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今回は、マーケティング最高責任者兼事業開発責任者である、吉田敦彦さんにお話を伺いました。
ポートのサービスに関わるマーケティング施策の責任者として、キャリア領域における見込み客のデータベースづくりではほぼゼロの状態から約半年間で数十万規模の会員獲得を実現。現在はマーケティング施策のみならず、社内の課題解決のため、現在は次なる新規事業の責任者を生み出すための人材育成施策を実行するなど次世代人材の育成にも注力しています。
今回は、マーケティングの本質について、また、吉田さんの視点から、さらに会社が成長していくためにポイントをお伺いしました。
【プロフィール】吉田敦彦(よしだ あつひこ)
1978年生まれ。大手電機メーカーで会計コンサル、戦略系マーケティング会社COO、株式会社ベーシックの取締役・マーケティング事業責任者(ferretシリーズ)を経て、ポート株式会社CMO・事業開発責任者、また一般社団法人フードアレルギージャパン理事・CMOを勤めています。「世の中の大半の問題は、コミュニケーションギャップを埋めれば解決可能」をモットーにしています。
マーケティングの本質は人を理解する力
マーケティングというと、華やかなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。私はマーケティングとは、「人を理解する力」だと考えています。表面的なデータや情報だけではなくて、インサイト(本当の気持ち、状況)を理解することです。
例えば、「キャリアパークの22卒会員登録が増えている。」この事実や数字を見たときに、マーケターは「コロナで先行き不透明になっていて、就活生の一個下の代までもが不安になり、より早期化が進んでいるのではないだろうか?」というプロファイリングができなければなりません。
ポートに入社当時、一緒にやっていたマーケティングメンバーは、ユーザー(学生)の理解が足りないことがありました。当時は新宿の本屋さんの就活コーナーに出向き、置いてある本を読むことはもちろん、就活コーナーのどんなところに、どんな学生がいるかまで徹底的に観察やヒアリングを行いました。本屋には一般的な就活対策本はもちろん、業界や職種を絞ったマニアックな本も置いてあります。そこに立ち寄る学生はどんな人で、何を考えて立ち寄ったのか。また、当社で開催していたイベントを見学したり、面談後の学生にヒアリングなども行い、ユーザー(学生)の状況や気持ちの理解を徹底的に行いました。このように、表面的な数字を見るのではなく、カスタマーの気持ちや状況を理解して、泥臭く日々の0.1の積み重ねをしていくことがマーケティングだと、私は思います。
さらにポートが成長していくために
現在PO(プロダクト オーナー)プログラムが開講されています。
POプログラムとは?
ポートの今後の事業戦略の実行、各人のキャリアアップの実現のため各プロダクトを形にし、会社の成長にコミット出来る人材を多数輩出していくプログラムです。
プロダクトオーナー(PO)とは?
「自らプロダクトを立ち上げ、運営していくことが出来る人材」のこと。
POプログラムでは、全体監修である吉田CMOが、過去個別に行ってきた「実践的」なメンバートレーニングの内容をもとに体系立てたプログラムを通して次なるPOになるためのトレーニングを行っています。
POプログラムとは、自らプロダクトを立ち上げ、運営できる人材育成を目的とした、社内プログラムです。社内の有志メンバーを集い、スタートしました。SEOやgoogle広告から、プロジェクトマネジメント、要件定義について、そして最後は卒業制作として事業企画を立案します。通常業務を行いながらプラスアルファの時間で取り組んでもらうプログラムでしたが、熱量高いメンバーが多く、毎回議論が白熱しています。このような自分の仕事の幅を広げるチャレンジの機会を積極的に取りに行く社員が増えることで、より会社が成長していくと感じています。
そしてさらに組織を伸ばしていくために、情報の非対称性を解消することが大事だと考えています。情報の非対称性とは、双方の情報発信が足りないがゆえに起こる、「コミュニケーションギャップ」だと考えています。隣にいる人と1日何も話さない、何をやっているのかもわからない。自ら話しかけたり、話を聞かなければ、そんな状況になってしまいますよね。そうなると、組織としてナレッジが溜まっていかず、チームとしての相乗効果が起きません。そんなコミュニケーションギャップを解消するために、社員一人ひとりが情報発信を行い、また積極的に情報を受け取ることができれば、より強い組織になることができるのではないか、と考えています。
吉田さんがポートに入社した理由や、ポートの事業成長の背景は採用サイトの記事からお読みいただけます。
採用サイト社員紹介ページ:https://www.theport.jp/recruit/people/atsuhiko/