【職種紹介】RPAコンサルタントってどんな仕事？

Wantedlyをご覧の皆さん、こんにちは！ペネトレイター採用担当です。

― 突然ですが、皆さんは「RPAコンサルタント」という職種をご存じでしょうか？

「コンサルタントはわかるが、RPAとは？」という方も多いと思います。RPAとはデジタル技術を用いた業務の自動化のことです。

今日はペネトレイターの事業としても展開している「RPA」、その従事者である「RPAコンサルタント」がどういった仕事をしているのかを紹介していきます！

そもそもRPAって？

RPA（ロボティック・プロセス・オートメーション）とは、コンピューターで行う様々な業務を自動化できるソフトウェアロボット技術のことです。

従来は指示通りに動く単純なものでしたが、現在はAI技術との組み合わせにより、システムによる自動処理ができる他、自社専用にカスタマイズも可能。そんな進化から、RPAは「仮想知的労働者（Digital Labor）」と呼ばれることもあります。

アメリカでの市場調査によると、RPAの市場規模は2022年23億ドルから、2030年までに308億5,000万ドルにまで達すると予想されており、まさに世界が注目する技術です。

特に日本は少子高齢化によって労働人口の減少が深刻な問題となっています。RPAはその解決の糸口として捉えられており、RPAを活用した業務改革に取り組む企業は年々増えています。

■ RPA導入事例①：三井住友銀行

三井住友銀行は、紙帳票のデータ化をRPAで実施。結果、従来300万時間かかる業務の自動化に成功し、1500人分の余力を捻出したとされています。

■ RPA導入事例②：三菱UFJフィナンシャルグループ

三菱UFJフィナンシャルグループは、約20業務で合計2万時間の作業をRPAで自動化。結果、専門業務に従事する社員の仕事量を60〜70%削減することに成功しています。

■ RPA導入事例③：新潟県長岡市

新潟県長岡市は、庁内の7課18業務で行われている事務作業をRPAで自動化。年間4,136時間の労働時間の削減に成功しています。

RPAコンサルタントの仕事とは？

RPAコンサルタントは、クライアントの「業務効率化」「コスト削減」「人的リソース確保」を目指し、RPAに関する様々な支援を行う職種です。

仕事内容はクライアントの業務把握から始まり、課題抽出、戦略策定、開発・導入・運用支援、導入後の効果検証、ツール保守に至るまで、クライアントごとに異なる課題に対応します。この多様性がRPAコンサルタントの大きな特徴であり、定型業務が少ないのも魅力の一つです。

この職種は、課題解決能力をはじめ、応用力・柔軟性、幅広いITリテラシーを備えていることから「DX人材」として呼ばれ、非常に高い需要があります。現在、採用市場におけるDX人材の需要は極めて高く、各企業で取り合いの状態となっています。

特に業務プロセスの自動化を通じてクライアントの事業成長に直接貢献する点は、大きなやりがいとなります。また、さまざまな業界やビジネスモデルと関わる機会が多く、幅広い知識と経験を獲得できます。技術的なスキルだけでなく、ビジネス戦略やコミュニケーション能力も磨かれるため、個人の成長にもつながります。

さらに、RPA分野の成長に伴い、専門性を高めることでキャリアアップの道が広がります。業界のリーダーとしての地位を築き、専門家としての評価も高まる可能性があります。このようにRPAコンサルタントは、知識を深め、多様な経験を積むことで、業界の変化に柔軟に対応し、長期的なキャリアを築くことができる魅力的な職種です。