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出典:【仲間募集中】伝統と革新の融合、2040年を見据えた骨太な組織づくりへ|ポールトゥウィン株式会社|就活・転職活動に役立つキャリア学習サイト
掲載日:2025-04-30
2年前にポールトゥウィンに入社し、現在は執行役員 人事本部 本部長として人事戦略をリード。「Shape the New PTW」という人事方針のもと、2030-2040年代を見据えた取り組みを推進する広瀬の挑戦を追います。
経営に資する人事部門をめざして
当社はグループ売上高1,000億円に向け、挑戦人材を積極的に募集しています。
ちょうど最近、代表の橘がNewsPicksで経営ビジョンについて語る動画が公開されましたが、PTWにご興味をお持ちの方々に向けて、今どのような構想で組織が動いているかについてお話できればと思います。
まず最初に、私のミッションから説明が必要ですね。
人事の仕事は、「ヒトの可能性」について正解に辿り着くまで徹底的に向き合う領域だと考えています。2年前に当社のHRBP部門の立ち上げとハイクラス採用の責任者として入社し、この春より執行役員として様々な難題に取り組むことになりました。
現在、私が所属している人事本部は大きく3つの部門で構成されています。1つ目は教育研修企画や従業員評価、給与、労務管理、組織開発などを担う本社人事部門。2つ目は全国20拠点以上のセンター運営と環境整備を行う拠点人事部門。そして3つ目がハイクラス含む中途、新卒などの採用戦略と実行を担うHRBP部門です。それぞれのセクションには、PTWをよく知る古参の部長から私と同時期に入社した部長まで、キャリアの幅とバランスを生かした3部長制となっています。
私たちは「Shape the New PTW」という人事方針を掲げ、2030-2040年代の労働市況や社会動向を見据えた取り組みを進めています。当社は30年以上の歴史を持つゲームデバッグ事業にとどまらず、ソフトウェアテスト事業やユーザーサポート事業、外国人人材マッチング事業など、事業領域を広げています。さらなる成長のためには、事業間のシナジーを最大化するだけでなく、「今までのやり方では対応できない課題」や「変革が必要な領域」を特定し、組織全体で乗り越えていく必要があります。
たとえば、人の採用や育成に対する考え方、部門の違いを乗り越えるカルチャー、DEIへの取り組みなどがこれに該当します。
ただし私が大切にしているのは、外部から来た人間による「血の改革」ではありません。これまで当社で働いてきた方々の想いや、長年培ってきた企業文化への理解とリスペクトを持ちながら、新しい価値観や方法論を上手くミックスしていきたいと考えています。そのためのコミュニケーションは何でもやる決意ですし、耳の痛い意見を部長から頂戴することもあります。
この1年を振り返ると、様々な施策を実行してきましたが、当社のようにダイナミックにチャレンジし、組織課題が刻々と変化する環境では、まだまだ物足りなさを感じることも多いのが正直なところです。反省が絶えることもなく、日々新しい課題に向き合っています。
新卒採用への挑戦と狙い
元々当社はアルバイトや短期勤務者から人材を輩出してきましたので、年齢や性別・出身など関係なく幅の広いタレントが揃っています。世の中のトレンドや社会的要請の影響を受けるまでもなく、かねてより多様性に寛容な会社でした。
ですがそんな中でも、実は大卒の新卒採用やパラパフォーマー®の「TeamPTW」はここ数年始めた取り組みであり、5,000人組織の中ではまだまだマイノリティです。したがって、経営戦略と各部の成長戦略とDEIをうまく融合させていくのが当面のテーマとなります。
そのうち新卒採用についてですが、当初はごく一部の部署のみで始まったチャレンジでした。ここ数年の取り組みゆえにやり方も確立されていませんから、最初は受入に戸惑う部署の方も多かったように思います。ですが若い世代と向き合い彼らの新鮮な視点や熱意に触れるにつれ、協力の輪が年々広がっていきました。現在は、受入部署の方々をはじめ関わる全員が目の前で起きるリアルな課題感や理想をぶつけながら試行錯誤を繰り返しています。
また、橘の新卒に対する思い入れも強く、彼らの将来に向けて白熱した議論をするたびにより良い育成プランを作らねばとハッとさせられます。
