人員強化をさせる決定をするフェーズがあります。その際に、メンバーを成長させて強化するか、強いスキルを持ったメンバーを新たに採用してプロジェクトを成長させるか検討する必要があります。メンバーのキャリアプランをもとに今後成長させたい部分を把握して、採用計画に活用します。
効果的なキャリアプラン作成の流れ
効果的なキャリアプランを作成する上では、以下3つのステップに分かれています。
順を追って説明します。
1.自己分析
まずは自己分析をおこないましょう。
自分自身をしっかり分析して、言語化することで軸を見つけることができます。
ステップごとでそれぞれ1ヶ月以内で進めてみてください。
1-1. 自己分析:価値観
自分自身の過去〜未来を軸に、自分自身の価値観を言語化します。
メンバーはまず、以下質問を参考にしながら価値観のキーワードやエピソードを言語化します。
その上でマネージャーは、質問や疑問点を出して深掘り、メインキーワードをマッピングしましょう。
- 仕事でやりがいや楽しさを感じる部分は?
- 直近1年間で、最も成果を出した案件は?
- リーダーシップはあるか?
- 困難な課題についてどう思うのか?
- 安定的な働き方をしたいか?それらを好むのか?
- リスクがある時、どう行動するのか?
- 給与、業務内容、ワークライフバランス、業務環境、文化など、プライオリティは?
1-2. 自己分析:理想の自分
価値観をしっかり理解した上で「理想の自分」について考えましょう。
将来どういう立場で、どういう人になっていたいか理想を描きます。
- これからどのような業務・職種がやりたいのか?
- どこに専門性を持ちたいのか?
- どのグレード・肩書きを目指しているのか?
- チームの結束力を持たせる役割がしたいのか?
- 目指している年収はいくらなのか?
1-3. 自己分析:力量
「理想の自分」になるために、どのような力量が必要なのかを考えましょう。
ハードスキルとソフトスキルに分けて考えることで効果的な自己分析になります。
- ハードスキル:業務遂行に必要な専門分野なスキル・技術・知識
- ソフトスキル:コミュニケーション・リーダー湿布・チームワーク
以下の質問を参考にして、現状のスキルを得意・成長・未知に分けて把握することで効率的な分析をしていきましょう。
- 自身の強み・弱みは何なのか?
- 次のキャリアに至るまでに足りない部分は何なのか?
- 足りない部分を改善するために必要なスキルは何なのか?
- スキルを伸ばすために必要な環境は何なのか?
1-4. 自己分析:Matrix分析
「価値観」「理想の自身」「力量」から得られたキーワードをMatrix化します。
Step1:順位決め
「好きなこと」「上手にできること」「嫌いなこと」「下手なこと」の軸で順位を決めましょう。
Step2:適性・成長分析
Step1で決めたキーワードをまとめた文章を「趣味」「仕事」「忍耐」「減らす」の4つに分けて分類してみます。
特に「趣味」「忍耐」の軸を「仕事」の軸に移せるか、「仕事」の軸で実際のパフォーマンスと比べて、厳しく判断もしてみましょう。
- 趣味
- 今は趣味だがいずれ仕事に持って行くかを考えるエリア
- 仕事
- ポジティブな部分ですでに成果を上げていたり、専門性をより持つ必要があるエリア
- 忍耐
- 楽しさは感じないが、楽しさを変えるために工夫が必要なエリア
- 減らす
- スキルとして高くない部分で、減らす必要があるエリア。減らすことで、趣味や仕事のエリアが大きくなりパフォーマンスがアップするほか、ストレスを減らすことが可能です。
詳細構成
キャリアプラン
自己分析を通して現状把握を行い、分析結果を踏まえて、短期〜長期戦略を立てましょう。
マネージャーは実践環境・機会を把握しましょう。
計画適合性確認
キャリアプランは、自分の成長ややりたいことだけでなく、職場や業界も含めた広義的なキャリアプランを立てることでよりよいキャリアプランとなります。
計画の適合性を確認するのに「SMART」を活用して立てた目標の適合性をチェックしてみましょう。
- Specific
- 目標の具体性は十分なのか?
- Measurable
- 目標の結果が測定可能か?
- Attainable
- 現実的に達成可能か?
- Relevant
- 企業・サービスの目標に繋がるのか?
- Time-bound
- 目標に適切な期間を設定したのか?
おわりに
キャリアプランは、しっかりと時間を取らないと立てる機会を作ることが難しいです。
この記事からキャリアプランに興味を持ちましたら是非実践してみてください。
弊チームでは、キャリアプランを立てた上で具体的な行動目標を更にOKRに発展させて活用してメンバーのキャリアをマネジメントしています。
ぜひ、この記事がキャリアプランを立てるのに役に立てたら嬉しいかと思います。