◇ ご好評いただいている社員インタビュー!◇
今回紹介するのは、テクノロジーサービス部 AI開発チーム リーダーである菊池光貴さん。大学時代に独学で間取り図を自動で分類するAIを開発した菊池さんが、なぜフォトラクションのAIエンジニアになったのか、就職までの道のりや今後の目標について話を伺いました。
IT初心者が飛び込んだAIの世界
これまでのキャリアを教えてください
大学は建築学科に通っていました。
高校生の頃、文化祭で行った演劇のセット作りでみんなに喜んでもらえたことが嬉しくて、建築学科を選びました。しかし、いざ大学に入学して勉強しているうちにこのまま建設業界で働くか悩みはじめ、将来を一度見つめ直そうと休学をしました。そして自分の将来を見つめ直した結果、近未来的な技術で建設業界を変えていきたいと思い至りました。
私のなかで近未来といえば一番にAIを思い浮かべたので、まずは独学でAIの勉強を始めようと決心。しかし、当時は全くプログラミングに関する知識はなく、一から勉強を始めました。プログラミングに対して約半年ほど勉強を重ねた後に、AIについて本格的に勉強を始め、3ヶ月くらいして自作の間取り図を自動で分類するAIを約90%以上の精度で実現しました。
フォトラクションに入社した理由を教えてください
就職活動は、建設ITでかつAIの開発ができる会社を探しており、当時ちょうどAIの開発メンバーを募集していたフォトラクションに応募しました。当時はまったくIT業界について知らなかったので、フォトラクションの面接時にソースコードを紙に30枚印刷して持って行ってしまいました。その時面接をしてくれたのが代表の中島さんで、とてもびっくりしていましたね。しかし、私のつくった間取り図を自動で分類するAIを見ると、その場で「来週から来られる?」と内定をいただきました。私自身も中島さんの目指す「建物をボタン一つで建てられる世界にする」という想いに感銘を受け、フォトラクションに入社しました。
最初はインターンとしてAI開発に携わり、大学卒業後に本採用に至りました。入社後、中島さんに内定を出した理由を聞いたところ、「ソースコードを印刷してくるような変な人だったから採用した」と言っていました(笑)
一人で仕事をする楽しさから、チームで仕事をすることの喜びへ
AIエンジニアの仕事について具体的にどのような業務をしていますか
入社当初はすべて自分一人で開発しなければいけなかったので、フォトラクションで開発している建設業特化AIクラウド「aoz cloud(アオズクラウド)」に関わるすべての案件を担当していました。例えば、部屋の面積の自動計算、配筋検査の際のリストの自動化や表とデータベースを紐づけする仕組みづくり等を開発してきました。
最近は自分が担当していた業務をチームメンバーに割り振り、AI開発チーム全体のマネジメントを行っています。今はチームリーダーとして、メンバーのモチベーションをあげるために、みんなの意見を聞き働きやすい環境づくりをするように心掛けていますね。またメンバーに対して、なぜこの開発を行うのかという目的などの前提条件を明確にアウトプットするようにしています。
正直、自分にマネジメントは向いてないと思いますが、今のメンバーや「aoz cloud」が大好きだからできていますね。
aozメンバーはみんな仲良し!
常にメンバーも自分自身も成長できる組織は、自分を高められる場所
フォトラクションで働いていて良いところはなんですか
スタートアップなだけあって、色々な体験ができるところですね。
入社当初は自分一人でAIの開発をしていたので、プログラミングスキルの向上を感じられました。ほかにはクライアント様の前に立ってAIの説明をさせていただきました。その際、AIのことをよく知らない方への説明の仕方も学ぶことができました。例えば、細かい説明をせず大枠を伝えることやクライアント様はAIの知識がないことを前提として説明するなど、相手に1回で伝わる伝え方を鍛えられましたね。また、マネジメント業務を通してリーダーとしての責任感も芽生えてきました。自分も周りのメンバーも一緒に成長できる環境なので、フォトラクションは自分を高められる場所だと思います。
今後どのようなAIエンジニアを目指していきたいですか
2020年6月3日にリリースされた、建設業特化AI(「aoz cloud」)を活用した建設BPOサービス「Photoruction Eye」の開発など、建設業界をさらにスマートにしていけるようなサービスを提供していきたいと思っています。
また、個人的には建設業特化AIで技術的革命を起こしたいです。建設において次世代が変わるような手助けがしたいです。私の祖父がよく言っていたのが「男は金を残すか名を残すか」という言葉で、その言葉通り私は建設業特化AIで技術的革命を起こして名を残したいと思っています。
日々常に建設業界の未来やAIのことを考えています
フォトラクションへの応募を検討している方にメッセージをお願いします
個人的な見解ではありますが、これからのAIエンジニアは各産業に対して専門的なAIの開発を行う動きが日に日に強まると思います。建設産業は規模も大きく、とてもやりがいのある産業だと私は感じています。ただ、建設業界に関するAIの開発は専門的な知識が必要です。しかし、弊社には多くの建築の知識を持った仲間がいます。その仲間と一緒に知識を共有し合って、建設業界の支えになるAIを一緒に開発してくれるメンバーになってくれる人を全力で探しています。