たとえば今まで総合職の人事研修は1ヵ月が基本でしたが、2025年新卒は1年間に延長しました。
BPO業界では異例かもしれませんが、経営陣の想い、受入部署の想い、人事の想いを融合させての思い切ったチャレンジです。その間、役員との合同宿泊研修や6部署以上を行き来するジョブローテーション研修、「PTW塾」なるスタンス研修など幅広く経験を積める機会がありますので、自分のキャリアを自分で考え、自己実現のための経験値を自ら掴みにいくような1年にしてもらいたいと願っています。
「Shape the New PTW」でめざすカルチャーとは
特にカルチャー共創の取り組みについては、各部長によるリーダーシップのおかげで計画通りに施策実行できています。しかし、当社は全国で多拠点展開している企業であるため、まだまだその取り組みが広く浸透・認知されるまでには至っていません。
人事による理想の押し付けではなく、チームの垣根を越えて理想のカルチャー作りのため議論し合う場面を増やしていけたらと考えています。施策の一部をご紹介しますと、一部拠点ではクレド(行動規範)を起点とした独自の取り組みが始まっています。これは現場レベルでの主体的な文化醸成の動きとして挙がったものであり、とても心強いアイデアです。
さらに、上位管理職の意識改革とリスキリング、もっと言えばマネジメントに悩む管理職を孤立させないキャリア開発の機会も重要だと捉えており、部長以上を対象としたエグゼクティブ向け施策も検討しているところです。
数を挙げればキリがないですが、様々な施策を検討中です。今までは良いアイデアを実現したとしても全体感や主旨が分かりにくかったと聞きます。
私たちが目指しているのは、カルチャー共創の旗のもと、全従業員が近い価値観とビジョンを共有しながら、それぞれの持ち場で最大限の力を発揮できる組織づくりです。まだ道半ばではありますが、各所での小さな変化の兆しを感じており、これを大きなうねりへと育てていきたいと考えています。
「次の30年」を見据えた持続的成長組織へ
当社はこれまで30年以上にわたってビジネスを展開してきましたが、そこでお伝えしたい情報があります。企業が30年続く確率は5,000社に1社(※出典により諸説ありますが、低確率なのは事実です)という非常に厳しい数字です。これはPTWに属した諸先輩方がいかに厳しい環境の中で、持続的な成長を実現してきたかを示す証でもあります。
しかし、日本の将来を見渡すと、私たちの前には大きな課題が横たわっています。出生数の過去最少記録の更新、深刻化する労働力不足、1人当たりGDPの後退など、暗い話題には事欠きません。このような環境下で、私たちがさらに「次の30年」も持続的な成長を続けていくためには、従来のやり方を踏襲するだけでは不十分です。変化しないといけないことも多いでしょう。
この先私たちが目指すのは、働く従業員を含め骨太の組織に転換していく必要があります。
そのための旗を経営陣とともに振り、長く当社を支えてくれたエキスパートから新しい価値観を持つ外部人材まで幅広く、多様な力を結集して未来を切り拓いていくつもりです。
経営陣のビジョンや人事方針は揃い、戦う準備は整いましたが、まだまだ仲間が必要です。
ここまでの話をまとめると、創立から30年を超える伝統と歴史を持つ老舗企業でありながら、経営陣の思想はベンチャーチックで、変化と挑戦を掲げて歩みを進めています。ということは、当社を「5,000人組織の安定企業」と捉えるよりも、「1万人もしくはそれ以上の組織を目指すベンチャー企業」と考えていただいた方が良いかもしれません。
たとえば、以下のようなキャリアパスをご希望の方は変化を期す当社においてチャンスに溢れており、ぜひお会いしたいと考えます。
・起業家スピリットを持っており、将来的なグループ内起業を夢見ている
・業界経験があり、革新的なアイデアで従来業務を大きく飛躍させる自信がある
・事業に限らず、先進的な取り組みを社内でリードしたいと願っている
・経営陣の思想に共感し、役員直下で組織拡大に寄与したいと考えている
既存の制度や環境も、働く皆さまの価値観の進化と会社の成長に応じて都度アップデートしていく所存です。もしこれからのPTWにご興味をお持ちいただけましたら、ぜひご一緒できると幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!