“完全未経験”から一人前のフロントエンドエンジニアへ。元エンジニア採用担当が語る成長できる環境のリアル
「未経験からITエンジニアへ」。その響きに心惹かれつつも、「本当に自分にできるんだろうか」「スキルが身につかなかったらどうしよう」と、不安や迷いを抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回お話を伺ったのは、ラクスパートナーズで採用担当を務める神保さん。彼女もまた、不動産営業という異業種から、未経験でフロントエンドエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。
約4年間の開発現場を経験し、現在は採用担当として新たな一歩を踏み出した彼女。自身の経験があるからこそ語れる、未経験からの挑戦のリアル、成長の軌跡、そして今、候補者の皆さんに伝えたい想いとは――。
エンジニアの経験を持つ私だからこそ出来ることを考えた。
インタビュアー: 本日はよろしくお願いします!まずは神保さんのこれまでの経歴と、現在の業務について教えてください。
神保さん: よろしくお願いします!大学を卒業して、最初は賃貸不動産の営業としてキャリアをスタートしました。そこから心機一転、2021年10月に未経験でラクスパートナーズにフロントエンドエンジニアとして入社。2025年の6月までエンジニアとして経験を積んで、7月からはキャリアチェンジ制度を利用して、採用部に異動しました。
インタビュアー: エンジニアから採用担当へ、というのは面白いキャリアですね!どうして採用のお仕事に?
神保さん: 実際にエンジニアとして働いてみて、「未経験からエンジニアを目指すなら、ラクスパートナーズ以上に良い会社はない!」って心から思ったんです。この素晴らしい環境を、今度は私が未来の候補者の方々に伝えていきたい。そう思って、採用の仕事に挑戦することにしました。今はエンジニアの採用担当として、面接や採用説明会などを担当しています。私自身の経験が、誰かの背中を押すきっかけになれば嬉しいですね。
「本当に自分にできるのかな?」――不安を越え、挑戦を決めた日
インタビュアー: もともとは不動産の営業をされていたんですね。そこからエンジニアを目指そうと思ったきっかけは何だったんですか?
神保さん: はい、当時はお客様に物件をご案内していました。その中で、物件の紹介サイトや自社のWebサイトの更新にも少し関わっていたんです。トップページに表示する物件の画像を変えたり、レイアウトを少し工夫するだけで、お客様からの反響がガラッと変わるのがすごく面白くて。それが、Web制作の世界に興味を持った最初のきっかけですね。
インタビュアー: 日常の業務の中に、きっかけがあったんですね。
神保さん: そうなんです。そこからWeb系の職種を色々と調べるうちに、ユーザーが直接触れる部分を作るフロントエンドエンジニアという仕事が、一番自分の興味に合っているなと感じました。
インタビュアー: 数ある企業の中で、ラクスパートナーズを選んだ決め手は何でしたか?
神保さん: 一番は「研修制度の充実度」です。全くの未経験だったので、現場に入って先輩の背中を見て覚える、いわゆるOJT形式ではなく、まずは講師の方から体系的に、直接スキルを学びたいという気持ちが強かったんです。実はITスクールのカウンセリングにも足を運んだんですが、どのスクールよりもラクスパートナーズの研修内容の方がより実践的で密度が濃いと感じました。それに、同じ目標を持つ同期がたくさんいる、というのも大きな安心材料でしたね。
インタビュアー: とはいえ、未経験からの挑戦に不安はありませんでしたか?
神保さん: もちろん、ありましたよ(笑)。勝手なイメージですけど、「エンジニアって理系の人がなるものだ」とか、「大学で専門的に学んでいないと無理なんじゃないか」とか。やってみたい、という気持ちが強かったので迷いはありませんでしたが、「本当に自分にできるのかな?」という不安な気持ちは、入社するまでずっとありましたね。
“分からなかったこと”が“当たり前”に。成長を実感できた日々
インタビュアー: 不安を抱えながらもスタートしたエンジニア人生、入社後の研修はいかがでしたか?
神保さん: 非常に中身の濃い研修でした。 講義を聞いて知識をインプットするだけでなく、学んだことをすぐに実践するアウトプットの時間がたくさん用意されていたのが特徴ですね。研修の後半では、実際のプロジェクトに近い形でチーム開発演習も行いました。
インタビュアー: 同期の方との関わりも多かったですか?
神保さん: はい!アウトプットの時間には、講師の方はもちろん、周りの同期にも「これってどうやるんだっけ?」って気軽に質問できる雰囲気があって。お互いに分からない部分を教えあったり、一緒に悩んだりしながら乗り越えていきました。あの時の仲間がいたから頑張れた、というのは間違いなくありますね。
インタビュアー: 研修を終えて、現場ではどのようなプロジェクトに?
