転職・採用の選択肢を広げ、新しい可能性を—人材マーケットで急成長の領域、ダイレクトソーシング事業に携わる魅力とは
パーソルキャリアが保有する人材データベースを活用し、企業・個人に新たな採用・転職体験を提供しているのが、ダイレクトソーシング事業部です。
主なサービスである『doda Recruiters』は2016年のスタート以来、飛躍的に拡大を続けており、データベースの登録者は約226万人(※2021年8月末時点の累計スカウト会員登録者数)と国内最大級。成長マーケットにおいて確かな存在感を示している事業ですが、はたらく人たちはどんな想いで取り組んでいるのでしょうか。同組織でマネージャーを務める金澤万梨香・山根智子の2名に、ダイレクトソーシングに携わる醍醐味を聞きました。
企業も求職者も、私たちも。すべての人が幸せになれる姿を目指して
—— まずは、2人がパーソルキャリアではたらく理由を教えてください。
金澤:私は2006年に新卒で当時のインテリジェンス(現:パーソルキャリア)に入社しました。人材紹介事業のキャリアアドバイザー、法人営業を経験した後、人事として中途採用を担当。産育休明けの2020年からダイレクトソーシング事業に携わっています。
入社以来、様々な役割を経験し、私自身のライフステージも変化しましたが、それでも当社ではたらき続けるのは、「顧客志向」を貫く会社の姿勢がぶれないところ。企業と求職者のどちらか一方ではなく、どちらも私たちの大切なお客様としてしっかりと向き合っているスタンスに共感しています。
山根:私は2020年の中途入社。大学在学中に起業したことがあり、業務委託やベンチャー企業でのエンジニア・企画職、マネジメントも経験してきました。現在はダイレクトソーシングサービスの体験価値向上を担うプロダクト企画と、カスタマーサクセス起点での事業コミットをミッションとするCS企画を兼任しています。そんな私がパーソルキャリアを選んだ理由は、金澤さんも言うように、徹底した顧客志向で人材事業を展開していること。将来私の子どもたちが大きくなったときに、自分の仕事について胸を張って伝えられる会社だと感じたからです。
また、転職以前から徐々にマネジメントを担う中で、お客様だけでなく事業に携わる人たちのことも幸せにしたい想いが強くなっていました。そのため、お客様もはたらく人も、関わるすべての人がハッピーになることを大前提にしている会社だと思ったことも、パーソルキャリアを選んだ理由ですね。
—— パーソルキャリアの中でもダイレクトソーシング事業に携わる意義をどう感じていますか。
金澤:ビジネスとして事業を成長させていくことで、社会課題の解決に貢献できることですね。今、日本の労働人口は減少を続けており、何も手を打たなければ危機的状況に陥ってしまいます。一方で、「人を採用したい」「はたらきたい」という意欲はあるのに、既存の手段だけでは採用が充足しない企業、転職に苦戦してしまう個人がいるのも事実です。
ダイレクトソーシングは、人材紹介や求人メディアとは異なり、「企業が人材データベースから自社に合う人材を探し、直接アプローチする」というこれまでになかった手法のサービス。私たちの手でこの事業を拡大することは、採用・転職の可能性を広げ、日本でいきいきとはたらく人を増やすことにもダイレクトに繋がると思っています。
山根:実は、私のパーソルキャリアへの転職は、ダイレクトソーシングでスカウトが届いたことがきっかけ。私自身もダイレクトソーシングで自分のキャリアの可能性が拓けた当事者の一人なんです。
私は長い間「転職回数が多い×女性×子あり」という自らの属性を不利に感じてきました。でも、ダイレクトソーシングのサービスが世の中で現れ始めてから、私のキャリアに興味を持ってくれる企業が増えたことを肌で感じています。私のように、自らの魅力が正しく伝わらず苦労していた企業・個人は他にもたくさんいるはず。その人たちの可能性を広げていける事業だと捉えて取り組んでいますね。
人とプロダクト双方の力を掛け合わせ、顧客体験を磨き続ける
—— 事業・サービスを大きく成長させていくために、みなさんはどのようなテーマに取り組んでいるのですか。
金澤:各論の施策は多岐にわたりますが、今私たちが一体となって取り組んでいるテーマは、「最高の顧客体験を届け、サービスを使い続けてもらえる企業を増やすこと」です。多種多様な企業がダイレクトソーシングに価値を感じてもらうことは、結果的に幅広い個人がスカウトされる世の中へとつながっていきます。
しかし、それを実現するには単にサービスを提供するだけではいけない。ダイレクトソーシングは、企業が直接求職者にアプローチする手法だからこそ、既存の採用手法よりも採用担当者に負荷がかかります。採用実務に精通した専任の担当者であればまだしも、中小企業であれば社長が事業運営の傍らに人材を探すという場合も。持続的に使っていただくにはいかに採用工数を最小限にするかも大切な観点です。
そこで、私たちが企業の採用活動に伴走して困りごとを解消することや、「どうしたら効率よく、質高く採用ができるか」といったノウハウの提供をしていく「クライアントサクセス」を重視しています。