神保さん: 私の場合は、フロントエンド領域を中心にバックエンドの知識も求められるプロジェクトでした。また、お客様の要望を直接ヒアリングして仕様を決めていくような、上流工程を担当する機会も多く、コミュニケーションを取りながら開発を進めていく経験を積むことができました。
インタビュアー: 多くの経験をされた中で、特に「成長したな」と感じた瞬間はどんな時でしたか?
神保さん: ふとした瞬間に感じることが多かったですね。例えば、研修の時には全く理解できなくて、何度も質問していたような技術的な部分を、業務の中でごく自然に、当たり前のように使えるようになっている自分に気づいた時です。「あ、私、ちゃんと成長できているんだ」って、すごく嬉しくなったのを覚えています。
「もっとこうだったら良いのに」がスタートライン。フロントエンドの面白さ
インタビュアー: 神保さんが、Web系の職種の中でもフロントエンドエンジニアを選んだ理由を改めて教えてください。
神保さん: やはり、自分が作ったものがユーザーの目に直接触れる、という点に一番の魅力を感じたからです。自分が設計し、開発したものが、Webサイトやアプリケーションとして形になり、誰かがそれを操作する。他の職種と比べても、「自分の仕事の成果が一番目に見えて分かりやすい」のが面白いなと思いました。
インタビュアー: 実際に経験してみて感じた、フロントエンドの面白さや、逆に大変な部分はどういうところですか?
神保さん: これは面白さでもあり、大変さでもあるのですが、「一度技術を覚えたら、それで終わりじゃない」というところですね。IT業界、特にフロントエンドの領域は技術の進化がとても速くて、常に新しい技術やトレンドが出てくるんです。お客様先のベテランエンジニアの方々も、積極的に勉強会に参加して新しい技術を学んでいる姿を見て、私も刺激を受けました。常に学び続ける姿勢が求められる仕事だと思います。
インタビュアー: なるほど。では、神保さんが思う、フロントエンドエンジニアの適性がある人、この仕事を楽しめる人ってどんな人だと思いますか?
神保さん: そうですね…例えば、普段SNSやWebサービスを使っていて、「ここのボタン、ちょっと使いづらいな」とか、「もっとこうだったら便利なのに」のように、ユーザー目線でつい考えてしまうような人はすごく向いていると思います。あとは、先ほどもお話しした通り、新しい技術がどんどん出てくるので、好奇心旺盛で、常に新しいものにアンテナを張っていられる人は、きっと楽しみながら成長していけるはずです。
元エンジニアの採用担当が見る、「成長できる人」の共通点
インタビュアー: エンジニアとしての経験を経て、今度は採用担当として多くの方とお会いしていると思いますが、神保さんから見て「この人は成長しそうだな」と感じる人にはどんな特徴がありますか?
神保さん: 「やってみたい!と思ってから行動に移すまでのスピードが速い人」ですね。例えば、エンジニアになりたいと思ったら、その日のうちに情報収集を始めたり、次の日にはもう簡単なプログラミングの学習サイトに登録してみたり。勉強を始めてからも、分からないことをそのままにせず、すぐに調べる、誰かに聞く。そういう小さな行動の積み重ねが、成長のスピードに直結すると感じています。誰しも最初は未経験なので、出来なくても、分からなくても全く問題ありません。まずやってみることはとても大切だと感じます。
インタビュアー: 面接や面談の場では、どんなことを大切にされていますか?
神保さん: 私自身が経験したからこそ、未経験から新しい業界に飛び込む時の不安な気持ちは、痛いほど分かります。だからこそ、候補者の方が少しでも気になっていること、疑問に思っていることは、面談や面接の場で全て解消していただきたいと思っています。「こんなこと聞いてもいいのかな?」なんて思わずに、何でも聞いてほしいですね。
インタビュアー: それは心強いですね!
神保さん: 職種ごとに、どういう勉強から始めると良いか、といった具体的なアドバイスもできます。なので、まだエンジニアに興味を持ち始めたばかり、という段階の方も、まずは情報収集のつもりで、気軽に面談にお越しいただけたら嬉しいです。
最後に、未来の仲間に伝えたいこと
インタビュアー: それでは最後に、この記事を読んでくれている、未経験からのエンジニア挑戦を考えている方々へメッセージをお願いします。
神保さん: 新しいことに挑戦する時、不安を感じるのはごく自然なことだと思います。でも、「不安だからやめておこう」と立ち止まってしまったら、そこにあるはずだった可能性まで閉ざしてしまうことになり、すごくもったいないと感じます。
ラクスパートナーズには、研修制度やキャリアサポートなど、未経験からでも安心してエンジニアを目指せる環境が、これ以上ないほど整っています。そして、かつての私のように、あなたの不安な気持ちを理解できる先輩たちがたくさんいます。
私自身も、エンジニアとしての経験を活かしながら、今度はリクルーターとして、皆さんのキャリアチェンジを全力でサポートします!ぜひ、勇気を出して、その一歩を踏み出してみてください。面談でお会いできるのを楽しみにしています!