山根:人の伴走に加えて、プロダクトを改良し磨き続けること。人とプロダクトの力でサービスを進化させていくことも大切にしていますね。例えば、初めて利用するお客様でも操作に困らないようにUI/UXを最適化したり、AIがその求人にぴったりの人をレコメンドしたりするようなプロダクトの進化も必要。テクノロジーやデータを起点に体験価値を高めていくことにも全力で取り組んでいます。
また、私個人としてはソリューションサービスの価値を高めたいとも思っていますね。そもそも従来のソリューションサービスは、多少使い勝手に粗さがあっても、最終的にその顧客が抱えている課題の解決ができればそれで良しとされてきたところもあったように思います。
でも、私たちのサービスが、お客様にとって自律的に使い続けたいものとなり、世の中のインフラになるには、単に課題解決ができるレベルではなく、「ストレスなく課題解決ができる」ところまでプロダクトを進化させないといけない。こうした挑戦ができるのは、マーケットがまだまだ成長途上の今だからこそです。
のびしろが大きなマーケットだからこそ、チャレンジ次第でどこまでも
—— 山根さんが言うように、ダイレクトソーシングはマーケット自体がまだ誕生して間もない成長市場です。新しい環境に身を置いているからこその醍醐味は感じますか。
金澤:のびしろがまだまだあるからこそ、自分たちの頑張り次第で事業もマーケットも拡大していく手応えを感じやすいところですね。また、これは難しさでもあり楽しさでもあるのですが、企業に主体的に動いていただく必要があるからこそ、ダイレクトソーシングを活用した採用によってお客様自身の採用力が磨かれるのも面白みの一つ。はじめは採用に不慣れだったお客様がみるみると上手になっていく様子や、お客様が採用を楽しんでいる姿を隣で見守るような関わり方は、ダイレクトソーシングならではだと感じます。
山根:フラットな採用・転職を実現しやすいところもダイレクトソーシングの魅力だと思うんです。データベースの中からスカウトをするという仕組みの上では、企業規模も知名度も関係なく平等だし、企業からのアプローチだからこそ個人も対等な関係性で選考に臨みやすい。人材市場にフラットでフェアな世界観を広めていくのは、大きなやりがいのひとつだと思います。
—— 急拡大を続ける事業でマネージャーを務めている2人は、育児に奮闘中でもありますよね。プライベートでも目まぐるしい毎日を過ごしていると思いますが、それでもこの事業に向き合い続けられるのはなぜですか。
山根:もちろん、忙しいのは忙しいんですよ。でも、前職のベンチャー企業でも急拡大フェーズを経験している私からすると、一人で背負いすぎなくても良い安心感がパーソルキャリアにはあります。会社として制度や体制が整っていることもさすがだと思いました。
でも、だからといって守りに入ることなくチャレンジもさせてくれる。私は異業種からの転職ですし、入社して初めて担う役割も多いのですが、「やりたい」「やるべき」と思ったことを誰かに止められたことはないですね。しかも、それは単に会社が個人に丸投げをしているのではなく、取り組んだことをきちんと見て評価してくれる。だからモチベーション高く向き合い続けられる気がします。
金澤:15年近く在籍している私からすると、パーソルキャリア自体の働きやすさが向上しているのも前提にあると思います。育児中の社員はもちろん、一人ひとりの事情を尊重しながら仕事で活躍できるような仕組みが整いつつあることも、今の私が働き続けられる理由の一つです。
また、ダイレクトソーシング事業には成長志向が強いメンバーが集っていることも、私の刺激になっています。子どもがいても家事や育児で忙しくても、キャリアを犠牲にするのではなく、まだまだトライしていきたい。そんな人たちが近くにいるからこそ、仕事への情熱を失わずにいられるのかもしれません。
採用・転職の選択肢として真っ先に思い浮かべられるサービスに育てていきたい
—— 最後に、お二人がダイレクトソーシング事業の一員として実現したいことを教えてください。
金澤:ダイレクトソーシングのマーケットでNo.1となり、市場そのものを牽引するような役目をみんなで担っていきたいですね。マーケットリーダーとして、どんな企業でも自社にぴったりの個人に出会え、よりたくさんの人に自分の輝ける仕事を届けられる未来を実現するのが目標です。
もちろんそれは究極の理想形で、この姿に到達するには企業や求職者が抱える一つひとつの困りごとに地道に向き合っていく必要がありますし、まだ長い道のりが待っているでしょう。でも私は、この事業の価値を高め発展させていくことが、日本が抱える労働人口減少という社会課題につながることだと信じています。
山根:現在のダイレクトソーシングを利用される企業は、「他の手段で採用できなかったから、これも利用してみたい」「採用を加速させるために新たな手段も追加したい」といった、第二・第三の手段として検討されるケースが多いです。私は、これに加えて、「こんなときはダイレクトソーシングが最適だよね」と第一想起してくれるお客様も増やしていきたいです。
ダイレクトソーシングは、使い方次第でマーケットに眠るポテンシャル人材との出会いをつくる機会にもなりえるもの。その意味で、企業や個人が自分たちの可能性を広げる出会いを求めているときに使ってもらえるサービスにしていきたいです。